名刺の有効活用① 

「闘う名刺!」を有効に活用するにはどうすればいいかを考えました。何度も言っていますが、この名刺は自分の想いを、出来ることを言葉化した名刺です。配るという行為自体に注目しています。何かを自分で名刺交換の時に印象づけることはたやすいことではありません。特に内向的な性格でしたり、自分で始めたばかりの人や会社にすぐに手を差し伸べてはくれません。

 配るという行為に専念しましょう。だって自分の想い、出来ることは言葉化して名刺に書いてあります。名刺は誰でも受取ってくれる精読率の高い媒体です。後はあまり深いことを考えずに配りましょう。すぐに何かを求めても自分に都合よく展開はしていくほど世の中は甘くありません。

 ただ配るのではありません。名刺交換のときは、あまり多くを話さなくても第一印象だけは、ご自分で工夫してください。無理をするのではなくキチッと挨拶だけはしてください。後は場数です。

 そして、どこで誰に配り、何を一番に伝えたいかを決めて下さい。あれもこれもはかえって逆効果になります。何かの専門として伝わる事がベストなのです。「闘う名刺!」は一種類だけではありません。ご自分で考えて創る名刺なのですから、訪れる場面を想定して何種類か制作しておくと便利です。

 この人にはこれが伝えたいという想いで名刺交換ができれば効果はおのずとあがります。そして渡したままではいけません。その日、又は翌日には必ずお礼のメールを入れて下さい。これにもコツがありますが後から書いていくことにします。すぐに電話でアポをとるのは体験上、成功率が下がる気がします。

 名刺は第一印象が大切です。誰でも言いますが、セカンドコンタクトはもっと大切だと考えています。セカンドコンタクトをする為に初回の名刺交換があるのです。セカンドコンタクトは話が具体的になりす。ちなみに自分の場合はセカンドコンタクト用の「闘う名刺!」を用意してのぞみます。名刺交換は自分が相手に何を求めているかをハッキリさせておかないといけません。

 

 

 

名刺を強力な武器にするために

「闘う名刺!」をより強力な武器にするには何が必要かを考えてみました。「闘う名刺!」は自分の想いを、出来ることを言葉化して表明した名刺です。ですから「ことば」が重要な位置を占めることになります。まず「ことば」を選定していくということから始めます。「相手に響くことばを考えましょう」

 この「ことばの名刺」とも言える「闘う名刺!」で色々な状況と闘うのは会社ではなく「自分自身」なのです。あなたが主役の名刺なのです。最初はことばを選んだり、自分を見つめ直したりする必要があるので、ちょっと面倒くさいと思うかもしれません。でも会社から支給される名刺ではなく、あなたが自分でこれからの人生を切り開いていく為のものなのです。

 大袈裟に言いましたが手順通りに進めて行けばいいのです。その為に「闘う名刺!の創り方」(仮称)を現在編集中です。9割方まとめましたが残りの分で推敲しています。もう少々お時間を頂戴いたします。

 何を悩んでいるかといいますと働き方改革などの政策で個人の副業、Wワーク、起業、フリーランスと色々な分野で多岐にわたり活躍する方々を再度想定しています。同じ個人が主役の人生でも活躍する舞台で持つべき名刺も違ってくるはずです。その多岐な場でも「ことばの名刺」である「闘う名刺!」をより有効なビジネスツールとして使っていただきたいのです。

 私どもで製作しなくてもいいのです。「闘う名刺!の創り方」(仮称)を参考にしていただければ、ご自分で制作するもよし、印刷通販に依頼するもよし、文具通販でもよし、もちろん今おつきあいのある印刷業者でもかまいません。あなたのコンセプトを伝える術があれば安く、高品質の名刺が作れる時代なのですから。

 次の回に「闘う名刺!」を有効に使う方法を考えてみたいと思っています。

 

ローマ字表記を名刺に入れる時は?

前回は紙の流行りすたりについてブームに迷わされないようにという話でした。今回は流行りではなく、名前の表記をローマ字で書く場合の決まりごとの話です。国語審議会(文相の諮問機関)によると日本人の姓名のローマ字表記について「Taro Yamada」など「名→性」の順で書くことが多いが 「Yamada Taro」のように「姓→名」の順にすることが望ましい。又これまでの慣用に基づく誤解を防ぐため「YAMADA Taro」など姓だけ大文字にするなどを提案している。

実際にうちで扱う名刺の場合でみてみると半々ぐらいと感じている。名前の下へるびとして使ったりするには「姓→名」のほうがよい気がしている。アジアでは中国、韓国、ベトナムなど、ヨーロッパではハンガリーが「姓→名」の順なのだそうだ。

