小商人の覚悟

小商いは自分のライフワークみたいなものです。でも、あまり深く考えているわけではないのです。ですから皆さんに特に薦めることはしません。自分は昔から小商いというか、自分で何か作ったものを売りたかっただけなのです。

自分でやるのは面白いのですが、大変な事も多いです。あたりまえですね。世の中が自分の生まれ育った昭和の時代とは様変わりしてしまいました。平成は来年で、次の年号に変わります。新しい時代に、どんなことがやって来るかを想像すると楽しみな半面、不安ばかりです。

あたりまえになった常識が、まだ腑に落ちないという感じありませんか。例えばスマホ。電車でも歩いていても、子どもを自転車に載せていても皆やっています。危ないと感じても皆やっている現実が不思議です。他にも色々ありますがきりがないのでやめておきます。

歳を重ねて、老いたことも差し引いても何かが変だと感じています。そのなかで新しい時代を迎えて行くのですから、色んな情報があふれている時代に何を選択して何を捨てて行くかが大切だと感じます。「あきらめる」ということも悪い意味でなく必要な時代になるのかもしれません。

小商いの核になるのは、自分の心の指針です。商品やサービス、技術はもちろん重要です。でもそれを変えていくことも考える必要があるかもしれません。今までの常識は常識でなく、それに代わるものも短期で次にでてくるものに取って変わられる。そのスピードが速い。段階を踏んで進むのではなく飛び越して進んでしまうのです。

今まで必要だと教えられてきたことが、明日から書きかえられてしまっているということが平気で、あちこちで起きています。人が中心の世界が崩れ始めているのかもしれません。変えても対応できることと、どうしても変えられぬことがあります。小商人は、それを抱えて生き抜く時代になると覚悟をしようと思います。

 

 

見事な撤収です

府中の大国魂神社の例大祭も5/6でおわり、何となく気の抜けた感じの街を歩くといつも感心することがあります。境内で露店を出されていた方々の撤収の速さと、その場所がきれいに清掃されていることです。

この例大祭は大きなお祭りですので境内には色々な露天商の方々がズラリと参道に並び、その内側にも露天商や小屋掛けなどの出し物も、ところ狭しと並ぶ、今ではめずらしい日本の祭りの風景なのです。メインとなる5/3・4・5は人ごみであふれます。なのに5/6の午後には見事に撤収しています。

もちろん露店の方の屋台はパイプの組み立て式でそれに店の商品が描かれた鮮やかな布とシートで出来あがっています。見ているとそこに軽ワゴンから商品を手際よくおろし並べて仕込みが始まるという風です。このようなタイプのお店は世界各地であるのでしょうが、始まりから引き上げまでのシステムというのは見事なものだといつも感心しています。それにゴミも残さずキレイなのは素晴らしい。

昔ながらのしくみも良いものですね。今の時代はネットで何でも買うことができます。アマゾン、楽天、ヤフーオークション、メルカリ等々で個人対個人の取引もできる時代です。それでも露店、屋台、フリーマーケット、市場などに魅かれるのは自分が昭和すぎるのでしょうか。

人が思わず誘われるのは雰囲気なのでしょうか、それともニオイ、香り、音、味、さわり心地、雑踏等、何なのでしょうか。便利さだけで割り切れないものが人にはあるのではないでしょうか。単なるノスタルジィーではなく、そこに小商いが入り込み生き伸びて行く為の何かがある気がします。

最近ではB級グルメとかご当地物産展とかが相当の人を集客することに成功しています。これからは副業、Wワーク、フリーランスなどの働き方が全国で増えることになりますから、町ごとに特色のある生き方の小商いがたくさん出来てくればいいと思います。そして安全な国、地方なら観光客も喜んでくれると思います。地方が活性化すれば高齢者の役割も女性の役割も、より大切になります。特色ある小商いを奨励する政策を積極的に考えるべきだと思っています。

 

 

 

 

