Wワーク、副業、起業の名刺

政府は今後の日本の働き方を変えるとズイブン大きな声で宣伝している。起業を増やし、定年延長を促進し、女性の雇用を増やし、海外からの就労を増やし、副業も認めてダブルワーカーも増やす、etc それに伴う色々な政策も実行していくと言っている。企業に通達をだし、普及を促したり、保育園や介護施設を増やしたり、就労ビザを長くしたりすると新聞などでは頻繁に話題になっている。

これが実際に動き出せば大したものだ。ぜひ、半分でもスピードアップで進めて欲しいものだ。日本は転換期というのは誰でも判っていることだが世界はそれを待ってくれるほど甘くない。技術の進歩は凄まじいし、発展途上の国々の台頭も目覚ましい。ダイバーシティだ仮想通貨だと価値観の転換が現実に起きている。高齢化、年金崩壊、人口減少と日本は課題山積のままで、ゆっくりしてはいられない。

ビジネスでも起業、副業と簡単にいうけれど簡単なことではない。まず、今までの社会習慣を切り替えていかねばならない。小さなことから変えていくしかない。その一つが名刺だと考えている(自分が名刺屋だから)。今すぐに各人が自分が出来ることから始めるしかないと思います。政策に期待はしても中々進まないのが日本の仕組みですから。

名刺でいうと今まではどこかのグループに所属していたので、その頭の名前の信用を借りてデザインすれば良かったけれど、今後はそうはいかない。より相手に自分が何者で、何をしたくて、何が出来るのかを伝えられる名刺でないとダメ。住所や連絡先は他の手段でいくらでも伝えられる。しかし、自分自身のビジネスに対する想いは名刺交換というアナログな習慣で初対面という絶好のチャンスの時に伝えるべきである。どんな時代になっても人が人と良好な関係を持つことの大切さは変わる事がない。それを信じよう。

 

名刺のローマ字表記

ローマ字表記の話が新聞に出ていました。河野外相が日本人の氏名のローマ字表記について「名→姓」ではなく「姓→名」の順にするように海外の報道機関に要請するとのことです。自分は商いで名刺を業としているのでお客様には以前から説明してきました。

それは名前の表記をローマ字で書く場合の決まりごとの話です。国語審議会(文相の諮問機関)によると日本人の姓名のローマ字表記について「Taro Yamada」など「名→姓」の順で書くことが多いが 「Yamada Taro」のように「姓→名」の順にすることが望ましい。又これまでの慣用に基づく誤解を防ぐため「YAMADA Taro」など姓だけ大文字にするなどを提案している。

実際にうちで扱う名刺の場合でみてみると半々ぐらいと感じている。名前の下へるびとして使ったりするには「姓→名」のほうがよい気がしている。アジアでは中国、韓国、ベトナムなど、ヨーロッパではハンガリーが「姓→名」の順なのだそうだが、中国、韓国でも変わってきていると聞きます。

最近では名刺の裏面に英語表記をしている会社も多い。海外に行くというより、あちらから来ている人達が多くなったのだろう。もともとは鹿鳴館の時代に「名→姓」になったそうです。余談ですが確か女性の初めての名刺は伊藤博文大臣の奥さんが鹿鳴館のときに使用したのが始めと聞きました。

何につけ欧米の表記の受け売りがずーっと続いていたのも、何やら日本らしい気がしますね。ここの処、ラクビーのワールドカップやオリンピックなどのイベントが日本で行われるのですからこれを期に今までの表記を変えることが良いと思います。このような些細に見えることから世の中は変化していくのだと思います。日本も令和という元号に変わり、色々な常識と思っていたことが変わり始めるきっかけなのだと思います。柔軟な発想をして行くしかありません。

 

ひといき入れましょう

大型のゴールデンウィークも終わりこの位の時期になると新入社員の配属を入れった名刺の再販が多くなります。四月に新人の名刺の注文がきて、五月に配属先の決まった名刺がきます。研修が終わり実際に取引先へ先輩と行くことになる季節です。その中で注文がきていない新人も毎年いるようです。