最近では名刺の裏面に英語表記をしている会社も多い。海外に行くというより、あちらから来ている人達が多くなったのだろう。話は変わるが、来日されている国とレストランの関係もあると気がついた。昔から中華料理や焼き肉などはあったが、最近はインド料理、パキスタン料理、ベトナム料理、ハラルを掲げる店などが多くなった。やはり、これらのアジアの国々の発展はめざましく、都内だけでなく色々な場所で見かけるようになった。日本で多くの国の人が活躍しているということだ。

やはりローマ字表記はしたほうが良いかなと考えている。ただ中国の人の名刺の漢字よりローマ字表記を言葉にして読むのは、とても難しい。LとかXが入る人をなんて呼べばいいのか、いつも悩む。今までの不勉強のツケなのだが、これからは名刺屋という商売柄、前記の国々等の言葉も老骨にムチ打って勉強してみるかと、調子の良いときは思う。商売はいくつになっても大変だ。

名刺を配らないという選択?

 名刺を配らないという選択について考えてみました。最近、役所などの応対をみていて思うのですが、こちらが挨拶で名刺をだしても社員証を胸に見せての対応をします。非常に無礼な感じがするのですがこれがこれからの常識なのでしょうか?まさに責任を負わないという宣言のように感じます。これは地方の役所だけなのでしょうか?

 一般の会社でもIDカードを首からぶらさげている人が普通にみられます。会社の出入りの管理でしているのはわかりますが、館内だけならいいのですが食事や他の外出の際にもぶらさげているのはどうなのでしょうか?あれも立派な個人情報だと思うのですが。

 名刺は個人情報だから一般のお客様や来場者には配らないという態度は責任を取りませんといっているように感じませんか?先ほど書いたように、せめてこちらが名刺交換を希望している時には応じるのが常識にしてほしいと当事者や幹部にも考え直してほしいものです。

 名刺は個人情報の塊ですから、相手に対しての責任感をもてるのだと思います。学生時代に名刺交換のセミナーなどをやります。それを聞いているのと実社会があまりに違うのはおかしいです。せめて、先輩たちがそれは違うよと注意をできる社会にしなければなりません。

 名刺は効果のあるコミニケーションツールなのです。使い方しだいで大きな効果を期待できます。そして誰もが簡単に自分のこと売り込まなくてはならない時代です。働き方改革は待ったなしです。超高齢者社会は目の前にきています。今安く簡単に作ることのできる名刺を使わない手はありません。首にぶら下げているのではなく配りましょう。

 

闘う名刺!のフォローアップ

「闘う名刺!の創り方」(仮称)を今制作中なのですが、最後の段階にはいりました。今週まとめていたのは闘う名刺!を名刺交換した後のフォローアップについてを考えていました。名刺の作成とは違うのですが、この部分が闘う名刺!を創りパワーを発揮するための肝ともいえます。

闘う名刺!はことばの名刺でもあります。自分の出来ること、想いを言葉化して名刺で表明するのです。名刺の特徴に精読率の高さ、だれでも受取ってくれるツールであるという最大の武器があります。

一読はしてくれても、それが営業活動に結びつかなくては意味がなくなってしまいます。どうすれば特徴を活かせるかです。まず、お礼のメールを入れましょう。それは一般的なお礼の文章より一歩踏み込んだものにしましょう。そんなことを一週間かかってまとめていました。

メールで返事がいただけた場合のこと。いただけなかった時の場合、拒否された場合など色々考えてみました。そしてその時の心のもちかたも考えてみました。そんなことをしていたら一週間がすぎてしまいました。

メールで了解がいただけたらTELです。アポイントをとりましょう。そのことを考えると又色々と問題がでてきます。もちろんケースバイケースなのですが、自分だったら何と言うかを吟味してみました。

なるだけ多くの例文を入れたいのですが、紙面の都合もあります。その時の心の動きも大切なチェック項目なのです。なぜなら闘う名刺!は配る事に主眼をおいています。ご自分の出来ること、想いを言葉化して表明しているからです。

だから受取って読んでもらえる確率もあがります。ですが100%ではありません。ですから名刺に書いた事項を読んでくれたのかをテストトークで確かめる必要もとか考えていくと際限がなく編集という作業はいかに根気と体力が必要とわかります。

 

 

名刺に新しい工夫をしよう

名刺交換というのは、ビジネスで初対面の挨拶として「ちょうどいい」習慣です。ということは何度も書いてきました。紙きれ一枚でも、その方の名前、会社、連絡先といった個人情報が書いてあります。今時ですと個人情報の交換なのですから余程、注意をはらわなければなりません。

名刺は不思議な道具だと思います。社長と新人が普通に交換しあえるのですから。名刺の特徴の一つに、余程の変わり者でなければ受取ってくれるという特徴があります。あとで処分されるにしても受取ってくれます。その上、相手方の名刺を頂戴できる可能性が大きいのです。すごいことだと思います。

また名刺は精読率の高い媒体です。他のもので手渡した時に相手が精読してくれる可能性が非常に高いものはないと思います。人間の能力のスゴサは一瞬のうちに自分にとり必要か、否かを判断することです。きっと自分でも体験があると思いますが名刺交換をした時のインスピレーションってありませんか?

