Wワークを一年した感想

ほぼ一年前からWワークして気がついたことを書いておきます。Wワークの内容については後日詳しく書くことにします。まず理想的なWワークとは、どういう形なのでしょうか。

会社より一定の安定した収入が入ります。また雇用保険や健康保険、年金などの社会保障が補助されます。これが最大のメリットです。会社で会社以外の仕事(副業やWワーク)を認めてくれるか、暗黙の了解があることが必要です。

なぜ、こんなことを言うかというと日本の社会に根付いた制度や風習をそんなに甘く見てはいけません。今政策として働き方改革が実施されつつありますが、政策ほど当てにならぬことはありません。人気がないと変わることがしばしばあります。そして我々は忘れやすいのです。さぎにもひっかかりやすいお人よしな国民性なのです。

社会での暗黙の了解とか会社組織のインフォーマルな組織の力をあなどらないことです。なにせ人間がやっていることなのですから。暗黙の了解とは知っているけど知らないふりをしていることをお互いも周りも知っているということです。「あいつ、副業(又はWワークなど)してるんだ」ということをインフォーマルな存在にも呑み込んでもらうことです。ここ大切です。

契約社会の欧米と違い日本の場合は暗黙の了解が多く存在します。それをクリヤーにしようとするのが働き方改革だと思います。国、労使双方にとり良いことなどそうはありません。どこかで誰かがうまいことをしてしまうのが世の常というものです。

国や企業サイトのことはともかく実際に働く労働者サイトは基準をどこにおけば良いのかを考えてみました。それは「心の満足感、ここちよさ」という処にこだわることだと思います。いくら儲かってもその前提でないとうまくいきません。

 

名刺を「しかけ」として使う

名刺を「しかけ」として使うことを考えてみませんか。名刺は今でも有効なビジネスツールのひとつなのですが、これからの時代は今までの常識が変わってゆく時代だと思います。名刺も単なるビジティングカードから「闘う名刺!」として生まれ変わる必要があるのです。

今までの時代昭和~平成は旧企業の時代、お役所の時代でしたが、令和は個人の時代になるのではないかと考えています。昔の社会のしくみではもたないのです。もう高度成長でもバブル不況でもありません。社会のしくみが変化していくということはそこで生きる我々のやり方も変えていかねば消え去るのを待つだけになります。

名刺はビジネスでは当たり前のように使われるツールの一つですが変わる時が来ています。今はまだ少数の気がついた人が変えているだけですがこれからはみんなが変わっていくでしょう。TVなどで宣伝している会社全体で名刺の人脈を共有するしくみが売れているのもその一つだと思います。

管理することから発想したやりかたが名刺管理システムなのでしょうが、自分達は人の出会いから発想しています。それは会社組織というのが今までの常識であったことのチャレンジかもしれません。個人の感情から発想することも有りだと思えるからです。

「闘う名刺!」個人が出会いをして行くことからの発想です。個人が何ができるのか、したいのかを堂々と表明していくことが大切だと考えています。会社がどうするのではなくて個人がどうしたいかのほうが大切なのではないでしょうか。

「闘う名刺!」は万能ではありません。「しかけ」なのです。その「しかけ」をどうするかはまさにあなたの腕の見せ所ということです。これから詳しいこと説明していきたいと思います。

名刺は不思議なツール

名刺って不思議な習慣だなと感じることがあります。55×91ミリの小さな一枚の紙を知らないもの同士が交換しあうという共通のルールみたいなものですから。ビジネスでは初対面の人と何かしらの縁が生まれる時は挨拶と会話そして名刺交換という常識でやってきました。

それはなぜ?でしょうか。自分が思うに「ちょうどよい」ツールなのです。会話や挨拶をしただけでは少し時がたてば忘れてしまいます。それから一生会わないことだってあります。そこに名刺というツールが入りますと少々違います。その名刺をご自分の名刺入れから整理する時に再度見るからです。

もちろん、不要と思えば捨てられるかもしれませんが一定の時間は相手の所にとどまっています。そのうちに再度アポイントをとるのが効果的な二回目の面会には必要だと考えます。名刺交換をしたら断られるにしてもこのタイミングを考えて行動することが成果をあげるポイントなのです。

断れることを恐れる気持ちは自分も良く解ります。でも、勇気を振り絞って連絡してみます。内向的な自分みたいな人は多いのではないでしょうか。今はメールもありますから名刺に記載されていれば、名刺交換のお礼を入れてその後に電話してみることをお奨めしています。

もし断られることがあれば今は自分と縁がなかった残念な人だと思えばいいのです。そのぐらいに考えて気楽に名刺交換からメール、アポまでのながれを考えておくことです。我々小商いの商人には必要なことなのです。あまり深刻な想いでアポをとるのは絶対やめましょう。心が楽しくなりませんからね。

