「ことば」を選ぶのはむずかしい

自分の「闘う名刺!」を見直しています。歳を重ねるばかりで進歩がないのがよくわかります。今年後半には小商いも26年目に入ります。第二の創業のつもりで行こうと思い見直しを始めました。

闘う名刺!は言葉の名刺です。想いを、出来ることを言葉化して伝える名刺です。言葉に自分の想いを込めるのは簡単ではありません。ましてそれが相手にちゃんと伝わらなくてはなりませんからね。2年前ぐらいに読んだ本「言葉にできる」は武器になる。(梅田悟司氏署、日経出版)のなかで「言葉が意見を伝える道具であるならば、まず、意見を育てる必要がある」と言っていました。まさに同感です。

それと、考えているのではない。頭の中で「内なる言葉」を発している。ということが書かれていましたが、その通りでその内なる言葉を名刺に言葉化していかなければならないのです。

自分はこれから高齢者となりますから、小商いのやりかたもそれに合わせて変化が必要になります。それを大変と捉えると前にすすめません。変化を面白がる気持ちでいくことにします。老いても出来ることはたくさんあります。周りにご迷惑をかける様になった時が閉めるときです。まだかなりあるとは思いますが、これは自分で決められないかもしれませんね。その覚悟だけはしておくことにします。

さて、これからやりたいことは「闘う名刺!」の概念、考えかたが社会でなじんで常識になるように広めることです。今までのように自社で請負う必要はないと思います。この趣旨の名刺が名刺の当たり前になることが望みです。むずかしい挑戦なのですがやっていこうと決めました。

それにはもう一度、言葉のなかの想いをくみ取る感覚を勉強しなければならないと感じています。そして相手に本当にピタッとくるものを提案できるようになれねばと思います。言葉の仕事は面白く、一生できるが、老いても自分の内なる言葉が発せるように意見が育つ工夫をしなければなりませんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

闘う名刺!の話⑥(デザイン)

今、自分の闘う名刺!のデザインを再度考えています。現在使用している名刺のデザインは2年前ぐらいに創ったものです。タテ型ヨコ書きのパターンです。もちろん気にいっています。自分の場合、表面は一緒なのですが、裏面は3種類ぐらい作ってあります。名刺交換される方により伝えたい内容が違う場合の為にそうしました。最近考えている内容が少し変わりましたので新しいデザインも配りたくなりました。

名刺屋ですから今まで何十回も制作してはリニューアルしてきました。若いころの名刺は文字が小さいですね。デザインもかなり背伸びしていたようです。だんだんに出来ることを書き始めました。でも何か遠慮がちでした。ずいぶん違うものだと思います。

今度のデザインを考えるにあたり、色々なデザインをネットで参考にしてみようと見るのですが、何か自分にはピンとくるものがありませんでした。デザイン的には素敵なものはいっぱいありましたよ。あくまで自分のピンとくるものです。内容も言葉化も決まっています。あとはこの数年このデザインで配りたくなるものを考えています。参考にするのは色とフォントとバランスです。

昭和の人間なものですからネットより紙媒体の本、世界の名刺コレクションなどを見ながら楽しく考えています。どうも紙を手にとって見た方が落ち着いて考えられるんですね。この時代に笑っちゃいますよね。でも名刺自体がそういう特性の商品、小道具、武器ですね。

今度制作しようと思っているのは、とにかく単純化してみたいと思っています。なにを省くかを考えると中々と悩みます。名刺の裏表の中に自分の出来ること、やりたいことを表明していますから悩みます。どう伝わるような言葉にするか、これから先誰に一番伝えたいのかを考え創ります。言葉について勉強しなければならないですね。やることは多いです。

 

闘う名刺!の話⑤

闘う名刺!は内向的な自分が小商いを始めるにあたり、どうすれば名刺を配りたくなるかを考えて創った名刺です。積極的な人達から見たら何でそんなことを悩むのかと言われるでしょうね。数を配れば良いんだよって。それが中々出来ないのが内向的な性格のもどかしいところです。

まず考えたのは小商いを始めたこと知ってもらおうということです。挨拶状を出しただけで知らせた気になったらダメだと思います。とにかく一度挨拶に出かけることです。そして名刺交換をしてくることをお薦めします。するとそこに色々な現実が見えてきます。良いことも悪いことも当然あるでしょう。それでも実践が始まったのです。夢想ではありません。何かが動き出したのです。