これからの小商い

この間テレビを見ていたら掃除屋さんのことを取り上げた番組でした。一社は何人かでレバニラ炒めの人気店の清掃を営業時間の終了から始まるまでに終わらせる業者さんでした。お店は中華系ですから油よごれが大変な事になっていましたが約束の時間内で見事にキレイになっていました。

もう一社はひとりで浴槽の清掃をするのですが、個人宅の夜の時間に依頼されるのを得意とする業者さんでしたが、これも見ごとでした。行く前にユニホームや靴下を着替え、身だしなみに気をつけ、夜ですから音のしないように仕事をしていました。2社とも大きなチェーン店とかでなく小商い(いいイメージでそう言わせて下さい)ですが素晴らしいと思いました。勉強になりました。

これからの時代は働き改革というのが政策として広まる時代です。起業、副業、Wワーク、定年の延長、高齢者の雇用、人生100年とかが話題になっています。政府も大企業も都合のいい政策なのでしょう。嫌でも広まると思います。ですから、働く側もどこかに所属することばかりではなく、自分で副業やWワークとして小商いを考えて行きましょう。

先の業者は清掃でしたが、特徴的なのはお客様のニーズを絞っていることです。ひとつは営業時間後から開始までの間のお店、それも油汚れのような作業。もうひとつは夜の個人と浴そうの清掃というニーズでした。こういうニーズを見つけ出すのが我々、小商いをしているものにとっての醍醐味なのです。

ひとり、ふたりでやれるニーズはたくさんあります。例えばパソコンに詳しい方なら高齢者に絞った出張のサービスとか、それもわかりやすくやるアイテムを説明して価格と時間帯を考えれば僕も呼びたい。清掃も換気扇専門とか、配達なども、不動産屋さん専門の何かもできそうですし、色々とありそうです。エリアごとにそんな小商いをしている人を紹介できるプラットホームも良いかもしれません。

小商いをするのはプロです。パート、アルバイトとは違い専門をもったプロなのです。副業、Wワークとはいってもプロとしてやる方が小商いをするべきなのです。つまり、サービスも身元もキチッとしていなければ、お金は貰えません。そんな時代が当たり前になってくる気がします。

小商いのアンテナ

 「何か儲かる商売はありませんかね」などと聞かれることがよくあります。もちろん本気ではなく挨拶代りなのでしょう。大阪の「儲かりまっか、ぼちぼちですわ」と同じことなのだろう。商人どうしの情報収集といったところなのでしょう。 

 これから何が来てどうなるかを予測するのは人技ではない。でも商人はいつでもアンテナだけは張り巡らせておかないと、いざチャンスが来た時に対応ができません。今から確実にくるのが決まっていることを整理してみましょう。2018年秋、築地の豊洲移転。20192月新元号発表、5月新天皇の即位、10月消費税10%に変更。20207月東京オリンピック。この間に北朝鮮の動向の変化、何度かの国内での選挙による政治情勢とかがからみます。

 東京オリンピック以後はカジノのこと、万博、働き方などと興味のアンテナは、どんどんと忙しくなります。その間に自分の年齢が増えることも忘れられない要素です。今でさえ大変なのに23年の間にAIだIoTだと格段に加速度的に進みそうです。どうしようと思います。

 自分が思う想像よりも早く世の中は進んでしまっています。怖いのは何がなんだか解らないうちに法律が決まり、ひとつの方向に流れ出してしまうことです。日本はこれで過去に色々と失敗しています。個人の力ではどうにもならなくなります。歴史からの教訓です。遅れてでも立ち止まって考え直すことが大切なのです。

 すべてが大国や大企業や大富豪、大政治家、ノーベル賞をめざさなくてもいいのです。特別な国、小商人、小金持ち、地域のリーダー、身近な発明でも素晴らしいと思います。要は自分の幸せの感じ方が、なにを選ぶのが最適なことなのかです。僕は小商人の道を選びました。でも、近ごろ儲かってますかと聞かれたら、さっぱりですわ。ではなくボチボチですねと位には答えるようにはなりたいもんですね。

 

 