これからの世の中はSNSだけが生き残るようなことを言っている風潮もありますが、決してそれだけの世の中にはなりません。人は人がいなければ生きていけない生き物だから繋がりをSNSだけにすることはどこかにフラストレーションをため込む事になるはずです。

だからといって名刺は今の形式のままでは取り残されます。そこでお薦めなのが「闘う名刺!」なのです。これは自分の想い、出来ることを名刺で表明していくことです。この名刺を常識になるまで話していくのが小商いの名刺屋の自分の役目と信じています。

人と会うことを考えてみよう

パソコン、SNSなどが急速に普及した現在は昔より人と会う機会が減ってしまったのは確かです。昔といったって10~20年くらいのことです。自分も世間にならったやり方で仕事をしているのには驚きです。

営業でいうと間違いなく飛び込み営業や根性主義は少なくなりましたね。効率もよくありませんし、人がついてきませんからね。僕等の時代とは様変わりしました。長時間労働も休日出勤や夜討朝駆け的営業も接待も問題にならなかった時代です。時々過労死などの記事で労働時間がでていると自分たちもそういう状況だったと思いだされます。

人と会って打ち合わせて仕事をするパターンがメールやラインのやり取りで行われてしまいます。それが当たり前になっています。時々なんでこれがメールで済むのかと不思議に思うことがあります。でもそれを良しとしている上司や会社との取引をしているのですから、こちらでおもんばかるしかありません。

こんな時代、人と人が会って挨拶するチャンスがあれば、それこそ貴重な時間ということになります。そのとき名刺交換をしますね。この習慣はいまだ残ってくれています。きっと人にとっては丁度いい習慣なのだと思います。機械でなく人同士が紙一枚でも交換し合うというアナグロな行為がいいのではないかと思います。自分が取引しているのは人なんだと感じられるからです。

友人が会社で隣の同僚からメールがくると言っていました。話せばいいのになぜでしょうか。そういえば最近お客様のオフィスに伺うと静かな感じはします。昔のはオフィス騒がしいところが多いようでした。よくワイガヤとかいって議論していた会社もありましたからね。会社への帰属意識も高かったと思います。経営者もリストラは最低の経営と考えて取組んでいましたから。

昔のことを書き過ぎました。言いたかったのは人と会う機会が減った今、より名刺交換を効果的に考えましょうということです。

甲子園出場と浮世の変化

今日は夏の甲子園大会の抽選会なのだそうです。今年母校は西東京大会を制し出場をきめてくれました。28年ぶりとのことです。28年前ロッテの井口監督が2年の時と聞きました。今年の後輩たちには悲願の一回戦突破ができるように祈っております。

さて決勝戦はNHKで放送があり楽しみにしていたのですが録画だったようで放送時間の午後までに友達や家族から連絡が入り、嬉しい半面、映画の最後のシーンを聞いたような感じもありました。

一つ文句があります。NHKのアナウンサーへたすぎです。新人が地方大会を練習に使っているかは知りませんが、学校の名前を間違いたり、データーはありきたりのものだし、あまり野球は知らない様子だし、28年ぶりというならその時のことぐらい前もって調べるのが大人の仕事だと思いました。上司は言わないのでしょうか。

世の中は少し変わってきているようです。お隣の韓国とのこともホワイト国除外を支持する人が多数と出ていました。世の中がやっと勘忍袋の緒をきったということです。普通なら抑える側の人達も賛成にまわりました。自分の場合は高齢になってきているので次の世代に当たり前のように隣国の我儘を許すことが風潮になるのを避けたいと考えています。ただし絶対に戦争は反対です。

気分が悪くなるような隣人なら付き合わない方がましと考えます。彼らは彼らの中の理屈で人生を過ごすでしょう。それは他人、他国では変えることができません。自分たちが思う常識で歴史という時を過ごせばいいのです。でも日本は違います。子供や孫には歴史の醜さも素晴らしさも話して行かねばならないのです。うそでなく真実の出来事を知ってもらうのが我々ちょっと先に生きた人間の役目なのですから。もうすぐ、原爆のおとされた日がきます。終戦記念日もきます。もう一度、自問自答をしてみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

商いが変化の予感

商いはどういう方向に流れていくのでしょうか?時代は令和になり、ひとまず令和のことを言わなくなり始めています。こうして軌道にのっていくんですね。次は来年に迫ってきた東京オリンピックです。その後はリゾート法案が通過していますからそのあたりの出来ごとと話題は移って行きます。

