新しい名刺を考える②

今朝のテレビの情報番組でデジタル世代(現世代)とアナログ世代(旧世代)とのことを取り上げていました。今更という感じもしますが、改めて世の中変わってしまったことを思い知らされます。自分などはパソコンに入力することができる程度で応用など全く出来ませんからアナログ世代以前です。

その中で地図のことを話していましたが今はスマホで案内がされ、カーナビを見れば地図を買うこともありません。もちろんその地図はゼンリンや昭文社といった地図の会社が作っているのですが、そうせざるをえないのが時代という物なのでしょうね。

ちょっと前まで名刺やカードの裏に地図や略図を入れてとの注文がかなりありましたが、そう言えばめっきり無くなりました。時代はどんどん便利なものを取り入れるので今まで当たり前のように考えていた物やサービス、職業まで変えていってしまいます。

そのことに異を唱えている時を与えてくれません。自分達が変わって行くか、置いていかれるか、別な価値を発信するしかありません。番組のなかで伝達の手段にも触れていましたが、現代は1人一台の携帯・スマホを持っていますから、公衆電話の使い方もわからないのが常識なのです。

社会にでても我々の若い頃のような営業はしません。精神主義は受入れられませんから成果だけが勝負になります。逆にキビシイ社会なのです。結果がすべてになるとアソビの部分がないので急ハンドルになりますから早い一方事故も増える気がします。

その最先端についていくのは他の名刺屋だと思います。ウチなどはアソビが多いハンドルやクラッシックカーなどを愛してくれる人達と仕事を出来ればいいなと思います。ただ、今までどおりの名刺の表現ではダメだと感じています。どうやって自分を伝えるかを考えて作ることの重要性が増しているのです。

 

 

 

 

 

 

新しい名刺を考える①

名刺も新しく定義を変えなければ滅びると書きました。今までの時代は名刺を制作するのは個人ではなく、圧倒的に会社の意向にそったものでした。今もおおよそがそうだと思います。個人の存在が会社あってのものという価値観からそうならざるをえない事でした。ビジネス上の必要なツールの大部分を会社組織でないと持てなかったからです。

今はご存知のようにSNSが当たり前となり個人がひとり一台のスマホ利用する時代です。アイデアと行動力そして精神的タフさがあれば世界を相手に仕事がやれます。若い人達は生まれた時からそのアイテムのなかで育ってきています。これはとても大きなことなのです。習わなくても自然と扱えるのですから、我々旧世代とは出発点が違うのです。

それらのことから考えてみても与えられた名刺で良いわけがありません。彼らの発想から新しいものが生まれます。ただ人に物事を伝える為にはルールもあります。独裁的傾向のものは個性的でも独りよがりになります。伝えられる側がある程度は発想についていけることが重要です。

その名刺の制作するために必要な知識があれば高品質で安く、早く、デザイン性の高い名刺を誰でも制作できるのです。その今の技術をおおいに利用すべき時代が今の時代なのです。世の中は働き方改革と政府が旗をふり、今度は本気の様ですから考えるべきだと思います。

特に日本人に適しているのはWワークなのではないでしょうか。一つの会社に所属はしますが、もうひとつ自分の出来ることを世に出して行くということです。それにはいくつかの利点と国民性にあうだろうということが言えるからです。詳しくは後日書きますがまさにもう一つの自分を知ってもらう努力を個人がみんなしていくべき時なのです。

それが「闘う名刺!」をつくる前提条件なのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

自分の名前で勝負する人達の名刺を創る

名刺屋で30年近くもやっていますと色々な名刺を作ってきました。数は解りませんがかなりの数です。でも考えてみると会社から依頼される名刺が圧倒的に多かったのも事実です。個人から依頼を受ける場合も一般的な形式のものがほとんどでした。名刺の定型の内容からはみだしていないのです。

名刺はその役割として初対面の人とご縁を持とうという時に使う物ですから、失礼にならないように定型のパターンが多くなるのでしょう。数十年前の名刺は縦型で厚手の紙に社名・名前・連絡先が一般的で活版印刷で印刷屋さんの片手間仕事のように作られていました。

それがバブルの頃からでしょうか横型で薄めの紙にカラーで刷られるものが多くなりました。印刷もオフセット印刷で金額も中々のものでした。内容は先の内容にコーポレートマークをカラーで刷るようなものが増えました。連絡先も郵便番号やFAXなどが増え、社名もカタカナのものも多くなりました。

