月食とホロスコープ

今日1月31日は月蝕が起こる日である。しかも今回の月蝕は特にめずらしい現象であるらしく、一ヶ月に二回満月があること、赤い色をしていること、そして大きく見えるという3つの要素がある月蝕らしい。

ちなみにインド占星術のホロスコープの惑星の動きを見ると月はかに座に位置しているようだ。

蟹座の守護星はほかならぬ月であるので、今回の月蝕はひときわ力が強まりそうな気がする。

蟹座と月は共に母性、感受性、神秘、女性性、精神などを司るのでそのあたりにおおいに影響がありそうである。

ちなみに私、個人のホロスコープではかに座が2室であり、2室は金銭などの取得などに関る部屋であるとのこと。

さらにこのハウスに影響を及ぼしそうなのがやぎ座8室がアスペクトという現象で力を与えていることである。

現在の8室は太陽、金星、水星、ケートゥという3つの天体と1つの架空の天体が位置していて大変にぎわっている。

太陽は自我とかプライド、金星は美、愛、水星は知性、そしてケートゥは内省とか内面的に働く力を表している。

蟹座の月蝕は自分の今の考え方や美意識、知的な学び、内面的な価値観に何か強く影響してきそうな気がする。

しかし8室はやぎ座で忍耐や努力の星座のため、変化には何らかの痛みも伴うのかもしれないと思うのである。

ただそれを乗り越えれば、取得や収入で表される2室の象意のように、何か自分のためになる力や気づきをもらえそうな気もする。

 

 

 

超思い込み力

今日、年末に向けて部屋の掃除をしていたら、以前、気になってメモした紙が出てきた。

それはアルメニア生まれの神秘主義者、ギオルゲイ、グルジェフの「超人」についてである。

グルジェフは人の性格を分類したエニアグラムの創始者として知られているが、彼は未来を予言する占い師と言うよりは、もっと現実で役に立つような教えをたくさん残している。

まず、彼の言う超人とは努力を限界まですることによって、何か計り知れないエネルギー源と繋がることができ、本当の能力を発揮できた人間のことらしい。

例えば、40キロ雪の中を歩いて家の帰った後、さらにまた休まず4キロ歩くということを彼は例に挙げている。

先ほど、実践的な教えが多いと書いたが、ここまで見ると通常の人にはまず無理なようにお思える。それはその通りである。

しかし、重要なことは実際にその行動そのものというよりも、それをしようという「強い思い込みの力」ではないかと私は思う。

よく引き寄せの法則という言葉があるが、これは人間が強く願うことにより、実際に似たようなエネルギーが引き寄せられ、物事が叶いやすくなるというものだ。

しかし、人間の深い無意識には「やっても無駄だ」とか、「失敗する」「怖い」などが気付かないうちに蓄積されてしまっていることが、多い。

こうなるとこちらの思念の方が強いため、望まないことを引き寄せることになってしまうのだ。

グルジェフの本当の考えについては知るよしもないが、彼は実際にそれが人間に可能だというよりも、何かを叶えるにはそれ相応のパワーのある行動や強い暗示力が必要であるということも言いたかったのではないだろうか。

グルジェフの超努力はとてもできないが、ふつうの人間である我々にも引き寄せの法則の活用法のように「超思い込み」をすることは可能なのではないだろうか。