観光スポットの調査が面白かった

今日、新聞に外国人が閲覧した観光スポットというのが出ていました。(ぐるなび昨年度調査より)その中で飲食店、百貨店などを除いた観光スポットのトップ10は1位アメ横商店街、2位かっぱ橋道具街、3位新宿ゴールデン街、4位谷中、5位渋谷キャットストリート、5位根津神社と続く。ディズニーシーや上野公園より上位なのです。ここに小商いのヒントがある気がします。

外国人も日本人も大企業や国などから押し付けられるような観光スポットより、庶民が自然発生的に商いをしている街に興味をもっているということなのだと思います。生活感や暮らしと直結したような街を望んでいるのです。どの国に行ってもチェーン展開しているところは安心だが、面白いのはそこの国の、街の息吹が感じられ商店街なのだと思います。

つまり小商いをしている我々にも、まだまだチャンスはあるということなのです。ただこれは自分だけでやるより行政や地域が口をださず、金をだすという形で商店街とそこで商いをしたいと望む、小商人(学生、起業、副業、外国人留学生なども含む)を募集して活性化させると新しい街づくりができると思いませんか。

幸い日本は他の国々と比較すると安全です。田舎の町でもそれなりのインフラは整備されています。宗教に関しても穏やかです。ダメな事だけ行政や地域で示し決めればいいのです。後は任せればいい。宣伝も広告も任せればいい。それだけで日本は面白くなると思います。

自分の住む町は歴史のある神社とお祭りがあります。自分はこの街が大好きです。ただ古くからある街は有力な地主さんがいます。その方たちが商売を主体に生活されていればチャンスがあります。そうでない場合はマンションやショッピングモールができます。便利なのですが、少々面白みにかけます。どこにでもあるチェーン店ばかりになりました。でもこれから先はわかりません。新しい人達の時代なんですから。歳を取り過ぎましたが英会話ぐらいは勉強したいなと老小商人は考えています。

 

 

 

やらないと後悔するぞ

 学生の頃に考えていた小商いは今成立するだろうか? もう40年も前の昭和の話になる。独立志向の学生だったので毎日バイトをしながら何をしようか考えていた。最初はテントのクリーニングを始めようかと思っていました。車と簡単な道具をそろえれば出来そうに見えました。学生の単純な発想です。お店の入り口にテントで社名看板を出すのが増えていたので考えたアイデアでした。クリーニング全般だとダスキンやサニークリンなどがありましたので、専門を絞ろうと考えました。もうひとつは換気扇でした。二つとも半年ぐらい考えている間に先を越されてしまいました。同じような事を考えている人はいるものですね。しかも、ずっとしっかりとした計画でした。その時は学生で資金もバイトで貯めたものが少々ありましたが、商売の経験も、人脈もないないづくしで、やる気だけはあるがどうしていいのか解らずあきらめることとなりました。バブルより前の話ですから頑張っていれば、少しは成立したかもしれませんね。

今、テントや換気扇に絞ったクリーニングは難しいですね。昔と違い価格競争も激しいし、個人店舗も減少してしまいました。時代はどんどん変わります。それにマッチするのは大変です。でもまだクリーニング関連のビジネスはアイデアとして考えたりします。もちろん頭のなかでのことです。未練があるわけでもないのになぜでしょうか。よほど学生時代にやろうとして実践できなかったことと、先を越されたことが、くやしくてたまらなかったのでしょう。

会社に就職したのも営業と会社組織、世間を知る勉強をするのが目的でしたから面白い時間でした。会社はオフィス全般の商品を取り扱う会社でした。文具、印刷、オフィス家具、オフィス機器、内装工事と色々なアイテムを扱えたので勉強になりました。そこから小商いを始めることになりました。

時代が過ぎるのが早すぎて、自分も歳をとり、やりたくても出来ないことが増えているのが現実です。でも、頭の中にはアイデアは湧いてきます。学生時代とは違うのは経験ばかりは増えても、今度は体力の衰えや今との認識のズレは有ると思います。ですから小商いについて思いついたアイデアをしまわないで出して行くことにします。誰かがヒントにしてくださって成功すれば楽しいですからね。