その次がオンデマン印刷で小ロットを安く作れ、しかもカラー刷りですので当たり前のように主流となりました。その頃にはメール・ホームページ・携帯などが記載されるのが普通になり行が増え、名前や社名が小さくなりました。それだけでなく認定マークを入れるところが多数になりました。

一般的な名刺でもこれだけ変化はしています。内容は記載事項が増えてはいますが名刺の役割的なことは変化してきませんでした。社会はどんどん変化しています。昭和の高度経済成長、平成のバブルそして崩壊、失われた数十年と。そうこうしているうちに令和の御代となりました。

この間の技術革新は印刷だけでなく各分野に及び会社から個人の時代に移っています。もう会社は終身雇用などの制度はありません。国も働き方改革を推奨し定年延長は当たり前だし、年金も訳が解らない状態だし、老人大国になってしまいました。要は個人が主体になり稼いでいかねばやっていけない時代になったのです。そこで自分も名刺に関する考え方を捨てることにしました。名刺を新しく定義しなければ名刺そのものが消えてしまうのです。

そのことをこれから書いていきたいと思います。

 

 

 

名前を覚えてもらうには?

台風が通り過ぎ大きな被害が報道されています。自然の猛威には勝てませんが再度昔からの防災の考え方を変える必要があります。安全も仕組みも工夫するしかないのです。今までの常識は通用しないのです。

季節は10月後半になり急に寒くなりました。こたつの布団をだして掛けました。さすがに電気はまだ入れていませんが、いいあんばいでちょっとホッコリした気持ちになりました。

何日か前にウインドブレイカーを買いましたがその店とは関係ないのですが他の店の名前を思い出せなくて思ったことがあります。店の名前はライトオンだったのですがこの店の名前をいつも忘れてしまいます。もちろん何度も買っていますし、店の前も通ります。ぼけたかというのでなく若い時からこの名前が頭に入らないようです。

物覚えは悪い方ではないのですが、どうしても出てこないのでイライラします。どうも名前にも忘れやすいものがあるようです。人の名前や会社名を扱う名刺屋という商いをしているので特に気になるのでしょうか。名刺を作成するときにどうすればその名前を覚えてもらえるかは大切な事です。

やはり覚えてもらうにも工夫が必要です。名刺は多くは商売で取引をする際に初対面の人と交換するビジネスツールですから、そこでの印象は自分に降りかかってきます。それを工夫しないのは怠慢過ぎると思いませんか。もうその時にビジネスは始まっているのです。

どう名刺を工夫して相手に覚えてもらうことができるかを真剣に考えて下さい。自分が提唱するのは何ができるか、したいのかを知らせることだと思います。それが「闘う名刺!」です。

 

又、始めました

9月にカミナリの為にパソコンがやられてしまい新しく購入したり、修理したり設定がうまくできなかったりして大変な思いをしてしまいました。文化系の自分にとっては最も苦手なことのひとつが機械の設定なのです。でも何とか元に戻った今日この頃です。又少しずつブログも書いていこうと思います。

この期間、半月ぐらいに色々ありました。先日ブログを書いた時はWカップラグビーで日本が連勝してすごいと書きましたが、昨日は何とスコットランドにも素晴らしい試合で勝利し、一次リーグをトップで初のベスト8を決めてくれました。

自然現象はどうしようもなく台風19号が関東を直撃し河川が氾濫し大きな被害をもたらされました。スマホの災害情報のお知らせがみんなのスマホからしつこいほど流れてきました。府中でも多摩川の決壊があるのではと非難勧告がだされていました。何とか大丈夫だったようですが、40年前に学生だったころの多摩川の増水の被害を思いだしてしまいました。

ラクビーでは人間の力の凄さに感動し、台風・カミナリなどの天災では人間の力ではどうにもできないこと知らされます。思いどおりに行かないのが人生なのだと改めて考えさせられます。目の前の出来ることを淡々とやっていくしかないのです。良いことも、悪いことも含めての人生ということなのですね。

自分が出来ることといえばパソコンが思いどおりに動いてくれない時に、しかたがないので今まで書いたブログを見直していました。反省はしないようにしているのですが、これからは少しペースを落としてでももう少し一つの話題を掘り下げて行こうと思いました。

 

 

近況報告です

久々にブログを書いています。というのも先日カミナリの為にパソコンが壊れてしまいました。それからというもの修理もダメで仕方なしに新しいパソコンを買いましたが中々うまく設定ができずに、やっと設定したらプリンターが動かないという事になり散々の目にあいました。