小商いを継続していくには浮世の動向を敏感に掴み、自分の考えをまとめていくことが大切と感じています。小商いだから、うちには関係ないというのは大きな間違いなのです。小商いだからこそ必死で考えてついていかないと明日はありません。それが小商いの現実であり、それを面白いと思わないと継続していくのは苦行になります。

最近の傾向として大企業は冒険をしなくなりました。やはり高度成長やバブルを経て創業者が減り始め、サラリーマン経営者が多くなったのでしょう。会社は株主のもので社会性のあることなどが彼らの目標になっています。すばらしいことなのでしょうが、社員の会社ではなくなりました。社員の一生を支える存在だった昔から変化しています。

政府が政策として働き方改革を推進するのは、そうするしかない現実があるからです。一生の面倒をみることが出来なくなった会社と急速な高齢化に手を打たず議論ばかりしてきたからだと思うのですが、働き方改革は賛成ですが役人が思っている考え方は労働時間や休日のことが多くて笑止でしかありません。

時代は凄まじい勢いで動いてしまっています。小商いが増える環境を応援していくしかありません。色々なチャレンジが出てきました。大型店はショールーム化して販売はスマホで買うことが当たり前になり、店舗のあり方が問われます。適正な規模も立地も内装・什器、そこに必要な社員も変わります。

少規模なお店も変わり始めています。佰食屋さんのように100食限定の店で夫婦が経営して成功する方法を考えている店とかです。コンビニも変わらざるを得ないでしょう。だれが誰に対してなにを成功としたシステムを提供できるかが今後の風潮になれば良いと思います。

 

 

 

 

 

今と昔、言い方が違うがだけ

久々に本屋をのぞいてみました。小商いをナリワイとする身として気になるのは副業、起業といったビジネス書が増えていることです。小商いを続けてきたものにとりチェックしなければと思い立ち読みをするのですが、昨今の働き方改革や年金不安のせいかわかりませんが安易な薦めのものも多いのも事実のようです。

 長い間小商いをしていますが、昔バブル前にもこんなブームがあった気がします。あの頃はフランチャイズ、ネットワークビジネス、自己啓発といったものが本屋にはビジネス書・雑誌のコーナーに並んでいました。何年かはそんな時代が続いた記憶があります。

 みんな廃刊になったりしたのでしょうね。あの時代は起業でなく独立とか脱サラという呼び方でした。今の起業、Wワーク、副業などの事ですよね。言い方が違いますが同じ様な社会現象なのでしょうか?バブルそしてバブル崩壊から安定した会社に入ることが人生の勝ち組といわれ目標みたいな時代が続きましたが、変わってきたのでしょうか?

 時代は言葉を変えて、同じような現象を生み出して行きます。前の時代のブームがなぜ終わってしまったのか、どうしてダメだったのかを考えてみることは大切なことです。そして必ず悪徳商法といわれるものが出てきます。これも同じように前のやり方の言葉を変えて繰り返す輩がいます。これも良く頭に入れておくべきです。

 小商いは長い時間、誰かの役に立つから続くものです。一気に儲かるのは稀だと思います。その長く役に立つ小商いを見つけることがこれからの新しい時代には必要だと考えています。かっこのよいことばかりではないのです。長く続けることを目標にすべきだと思います。続ける、継続こそが大切なのです。そしてきちっとした儲けがでることです。売り上げの規模ではありません。粗利を中心に考えるようにして長く続けましょう。

 

 

 

 

 

どうなっているの?

参議院選挙の翌朝、テレビをつけると参議院選挙の結果の報道かと思っていたのだが、吉本興業のウラ営業の会見の話ばかりでした。もちろん人気タレントの所属する日本最大級のエンターテイメント会社のスキャンダルなので面白いのはわかるのだけれどマスコミとはいい加減なものだと改めて思いました。

 参議院選挙の結果は予想どおり与党の勝利で国民の安定志向が、いかに強いかが印象的でした。日本の場合は急激な変化は望まないのでしょう。でも考えてみると今のままでは自分たちの暮らしは不安だらけの気がしています。若い人達はもっと不安になると思います。若い時は未来があるので切実感は我々のように定年前後の世代より楽観しているのかもしれません。

 世の中は思ったようにはなってくれませんから少しずつでも概念を変えていくしかありません。大きなことではなく小さなことでも概念が変わって行くことが大切だと考えています。自分の場合は名刺です。詳しくはブログで名刺について書いていますので興味があればご覧くだされば嬉しく思います。

 今回のウラ営業の話はタレントがからみますので皆が興味をもたれますが、企業の不祥事、隠ぺい、偽装はどれほどあるのでしょうか。しかも一流企業ばかりです。自動車の検査偽装や住宅の性能隠ぺい、資料の書き換えなどきりがありません。そんなことをする為に優秀な大学をでて就職して何十年も過ごしてきたのでしょうか。

 それを報道する側も有力なスポンサーの不祥事は報道してもCMをキャンセルすることはありません。いままでどおり高感度の高いタレントを使いイメージアップ広告を流しています。見ていてうんざりします。

 最近の若者がスマホでユーチューブなどをみてTV以外で情報をとっているのが良く解る気がします。これも情報というなかの一部の概念が変わって行くことなのです。つまり莫大な広告費を使う企業は偽装や不祥事、反社会的勢力とのつながりをマスコミを利用して国民をだましているのでしょうか?