 よく五月病とかいいますが社会人になると誰でも軽いウツ状態は経験します。この時期は研修も終わり社内の人間関係も経験し「こんなはずではなかった」と考えてしまう人も多いのだと思います。あまり考え過ぎないようにと言っても考えてしまうのが人間です。そして現実と理想の狭間のギャップに悩んでしまう。

 生きていれば悩みは無くなるう事はありません。ひとつ解決すれば、また次がでてきます。その繰り返しです。きっと万人がそうなのですから自分だけを攻めないようにしましょう。思いどうりにならないのが普通ですから、少し時間の経過を見ていきましょう。翌日には違う思いもでてくるのが人間です。

 つらければ休めばいいし、カウンセリングをうけたりしてもいいのです。それが認められる時代です。極端なこといえばその会社、職種だけがあなたの道ではありません。あなたの道をゆっくり探せばいいのですから。選択肢はいっぱいありますし、間違いも正解も山ほどあります。

 組織にあわなければ個人でも何かができる時代なのです。その時は「闘う名刺!」を創りましょう。あなたの想いを、ことば化して表明してみましょう。あなたに何ができて、何がしたいのかを名刺の中で表現しましょう。それだけでも何かが変わって行くのです。

 歳をかさねて思うことは、あまり難しく考えないでチャレンジしたほうが悩まないということです。失敗することを悩むより、やらなかったことを悩むほうがタチの悪いものです。人はやらずに結論を出さずにいると堂々巡りを繰り返してしまうそうです。成功でも失敗でも結果をだせばいいのです。

 とにかくこの時期にはこういう記事を書くようにしています。若い人の悪い癖は昔から思い詰める純粋さです。選択肢はいくらでもあると考えてください。決して今の選択だけが生きる唯一のことではないと知って下さい。コーヒータイムも重要なのです。

 

 

名刺の本質を知りましょう

そもそも名刺は持っているだけでは何の役にもたちません。人と会って交換することで価値がでるのです。その時の相手は初対面の人の確立が多いのも事実です。あたりまえのことなのですが、それは思っているより意外と重要な行為なのではないでしょうか。きちっと考える必要があるのです。それが、あなたにも相手にも何かのストーリーが始まることになるからです。

 初対面のもの同士が挨拶して、紙一枚でも交換し合うというアナログな習慣にこそ意味がでてくるのではないでしょうか。信頼関係はこんな小さなことから築かれていくのです。次にイメージというあやふやなもの、第一印象も名刺交換で感じることが多いと思いませんか。人間同士の関係のなかで、かなり重要なことなのです。これが後々影響してくることがあるものです。

 前に書きましたように名刺交換の時、信頼関係をつくる第一歩であり、好印象を持ってもらうにこしたことはありません。忘れてならないことがもう一つあります。自分が何をしたくて、何が出来るのかを効果的に伝えるということです。これは、とても重要なことです。これこそが本質なのだと思います。

 名刺は社会に出て持つのは会社から支給されたものを、当然のように使いますが本当にそれで良いのでしょうか。特に自分で起業したり、独立したり、フリーランスで仕事をする場合は、より効果的なビジネス上の武器として持つべきなのです。単なる住所交換にしては勿体なさすぎます。チャンスが目の前にあるのに、みすみす見逃すのは愚かなことです。

 では、どうやって自分にとっての効果的な武器である小道具を創れば良いのでしょうか。これを考えて行く過程は自分と向き合わなければ、納得できるものは出来ません。向き合うことがモチベーションアップにもなるでしょうし、人によれば心のセラピー効果もあるのかも知れません。そんな名刺の創り方を一緒に考えて行きたいと思います。

 

 

道具を有効に使う工夫を

名刺にパワーがあるのは確かである。しかし万能ではない。大切なのは名刺という道具をどう使って人とのご縁を広め、自己実現をして行くのかだ。名刺はそのイントログッズなである。有効な販促品であり、単なるバラマキではない。かと言って、とてつもない効果をうたう名刺もあるようだが惑わされないで欲しい。

 人は社会人となり名刺を持つと何かを自分の中に感じるのだと思う。会社からみると所属させたということで仕事に対して責任を持ってのぞめと伝達する効果がある。個人で考えると誰かに認められている。組織というバックアップができた。この紙を交換することが初めての相手と何がしかの取引をする入口になる。