何とか火災保険で出費はまかなえるようなのですが今まで当たり前に安全に思っていたことでもこんなに大変なのですから千葉で災害にあわれた人達はどれほど困っているのかと思います。早く復旧することを祈るばかりです。

九月は書きたいことも随分とあったのですが気が抜けてしまいました。今月で小商いも27年目に入ります。気を取り直してがんばろうと思っています。昨日ラクビーのワールドカップで日本が優勝候補のアイルランドに勝利しました。すばらしい試合でした。

ロシア、アイルランドと二連勝は見事です。次のサモアに勝てば初の予選突破です。それにしても観客の多いのにはビックリです。味の素スタジアムに申し込んでもダメでしたし、日本戦だけでなく全国での会場も満員なのです。いつからこんなにラクビーのファンが増えたのかと驚いてしまいます。

自分は高校がラクビーでは強豪の久我山ということもあり、昔からラクビーは好きなのです。自分は柔道部でしたがラクビー部のとは何か気があうようで今でも飲みに行ったりしています。卒業してから45年にもなるのに不思議なものです。高校時代というのは特別なものなのかもしれません。

来月は柔道部の先輩から集合がかかりましたので会うのが楽しみです。ただ、昔のように大酒を飲むという訳にはいかない身体になりましたが旧友とは良いものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

コーヒーのお話

この間テレビでコーヒーの話が取り上げられていました。自分もコーヒーはお茶より飲んでいます。いつ頃からこんなに日本でメジャーな飲み物になったのでしょうか。番組ではファーストウェーブからセカンド、サード、今はフォースウェーブなのだそうです。

子どもの頃はネスカフェのインスタントコーヒーにミルクと砂糖をたっぷり入れて飲んでいました。あれが普及期だったんでしょうか。宣伝は違いがわかる男というフレーズを記憶しています。それから学生時代になると喫茶店、純喫茶に友達とたむろして過ごしました。何かちょっと大人になった気がしました。

その次は会社に入ってから、現場でも休憩室でも自動販売機の缶コーヒーをやたらと飲んでいました。自動販売機の普及もすごい勢いがありました。そしてスターバックスやドトール、タ―リーズなどのコーヒーショップの時代がきて、コンビニのコーヒーも定番になりました。

自分たちはコーヒー好きにされたのかもしれませんね。最近の商店街にはお茶屋さんは少なくなりましたが、コーヒーの焙煎店はどこでもみるようになりましたね。今度は味だそうです。当たり前ですが、あまり有名な産地でないところの貴重な豆を商社が開拓しているそうです。自分などはコーヒー好きですが味音痴なので申し訳ないが飲んでみたいとは思いました。一回はね。

コーヒーや紅茶が日本で広まったのは明治のころだと思いますが、自分の興味はその時コーヒーカップを作った日本の窯元がいたことに興味をそそられます。それまでは湯飲み茶わんを作っていた職人さんが、どんな気持ちで作ったのでしょうか。コーヒーカップの歴史は調べてみたい。今は残念ながら思っただけですが、現場にいってみたいです。

そういえばNHKでなまえの話をしていました。コップとカップの違いのことを話していましたが英語だとカップと発音しますがオランダ語ではコップというそうで、日本では鎖国時代に言葉が入っているものはオランダ語が多いのですかね。カップは持ち手のあるもので、コップは筒状のものだそうです。あまり考えてみたこともないのですが色々な観点でみると面白いものですね。

 

 

 

 

キャッチコピー考

先日の台風、ゲリラ豪雨、カミナリでパソコンに被害がありました。一台がダメになってしまいました。何とか火災保険でカバーできそうなのですが修理やなんやかんやで今週はブログが書けませんでした。

 今回は名刺におけるキャッチコピーについて考えてみたいと思います。一般的なものはどこの会社も名刺に入れています。○○で社会貢献するみたいなのが多いようです。最近ではよく解らない言葉も多く見受けられます。○○ソリューションとか幸せづくりとかもあります。

 よく解らないけどかっこが良いからのせるというのはやめた方が良いと思います。自分の心から発することばや具体的にできることコピーにすることをお奨めしています。「闘う名刺!」は出来ることを表明する名刺ですからキャッチコピーはとても重要な部分になります。