 

 

 

 

 

小商いのチャンスかも

友人と待ち合わせて、吉祥寺で久々に一杯やった。金曜日だったのに、そんなに混み合ってはいなかった。吉祥寺は人気の街なので女性やファミリー層も多い。会社帰りのサラリーマンは最近どこで飲んでいるのかな?自分は小商いをしているので、いまどきの若い人達と飲む機会が少ない。昔(25年前)、会社勤めのころは営業ということもあり、毎日誰かと寄って帰ったものでした。

今は昔と違い居酒屋さんも大変だとききます。どうやら我々旧人類とは行動パターンが随分と違うらしい。そういえば、今は職住近接が多くなったそうです。都心の定期券の単価が下落したとでていました。我々のころは郊外のベッドタウンにもどるというイメージでしたが、今は近隣のタワーマンションということなのですね。遅くなってもタクシーで帰れる距離なら、相当飲めると考えたりするのは旧人類なのですね。

そういえばこの間、地方都市はコンパクトシティーをめざす方向と言っていましたよね。これも中々進まないそうです。確かにコストや施設などの面から考えれば中心部にまとまってくれた方が行政面のサービスは提供しやすいのはわかります。でも都合よくありませんか。人は今住んでいる環境を、そうは簡単にかえないもんです。案の定、行政の方針から政策が進むと考えた不動産業者が土地を買い始めていると聞きます。

都会のマンションの価格もかなり高いですよね。オリンピック前ということもありバブルなんでしょうか。以前のバブル期も価格が高騰し我々のような安月給のサラリーマンは手が出ないなら、何とか手の出る車とか、海外旅行、食べ物、遊び、株式投資などに向かったものでしたが、今の人達はどうなのでしょうか。

もし、昔の使い方みたいになると景気はあがるのでしょうが、堅実な若者たちは貯金とかになるのでしょうね。今は労働組合でなく政府が企業に対し賃上げを要求する時代です。消費行動も複雑で読めないことが多いです。何でまスマホで調べ、アマゾンがすぐに届けるのが当たり前になっていますし、だいたいの売れ筋商品はコンビニにおいてあります。それでも今は変革期なのですから小商いが成立するのチャンスがあります。ここ1年ぐらいの間に色々と出てくると思います。楽しみです。

 

 

 

 

 

決めたら早く、始めよう

先日、町田のお客様への納品の帰り道をニュータウン通りから南多摩尾根幹線にかえて帰ってみた。道沿いに大きな空き地があり、そこが計画では施設ができ企業を誘致するエリアになると聞いたことがある。どうやら開発が動き出したようだ。でも、ずいぶん昔だった気がして調べたら2007年2月ごろの新聞のスクラップがあった。

多摩商工会議所と都市再生機構が中心になりベンチャー企業等をよびこむとあった。そこには従来のやり方でなく、準備から立ち上げまで期間を短縮する全国初の試みと書いてある。それでも11年かかり始まるのかと思った。2008年がリーマンショック。翌年政権交代、2011年東日本大震災、消費税8%へと色々あったが、何とか生きていると思いました。

小商いでやっているものは世の中に左右されることも多いので、色々と自分なりのアンテナを張り、自分の考えで行動をします。そのなかで思うことは、事情があるにせよ計画から実行するまでが、とにかく遅いということです。良いアイデアがあっても時間がかかり過ぎるのは、小商いにとり命取りになりかねません。

今、働き方改革とかで起業をすすめ、副業もすすめ、100歳まで生きるライフプランとか言っていますが、いつまでかかるのでしょうか。建物ではなく社会制度や社会常識をかえるのに何をもって推進力にするのでしょうか。都合が悪くなれば、文書を書きかえるのでは困ります。

我々、小商いで暮らす者は必死で考え、行動を決めます。とにかく決めたことは早くスタートしましょう。暮れには豊洲に市場が移り、来年は年号が変わり、新しい天皇になり、消費税が10%にあがり、2020年は東京オリンピック、そのあとはカジノとか色々計画はありますが、阻害要因になることだけはやめてほしいと願うばかりです。小商いは懸命に生きているのですから。