今の日本は縮小社会です。人口は増えません。むしろ若い働き手は海外に出て行く時代なのです。中国ばかりでなくベトナム、タイなどアジアの国々は昔の日本のように成長が始まりました。国内は高齢者が増え、観光客や海外からの働き手が多くなります。人は何か物を買ったり、サービスを受けるとき、なるべく信用できる知り合いを探すのではないでしょうか。だから相手の知っている人になりましょう。みんな失敗したくないのです。

その為には「闘う名刺!」が有効なのです。自分は何ができるかを、言葉化して伝える名刺なのですから。そして名刺交換をすると、あなたは相手の知っている人になっています。例えば誰かにパソコンの修理を頼みたいと思った時、できれば名刺交換をしたことのある人に話を聞きます。もちろんネットで検索して色々調べれば無数にあります。でも一度、名刺交換をしているという事実は強いものです。

これからの日本で生きて行くには闘う名刺!を創り携帯しておくことが強みになると思います。スマホで連絡先などの交換は出来てもあなたの持っているイメージ、オーラみたいなものは伝わりません。名刺交換はアナログな行為ですが何かが伝わります。人間の未知の領域を信じましょう。

 

 

 

 

 

闘う名刺!の話④(こんな人に)

闘う名刺!を使って欲しい人を考えてみました。大谷翔平さんや明石家さんまさんには名刺はいらないですよね。みんなが名前も顔も仕事も知っていますからね。すごいことですね。政治家は手段として名刺を使います。何人か頂きました。

一流会社、有名会社といわれる所に所属されている人も今の名刺で十分だと思われているでしょう。これから働き方改革などの社会常識の変化が広がると副業、Wワーク、フリーランス、起業などをする人には新しい名刺が必要になります。闘う名刺!は一般の名刺とは異なり、出来ることを言葉化した名刺ですから、新しく作られる方々には役にたてるはずです。

名刺を2つ持つことになる人も増えることになります。会社で使う名刺は会社で貰いますからタダです。2つ目の名刺は自腹で作るはずです。会社の名刺は会社の信用、会社の名前が使えます。2つ目の名刺は自分の信用、名前で勝負する名刺ですので真剣に自分で考えて作る必要があります。

積極的に名刺を配れる人、名刺交換がどんどんできる人は今まで同様の名刺で自分が気にいったデザインのもので十分かもしれません。でも、自分のような内向的な性格で一歩踏み出すことを躊躇してしまうような人達はどうでしょうか。今までのような名刺では前記の人達と勝負になりません。

そこで考えたのが「闘う名刺!」です。これはデザインもありますが、一番の核は自分が何を出来るのかを言葉化したものです。その作成の過程で自分の本当に出来ることを見つめなおし、納得してから言葉化する訳です。ですからとにかく配ることを第一に、配りたくなるものを作りましょう。

自分も25年前に小商いを始めてから名刺は何度作っては、作り直しを繰り返したことでしょうか。そのなかで思ったこと、経験したこと、役に立ったことを営業という立場から考えて自分が配りやすい名刺を創りこみました。名刺と一口でいいますが基本があり、やってはいけないこともあります。そんなことをこれから紹介できるようにしていきます。

たいしたもんだ。

4/6のブログで松坂投手の先発登板の時にパワーストーンをつけていて、それがターコイズ(トルコ石)だったということを書きました。ターコイズは鮮やかな青色のイメージから宇宙をつかさどる石と言われていて、強い守護のパワーがあり、身につける人に勇気と行動力を与え、自己実現を達成させる力もあり、注目されるときに最適なのだと書きました。かなり目立つ石です。

それ以来つけていませんね。やはり松坂クラスの修羅場をくぐりぬけたつわものでもあの時は何かに頼りたかったのだろうと、臆病な自分は勝手に想像しています。もちろん邪推を確かめた訳ではないのでご勘弁下さい。僕など何か困ったことが起きるとすぐに弱気になり神頼みしていますからそんなことを思ってしまうのですね。

話は変わりますがメジャーに行った大谷君は凄いですね。投手と打者の二刀流はもちろんなのですが結果を出していますからね。今日は打者の日で、なんと4番でした。こういう23歳っているんですね。うらやましいとも思わぬぐらいの才能です。彼ぐらいの年齢の時はパワーストーンも必要ないのかもしれませんね。