 世の中おかしなもので、この一枚の紙の交換が色々な事の始まりとなる事は事実なのだ。だから信用のおける大会社や有名企業、銀行、役所などの名刺は良く皆が知っている社名、製品名、ロゴ、キャラクター、ISOなどを全面にだす。要はウチと取引すれば安心ですよ。だましませんよ。というわけである。だから、本人の名前はやたらと小さいデザインが多い。高齢化で老眼の多いこの日本でだ。そして同じパターンのデザインが多くなる。

 名刺は会う人に無意識に信用を判断する材料を提供する小道具に使われている。世間も常識としてその習慣を便利に使う。それは社長どうしでも、新入社員でも同じように、この瞬間にも気の遠くなるほどの数の交換がされている。まさに丁度いいビジネスの小道具なのである。それなのに同じパターンのものしか使わないでいいのか?

 前記したような大企業などはそれでも取引がこまることは無いのだろうが、個人や我々のような小さいところはそういう訳にはいかない。工夫しなければ生き伸びる事はできない。何ができて、何をしたいのかを伝えなければ名刺交換という初対面の人とのチャンスをつかむことは難しい。できるだけ我々のような小さいところが名刺交換でチャンスをつかめるような工夫とかをブログで紹介したいと思っています。令和という新しい時代は工夫する個人の時代にしたいものです。

 

 

令和の名刺を考えよう

我々が社会人として名刺を持った40年前は、厚手の紙でタテ型タイプが主流でした。内容は社名、所属、役職、名前、住所、電話が書かれたもので、それを鉛の活字を一文字づつ拾い制作する活版印刷でした。パソコンも携帯もFAXだって無いし、コピー機だって、そうは普及していませんでした。リピートはともかく新しい注文は単価が安くて、儲けは少なくとも打合せに行かなくてはならないので営業は大変でした。そんな時代の中で名刺交換はとても大切な仕事のルールの一つでした。そこで信用してもらうのに必要なのは、どこの会社の所属で、実際ちゃんと存在しているのか? 何の為に来た誰なのか? 名刺を調べられても大丈夫な社会人ですよという事だった気がします。

 時代は流れFAX、携帯、パソコン、SNS等々、会社はもちろん個人、それも小学生でも扱えるインフラとなりました。その進化は驚くばかりです。それに伴い名刺に記載される事項も増えました。FAX、携帯、メール、ホームページ、LINEISOマーク、郵便番号、英文表記、写真、バーコード等々どんどん増えていきました。名刺もヨコ型タイプの薄手のカラー印刷が主流になりました。もちろん、これだけの情報量を記載するので文字は小さくなり、老眼の我々は解読するのが大変です。

 印刷技術も活版からオフセット、オンデマンド印刷と多様になりました。納品のスピードも変わりました。昔は最低一週間位あたり前でしたが、今は翌日出荷の所も多くなりました。そして注文先も印刷屋・文具屋さんからネット通販の文具、印刷だったり、大企業の場合は広告代理店経由だったりと多岐にわたり、デザインや紙質も色々流行りがあります。ではなぜ、この目まぐるしく変化する時代の中で、いまだに名刺は生き残って存在しているのでしょうか? 名刺交換という行為は、IT社会、SNS全盛、AI化というこの時代にどうして存在しているのでしょうか?また進化していくのでしょうか?

 人と人が実際に初めて会ってビジネスのきっかけだったり、自分の大事なキーパーソンになるかもしれない。その時にアナログな名刺交換という風習、ルールが存在している。それは思うに、ナマの感覚というか緊張感、今まで会ったことない人と会話して、紙一枚だが相手の持ち物と交換するという行為自体が意義のあることなのだ。考えてみると単にデーターの交換なら今の時代は色々ある。なぜ、名刺なのだろうか? 人と人が出合い、何かの縁が始まるかもしれない時に形のあるものを交換しあうという行為が理屈ではなく人には安心感、緊張感、直観だったりを与えてくれるのである。それは丁度いい習慣、距離感で我々世代からすると、これが人と仕事をしているのだという「ほっこり」を感じられる。