昔ですが、アメリカの全米トップをとったセールスマン。保険か自動車だかは忘れてしまいましたが、あなたがビジネスのツールを一つだけしか持てないとしたら何を選びますか?という質問で「名刺」と言っていたのを記憶しています。それだけ利用価値のある武器、ツールなのです。

なのに名刺は軽んじられている気がしてなりません。時代が変化してスマホやネットやメールで仕事が進むことも多い日々なのは解っています。でもこれからは日本でも外国人が増えていきます。ビジネスの取引も多岐におよびます。人と人が会うことも、今の時代だからこそ大切だと思います。

名刺は人と人が縁を結ぶ時に「ちょうどいい」ツールなのです。それを工夫して使わないのは本当にモッタイナイことではないでしょうか?今までの常識にとらわれず新しい工夫をした名刺を創りましょう。そのひとつが「ことばの名刺」である「闘う名刺!」なのです。

内気な人こそ闘う名刺!を

内気で口ベタ、営業が苦手、それでも新規開拓は必要です。そんな状況でも商いを続けていくには工夫することが不可欠になります。こんな状況でやってきたのが自分です。そして同じ様なタイプの性格の方々が自分のお客様だと思っています。

最近は働き方改革で時代は動き出して行きます。各種の制度も、浮世の風もその方向になびいていくでしょう。変化していかないと日本がもたなくなりそうですから。アジアの国々が成長著しく、日本の若年人口の減少、年金や他の社会制度の見直し、人生100年というように老人人口の増加など働き方は見直すしかありません。

むずかしいことはそれが得意な人達に任せますが、監視はしなければなりません。これも情けない話ですが役人たちのモラルの低下です。書き換え、うその水増し、政治家への忖度と目に余ります。それでも任せねばなりません。企業もうそばかりの大会社の検査もれ、品質偽装、決算の改ざんとひどすぎます。ホントに日本の会社や役人でしょうか。

会社は都合がよければ政治の話にのります。今、各社が働き方改革にのるということは、なんらかのメリットがあるということです。ですから働き方改革はすすむと感じています。そうすると会社ともう一つの生き方を模索していくことになります。それに適合される性格の方はいいのですが、そうでない方も今まで通りとはいかないはずです。

そんな時に内気な自分たちみたいな方々は名刺を創りましょう。それも一般的な名刺ではありません。「ことばの名刺」です。誰もがもう一つの自分を模索する時にアピールが苦手な我々、内気な性格の人は名刺を有効に利用することを考えましょう。名刺にあなたの出来ること、想いを言葉化して表明するのです。

新しい生き方を模索するには、おのずと名刺交換は必要となってきます。そして名刺交換という風習を最大限に活用することを考えて下さい。あなたは名刺で表明しているのですから配るということに集中すればいいのです。気のきいたことを話す必要はありません。きちっと笑顔で挨拶すれば大丈夫です。この一連の名刺を「闘う名刺!」と名付けました。

 

名刺の使用量が減った。反省

今年は自分の名刺の使用量が例年に比べ少ないので反省しています。名刺屋としてはなぜかを考えてみました。会社関連の取引では継続して取引して頂いていると、

どうしても同じ人と会っているということもありますが、言いわけです。若いころは他のセクションも挨拶させていただくのが常でした。慣れはいけません。反省。

それと毎年、各種イベントや展示会に行くのが趣味みたいなものですから、そこでの主に仕入れ先との名刺交換もかなりの数であったのですが、今年は行ってはいるのですが気になる商品が少ないのです。もちろん自分にとってですが、昨年と同じ商品の展示や新製品で惹かれるものが少なかったので名刺交換して聞くことも少なかったということです。

今年2月からこのブログを始めました。こういうものはあまり得意でないのですが自分にとり新しいことを始めたいと思い続けています。おかげさまで内容はともかく178話になっています。これからはもう少し内容も充実させられるように頑張ります。