 

 

 

 

日本的な起業とは?

 先日、評論家の竹村健一氏が逝去されたという報道がありました。自分が学生の頃に活躍されていたので時間のながれを感じてしまいます。彼の書いた本で「自分の会社を持ちなさい」というタイトルの本を読んだ記憶があります。独立志向だった自分にとり少なからず勇気づけられました。

 あの40年も前に自分の会社をもてと言っていました。それは今の起業ということです。終身雇用が当たり前の昭和のバブル前のことです。時代はそこからリクルートとかとらばーゆといった転職を奨励した時代をへてバブル、バブル崩壊、消費税、コンピュータの普及、携帯、スマホの時代へと進みました。

 今は政府が働き方改革の旗を振り始めました。それは竹村氏が書いた本から40年という時代がかかっています。時代は昭和、平成をへて令和の時代になりました。かくも起業という言葉が定着するには時間が必要だったということです。それでもその方向に動いていくしかないと社会が考えはじめたのでしょう。

 それは積極的な挑戦ではなく、政策や経営の失敗、世界の勢力地図の変化といった諸事情からやらざるおえない選択なだろうと考えています。竹村氏の書いた本の時代はバブル前の昭和ですから積極的に自分を試そうという薦めでした。その時代に起業するとは言いませんでした。「独立」という言葉や「脱サラ」とい言葉でした。

 今は「起業」と言いますが、自分は社会がすぐに起業を一般的に受け入れてくれるとは思いません。なぜならここは日本ですから。でも変わって行かねばならないことを社会は理解しているのです。そこで必要なのは日本的な起業なのです。日本人は昔から文化やシステムの加工の名人ですから。

 日本的起業とは何でしょうか?自分はそれを「Wワーク」「副業」が当たり前の社会となることではないかと思います。このことが当たり前のことになることが日本的な起業になると良いなと考えています。ビッグビジネスではなく「小商い」としての普及です。

 

 

 

 

わかりやすいが一番

 誰が名刺を作るのだろうか? 誰もが、社会人になるとだいたい持っている。就職すると会社から支給されるというのが一般的だ。日本では、就職関連のセミナーで名刺交換の作法を教えたりするのを良くみかける。ネットで名刺を検索すれば選り取り見どりである。自分も名刺に携わっているが、どこで作っても良いと思う。

 ネットで名刺をさがす人は個人が多いのだろうか? 会社が多いのだろうか?価格なのか、デザインなのか、注文のしやすさなのか、スピードなのか、ホームページの見やすさなのか、別のこだわりなのか、色々考えても良くわからない。個々の思惑であり、自分のセンスが光る名刺を作りたいし、色んな配る状況もあるのが名刺であるから。

 名刺屋としてのアドバイスは「誰に配る事が多いのかを考えて作った方がいいですよ」 ということです。例えば、最近多いのはデザインにこだわり過ぎて文字が小さい名刺。我々高齢者は余程のことが無い限り二度と見ないでしょう。名刺は交換し合うと精読率の高いビジネスの武器なのに勿体ないことです。若い人との取引が多いならいいのですが、中高年の人も対象なら考えるべきです。まして中高年が決定権のある場合が多いのは事実ですから。

 この間、昔務めていた会社の人と久々に名刺交換をしました。20年ぶり位でしょうか。オフィスの内装・家具・事務用品などを扱う会社ですが自分が在籍していた頃はオフィス事業部でした。今はオフィスソリューション、○○ディレクターと名刺に書いてあったので、何をやっているのか聞きましたが昔とやることは、あまり変わっていないようでした。経営者が若くなり、事業部のトップもその関連の人に変わったとのことでした。取引先のお客様は変化の問題解決が出来たのでしょうか。

 部署名、役職はわかりやすいものの方が信用されると思います。名刺は何より名刺交換してこそ意味のある商品です。その時、なるだけ色々説明するより簡単に、何ができる人か、会社かを理解してもらう方が効果は出ると思います。名刺はあなたの相棒です。