 令和という時代は個の力の時代になるのではないだろうかと思います。昭和は組織力で高度成長を成し遂げ、平成は組織力が通用しない時代になり個の力を考えだした時代でした。その個の力が発揮されるのが令和なのだと考えています。その個の力を発揮するビジネスツールの一つに名刺がならなければ名刺は過去のツールになり消えてしまいます。その為にも「闘う名刺!」が必要なのです。

 

 

内向的な人の名刺

闘う名刺!は内向的な自分が小商いを始めるにあたり、どうすれば名刺を配りたくなるかを考えて創った名刺です。積極的な人達から見たら何でそんなことを悩むのかと言われるでしょうね。数を配れば良いんだよって。それが中々出来ないのが内向的な性格のもどかしいところです。

まず考えたのは小商いを始めたこと知ってもらおうということです。挨拶状を出しただけで知らせた気になったらダメだと思います。とにかく一度挨拶に出かけることです。そして名刺交換をしてくることをお薦めします。するとそこに色々な現実が見えてきます。良いことも悪いことも当然あるでしょう。それでも実践が始まったのです。夢想ではありません。何かが動き出したのです。

今の日本は縮小社会です。人口は増えません。むしろ若い働き手は海外に出て行く時代なのです。中国ばかりでなくベトナム、タイなどアジアの国々は昔の日本のように成長が始まりました。国内は高齢者が増え、観光客や海外からの働き手が多くなります。人は何か物を買ったり、サービスを受けるとき、なるべく信用できる知り合いを探すのではないでしょうか。だから相手の知っている人になりましょう。みんな失敗したくないのです。

その為には「闘う名刺!」が有効なのです。自分は何ができるかを、言葉化して伝える名刺なのですから。そして名刺交換をすると、あなたは相手の知っている人になっています。例えば誰かにパソコンの修理を頼みたいと思った時、できれば名刺交換をしたことのある人に話を聞きます。もちろんネットで検索して色々調べれば無数にあります。でも一度、名刺交換をしているという事実は強いものです。

これからの日本で生きて行くには闘う名刺!を創り携帯しておくことが強みになると思います。スマホで連絡先などの交換は出来てもあなたの持っているイメージ、オーラみたいなものは伝わりません。名刺交換はアナログな行為ですが何かが伝わります。人間の未知の領域を信じましょう。

 

 

 

 

 

こんな人に使って欲しい名刺

闘う名刺!を使って欲しい人を考えてみました。大谷翔平さんや明石家さんまさんには名刺はいらないですよね。みんなが名前も顔も仕事も知っていますからね。すごいことですね。政治家は手段として名刺を使います。何人か頂きました。

一流会社、有名会社といわれる所に所属されている人も今の名刺で十分だと思われているでしょう。これから働き方改革などの社会常識の変化が広がると副業、Wワーク、フリーランス、起業などをする人には新しい名刺が必要になります。闘う名刺!は一般の名刺とは異なり、出来ることを言葉化した名刺ですから、新しく作られる方々には役にたてるはずです。

名刺を2つ持つことになる人も増えることになります。会社で使う名刺は会社で貰いますからタダです。2つ目の名刺は自腹で作るはずです。会社の名刺は会社の信用、会社の名前が使えます。2つ目の名刺は自分の信用、名前で勝負する名刺ですので真剣に自分で考えて作る必要があります。

積極的に名刺を配れる人、名刺交換がどんどんできる人は今まで同様の名刺で自分が気にいったデザインのもので十分かもしれません。でも、自分のような内向的な性格で一歩踏み出すことを躊躇してしまうような人達はどうでしょうか。今までのような名刺では前記の人達と勝負になりません。

そこで考えたのが「闘う名刺!」です。これはデザインもありますが、一番の核は自分が何を出来るのかを言葉化したものです。その作成の過程で自分の本当に出来ることを見つめなおし、納得してから言葉化する訳です。ですからとにかく配ることを第一に、配りたくなるものを作りましょう。