もともと営業畑を40年近くやってきたものですから、デスクワークは苦手なのです。でも新しいことを始めたかったので、年甲斐もなく奮闘しています。なんでもやってみると面白くなりますね。

今、巷では我々60代も働き方改革で、もうひと頑張りする人が増えるはずです。違ったことにチャレンジするのも楽しいものです。新しい発見ができます。60代を超えても知らないことばかりです。人生100年時代ということですが、あと40年も生きるのでしょうか。どうしようと思う人は多いと感じています。

とにかく今年の後半は人と会うことを増やそうと決めました。今年で平成の時代も最後です。平成時代にどのくらいの人と名刺交換ができるのか楽しみです。それが来年から始まる新年号の時代へ繋がる事になると信じています。

「立ち○○○を考える」

以前ブログで「立ち読み」の効能を書いたのですが、改めて考え直してみました。

それは「立ち○○○」についてです。「立ち読み」は自分の場合はことばの収集という意味もあります。目的なしにぶらっと寄って気になるタイトルをチェックしていくと自分が今興味のあることを気がつかせてくれるのです。

不思議な事に図書館や古本屋ではなく書店、それも中規模書店がいいのです。なぜなのかは解りません。もちろん気にいった本は購入します。立ち読みの目的はあります。自分の創る闘う名刺!はことばの名刺ですから、そのことばの勉強、参考に趣味の街散歩のときには必ず寄るようになりました。

本のタイトルやサブタイトルもさることながら腰にまいてある帯も興味深いものがたくさんあります。とても参考になります。人が目にすることは本のタイトルも闘う名刺!のことばを練って想いを伝えるコピーも同じ気がしています。いつも読まないジャンルの本も見ることになるので、なかなか楽しいものです。

そして気がついたのですが「立ち○○○」というのは色々と利用しているものです。たとえば「立ち飲み(角うち)」で酒を一杯やりますし、「立ち食いそば」理屈をいう高いそばより、よほど好きです。最近では「俺の○○○」も市民権を得たと思います。フレンチ、ステーキ~と色んなパターンができました。

立ち○○○は日本人に適っているのではないでしょうか。もともと江戸の屋台とかもそんなイメージですし、海外のように食事に時間をとる習慣が主だとしたら、おむすびだって無いですよね。いいのか悪いのかは別として庶民はさっさと腹ごしらえをして仕事をしてきたのです。

今はなくなりましたが、駅の改札できっぷを切る時もたっていましたし、受付でも普段は座っていても、相対する時は立って応対します。立ち仕事は色々あります。

そういえば展示会などに行くと、海外のブースはイスに座って待っていますが、日本のブースではほとんどと言っていいほど立ってお客の来場を待っているようです。

日本人の立つという概念についても考えてみるのも面白いかもしれません。

「ことばの名刺」

最近ネットなどで見ていますと名刺の二つ折りタイプをすすめているところが増えてきたように感じています。確かに名刺は精読率が高く、だれもが受けとってくれるビジネスツールです。それを利用しようということなのでしょう。そしてその内容は会社案内だったり個人案内というものが多いようです。

名刺は精読率が高いのですが内容によります。これでもかとスーパーマーケットの安売りちらしのようにビッチリ書き込まれています。何から何まで書くのは、相手はあまり見ない気がします。安売りチラシと同じように安くすればという話につながりそうです。あなたの本当の想いが、かえって伝わりにくくなると考えています。

では、どうすればいいのでしょうか? ヒントはコピーライターにあります。言葉を練りましょう。あなたの想いを伝える為に「ことばの名刺」を創りましょう。「ことばの名刺」は、あなたの想いや出来ることを、どうすれば一番簡潔に単純なことばで相手に伝えるかを考えて下さい。

「ことば」に関しては書店にいくと参考になるものが、いっぱいあります。立ち読みをしてください。タイトルやサブタイトルをみて自分がどういう言葉に興味を示すのかを見るのに立ち読みは最適の方法だと思います。ブログやネットでも良いのですが、立ち読みはそこまで身体を使っていくのですから、ちょっと感覚が違います。一度試してみるといいと思います。

立ち読みは良い勉強になります。本屋さんには申し訳ないのですが売り場の膨大なタイトルの本から自分の感覚で「ことばのヒント」を探すのには最適です。図書館や古本屋さんではなく書店、大規模書店がいいと思います。いずれ気にいった本なら購入しますからギブ&テイクです。

そしてことばを紡いでいきましょう。あなたの想い、出来ることを名刺に表明して配る事に集中しましょう。成約や成果はあとから付いてくると割り切りどんどん配りましょう。あなたの紡いだ言葉を載せた名刺はきっとあなたに新しいストーリーをもたらせてくれるはずです。