 

 

昭和を小商いに

 純喫茶(昭和の空間)が、若い女性のなかで流行っているのだそうだ。我々、昭和の世代にとっては、なつかしく、ちょっと嬉しい。学生街の喫茶店とかコーヒーショップなどの歌のメロディーが頭に浮かぶ。今の人は我々と使い方は違うのかもしれないが落ち着く感覚は同じなのだろう。 

 商売で考えると、今はスターバックス、ドトール、タ―リーズなどチェーン店が人の集まる立地に軒並み出店している。昔のように個人で営業しているところは少なくなってしまった。まさに小商いの典型的パターンで、昭和世代としては寡黙なマスターにあこがれる。時代が変わりこれも対象を考えれば、自宅兼ならできる小商いのひとつなのかもしれない。そうなれば良いと願う。

 一時、ブームになったタニタ食堂の秋田県の店が撤退するそうだ。秋田の人は塩分の取り過ぎで、健康を損なう人が多いと聞く。それでの出店だったそうだが、味が物足りなく感じるようで、やはり商業ベースにのせるのは難しい。何とか工夫は出来なかったのだろうか。素人はそう思ってしまう。

 前にも書いたのだが、団塊の世代を含む高齢者の数が増えるのだからそれに合わせた小商いも増えてもいいのだ。純喫茶が好きな若い女性も増えているというし、何か考えたいものですね。いまどきの新しいものばかりが楽しめる場所ではない事を若者も、うすうす気づき始めたのではないか。東京オリンピックが終わればカジノが話題になるだろう。それもいいが違う感覚の楽しみもあるにこしたことはない。

 昭和を良く遊んだ高齢者が増えるという見方をしよう。戦後アメリカにあこがれ、高度成長を頑張って、バブルに目いっぱい遊んだ世代がたくさんの高齢者だと考えてみよう。見えてくる景色が違ってくる。介護施設で世話になる高齢者の姿ではなく、上手に遊べる高齢者、楽しみ方のうまい高齢者になりたいものだ。

 

 

 

 

小商いを支える小商いの宅配はできないか

 きのうテレビで訪日外国人の好きな食べ物の特集をやっていた。1位は博多のとんこつラーメン、2位が築地の寿司でした。ラーメンすごいね。しかし、インバウンド消費とか言うけれど東京だけでなく、全国を回るようになったんだね。もちろんチェーン店も多いけど個人店の小商いの店もありチャンスだよね。食は強いね。うらやましい。

 アメリカではライドシェア最大手ウーバーテクノロジーが店舗を持たない飲食店に対しての宅配のみの業態を支援するしくみを作るという。人でも食物でも移動することをビジネスとして作る会社という訳だ。日本でも日本的な取り組みで、そいう会社ができてくると、起業、副業がもっと盛んになるだろう。

 いつだったか考えたのが、商店街でエリアを限定して、その商店街の店の商品を限定エリアを決めて宅配するサービスだ。蕎麦屋、薬局、お菓子屋、和菓子、弁当、八百屋、魚屋、定食屋などなど。皆が24時間宅配することを考えればいい。それぞれの店が少しの金額を出し合えばできるのではないかと思う。今、商店街は後継者不足やショッピングモール、アマゾンなどの通販業者に押されっぱなしのようだ。

 自分の所の取扱い商品、サービスは精通していてもそれをお客様に届ける手段には疎いのではないのだろうか。宅配便まかせでなく地域に精通した、それこそ地図を見ないでもいけるし、顔も見かけたことのある人が配達することは出来ないだろうか。高齢者、妊婦、夜しかいない人とかには便利だと思う。

 運転手の募集も多いようだが、軽貨物の免許取得のひともかなりいるはずだ。個人が何人か集まり対応できないだろうか。もちろん、これには商店街をまとめる方のリーダーシップが不可欠の要素だし、配送する個人個人のサービスの質も重要だが、アメリカ、中国などの業者が来る前に誰かチャレンジしてくれないか。