自分も25年前に小商いを始めてから名刺は何度作っては、作り直しを繰り返したことでしょうか。そのなかで思ったこと、経験したこと、役に立ったことを営業という立場から考えて自分が配りやすい名刺を創りこみました。名刺と一口でいいますが基本があり、やってはいけないこともあります。そんなことをこれから紹介できるようにしていきます。

 

 

 

配りたくなる名刺を作ろう

「闘う名刺!」は配りたくなることが大切なのです。名刺は名刺交換してこそ意味があります。飾りではないのです。では、どうすれば配りたくなるのでしょうか。

自分の場合は配ると相手に何らかの反応があることがうれしいのです。それと、デザインや言葉化した内容が気に入っていて誰かに早く伝えたい場合です。配る場は個々人マチマチですから、自分で工夫するしかありません。誰でもカッコイイ名刺を作りたいですよね。美的センスもマチマチですから気にいったデザインテンプレートを持つ業者から探せばいいのです。

自分はどこで作られてもいいという立場です。ただ基本を知っているのといないとでは自分の意図とは別の何かができてくると思います。闘う名刺!を創るにあたってこれだけは注意して欲しいということをまとめてみます。

①文字の大きさを細かくしすぎない。いくら気にいったデザインでも相手のことを考えていないものはダメです。

②ごちゃごちゃしすぎない。あれもこれもやっています的な作りのものは折込み広告のようで、うるさく感じるようです。

③むずかしい言葉、業界でしか解らない言葉はさける。解らないところは見てもらえないと同じ事です。

最低この3つは気をつけた方がいいです。闘う名刺!は相手に自分の出来ることを言葉化して伝える名刺です。どうしても自分の想いをたくさん載せ過ぎることが多くなる傾向があります。

仕方ないですよね。名刺は一般的には住所録みたいなイメージですからね。想いを名刺で言葉化して伝えるなんて少数派の名刺ですから。でも、きっちり創りこむと良いものが出来ます。早く配りたくなります。それには回り道かもしれませんが名刺の最低限知るべきことを頭にいれてください。そうすればネットでも印刷通販、文具通販のどれでも安くて自分の想いの入った名刺が安く手に入れることができます。

 

 

 

 

なぜ闘う名刺!を考えたのか?

「闘う名刺!」は自分の出来ること、やりたいことを言葉化して表明した名刺の事を、そう名付けました。なぜ、闘う名刺!を考えたのかを今日は書きます。

一番の理由は自分が内向的で内気な性格であるにもかかわらず、小商いを志してしまったからです。自分で小商いをすることを目指した以上、前に出るのは当たり前のことです。実社会で15年の間セールス、営業を勉強させてもらいました。性格は変わりませんが、収穫はありました。内気でも売れました。工夫することでトップセールスにもなれました。このことは矛盾ではないのです。内気でも、内向的でも工夫すれば出来ることがわかりました。でもダメなことも解りました。組織になじめませんでした。組織人にはなれないことと、納得のいかない仕事はできないことの二つはダメでした。

そんな自分が小商いをやっていくには、まずは人と会うこと。名刺交換をたくさんすることだと思いました。名刺を作成したのですが、今までと同じようなタイプのものでした。それだと、その場だけの挨拶程度にしかなりませんでした。そりゃそうですよね、どこの誰だか初めて会う人とすぐに取引が始まる訳はないのですから。そこで、せめて第一印象と何ができる奴なのかは伝えようと思って考えたのが闘う名刺!でした。

特別なものではないのです。初対面に期待をかけすぎないようにしないと、内向的な人間のハートは持ちません。とにかく、印象と出来ることです。それさえ伝われば良いと思いました。そう考えて色々工夫してみたのですが、自分が積極的に配りたくなるものでないと名刺交換がしづらくなります。

自分の場合は派手なものは配りたくないのです。写真やイラストの入った名刺も違和感がありました。本当に面倒な性格です。でも仕方ありません、この性格と一生付き合うのですから。そんな自分が社会で闘う、自分の心と闘う為に考えた名刺が「闘う名刺!」です。言葉の名刺です。自分が何屋なのか名乗り、何ができるかを解りやすく書いた名刺を作りました。その工夫などについて恥ずかしいのですが、今後書いていこうと思います。もし同じような性格の人の目にとまり参考になれば幸せです。