 このまえ江戸時代の仕事に関する本を読んでいると石焼きイモのことが出ていました。九里より(四里)うまい十三里という文句で爆発的に売れたといいます。9413ですからうまいことを言います。江戸の人間はことば遊びが大好きなのです。今もそういうところが日本語のごろ合わせなどにありますね。

 何かうまいことばを考えてキャッチコピーにしたいと思っています。今はネットやSNSで広まる時代ですから、なるほどうまいと思うものを広めたいものです。キャッチコピーは誰でもわかることも大切なのですが、その道に興味のある人しか解らないというのもありだと思っています。

 謎のキャッチコピーが解りあえたら楽しいかもしれないと想像しています。何でもありの時代ですから楽しんで作りたいものですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

並木のランキングをみて

昨日は台風15号が関東を直撃するということで都内の電車は月曜日の始発から止まり大変でした。今日、車で府中市内を営業していたら桜並木の桜の古木が根から倒れていました。残念です。

 府中と言えば大国魂神社参道になる天然記念物のケヤキ並木がありますが、枝はずいぶん落ちていましたが無事のようでした。つい最近全国の並木のランキングがでていたのですが入っていませんでした。

 神宮外苑のイチョウ並木、北海道大学のイチョウ・ポプラ並木、仙台定禅寺通りのケヤキ、滋賀県マキノ町のメタセコイア、秋田角館武家屋敷通りのもみじ、河口湖のカエデ、立川昭和記念公園のイチョウ、大阪万博公園のプラタナス、福岡柳坂曽根のハゼ、栃木大山参道のイロハモミジと続いていました。どの場所も日本の代表する景色です。

 でも府中で生まれ育ったものとしては何とか皆に知ってもらいたいものだと思います。ケヤキ並木は平安時代から続いていると聞いています。自分が子供のころは並木のまわりにそれなりの商店街があり自分からすると良い感じでしたが、今はショッピングモールと銀行、マンションが目に付きすぎます。

 時代だから仕方がないと言えばそれまでなのですが工夫が足りなかった気もします。その場所の持つ意味は不動産価値だけで測れないものがあると思いますが、地元の大地主の方々も相続やバブル、バブル崩壊とあり代替わりするたびに中途半端な街並みになった気がします。あくまで私観ですのでご容赦ください。

 先ほど出ていたランキングをみると公園が多いのですが、府中は街のど真ん中にあるわけなのですから人間の感情が街並みになるのも解る気もします。でもやはり魅力的な場所になればと願っています。やはりこれからはケヤキ並木を有効に次世代へと継承する為にもどんなグランドデザインを描いてここで生きられる街にできるかでないでしょうか。ケヤキ並木のある良い街だと言わせたいものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ローマ字表記

日本人のローマ字表記を巡り、政府は9/6、国の文書では「姓・名」の順番にする方針を決めたとのことです。今までも2000年に国語審議会では国際社会で文化や言語の多様性を意識し、活かしていくべきとして「姓・名」の順が望ましいとしていたのですが、又この話がでるということはそう決めるということなのでしょう。

 一般社会で名刺を作る際は「名・姓」がまだ多いかもしれません。ウチで名刺制作の依頼がある際は2000年の国語審議会のことを話し「姓・名」にさせていただいているのですが6対4で「姓・名」が増へてきたイメージです。やはり日本での呼び名で外国でも呼んで欲しいと考えています。

 昨年でしたか河野外相が安倍総理に「姓・名」で表記して頂くのが望ましいと発言した時に変わっていくだろうと思いましたが、日本人は割と自分の呼び名について気にしていないのではとさへ思うことがあります。郷に入っては郷に従えということもありますが自己主張をしないのはよくありません。

 自分の名前で勝負していこうと考えているなら尚更、日本ではこう呼ばれている名前であることを理解してもらうのも会話のひとつの話題にして行くべきことです。それと併せて自分が何を出来るのか、したいのかを表明していきましょう。自分の名前で勝負するというのは覚悟をするということだと思います。

 組織の中の自分と本当の自分が両方許される時代なのです。今までのように組織でいるには自分をおさえて生きるしかなかった時代は過ぎてしまいました。自分を整理して自分が出来ることを最大限に自分と組織の両方に役立てることがこれからの時代の生き方だと確信しています。

 「闘う名刺!」はご自分で制作していくうちに、自然とそのことが解ってきます。今あなたがやれることからスタートして欲しいと思います。「姓・名」を堂々と名乗り生きてゆきましょう。