還暦をすぎた僕等からみるとマブシイ限りです。体力の衰えを感じる今日この頃ですから若者が活躍している姿は、嬉しく、うらやましくなります。野球でも相撲でも卓球、フィギア、将棋でも色んな分野で若い人が活躍しています。特に最近は目立ちますね。世界で活躍できる体力、能力、技術をもっているし、精神力も素晴らしいです。

でも思うんですが、歳をとることも悪いことばかりではないと思いこもうと考えています。経験は人をずるくするのです。若い時のようなことはできませんが、何かに頼ってでも生き抜いていくことが必要なことを学びます。パワーストーンでもお守りでも、ジンクスでも何でもいいじゃありませんか。心が生きやすくなれば、しめたものです。そうだ今日は週末だしスポーツ観戦でもして酒に頼って、ゆっくり寝てしまおう。

 

 

闘う名刺!の話③

「闘う名刺!」は配りたくなることが大切なのです。名刺は名刺交換してこそ意味があります。飾りではないのです。では、どうすれば配りたくなるのでしょうか。

自分の場合は配ると相手に何らかの反応があることがうれしいのです。それと、デザインや言葉化した内容が気に入っていて誰かに早く伝えたい場合です。配る場は個々人マチマチですから、自分で工夫するしかありません。誰でもカッコイイ名刺を作りたいですよね。美的センスもマチマチですから気にいったデザインテンプレートを持つ業者から探せばいいのです。

自分はどこで作られてもいいという立場です。ただ基本を知っているのといないとでは自分の意図とは別の何かができてくると思います。闘う名刺!を創るにあたってこれだけは注意して欲しいということをまとめてみます。

①文字の大きさを細かくしすぎない。いくら気にいったデザインでも相手のことを考えていないものはダメです。

②ごちゃごちゃしすぎない。あれもこれもやっています的な作りのものは折込み広告のようで、うるさく感じるようです。

③むずかしい言葉、業界でしか解らない言葉はさける。解らないところは見てもらえないと同じ事です。

最低この3つは気をつけた方がいいです。闘う名刺!は相手に自分の出来ることを言葉化して伝える名刺です。どうしても自分の想いをたくさん載せ過ぎることが多くなる傾向があります。

仕方ないですよね。名刺は一般的には住所録みたいなイメージですからね。想いを名刺で言葉化して伝えるなんて少数派の名刺ですから。でも、きっちり創りこむと良いものが出来ます。早く配りたくなります。それには回り道かもしれませんが名刺の最低限知るべきことを頭にいれてください。そうすればネットでも印刷通販、文具通販のどれでも安くて自分の想いの入った名刺が安く手に入れることができます。

 

 

 

 

闘う名刺!の話②

「闘う名刺!」は自分の出来ること、やりたいことを言葉化して表明した名刺の事を、そう名付けました。なぜ、闘う名刺!を考えたのかを今日は書きます。

一番の理由は自分が内向的で内気な性格であるにもかかわらず、小商いを志してしまったからです。自分で小商いをすることを目指した以上、前に出るのは当たり前のことです。実社会で15年の間セールス、営業を勉強させてもらいました。性格は変わりませんが、収穫はありました。内気でも売れました。工夫するのでトップセールスにもなれました。

このことは矛盾ではないのです。内気でも、内向的でも工夫すれば出来ることがわかりました。でもダメなことも解りました。組織になじめませんでした。組織人にはなれないことと、納得のいかない仕事はできないことの二つはダメでした。

そんな自分が小商いをやっていくには、まずは人と会うこと。名刺交換をたくさんすることだと思いました。名刺を作成したのですが、今までと同じようなタイプのものでした。それだと、その場だけの挨拶程度にしかなりませんでした。そりゃそうですよね、どこの誰だか初めて会う人とすぐに取引が始まる訳はないのですから。そこで、せめて第一印象と何ができる奴なのかは伝えようと思って考えたのが闘う名刺!でした。

特別なものではないのです。初対面に期待をかけすぎないようにしないと、内向的な人間のハートは持ちません。とにかく、印象と出来ることです。それさえ伝われば良いと思いました。そう考えて色々工夫してみたのですが、自分が積極的に配りたくなるものでないと名刺交換がしづらくなります。

自分の場合は派手なものは配りたくないのです。写真やイラストの入った名刺も違和感がありました。本当に面倒な性格です。でも仕方ありません、この性格と一生付き合うのですから。そんな自分が社会で闘う、自分の心と闘う為に考えた名刺が「闘う名刺!」です。言葉の名刺です。自分が何屋なのか名乗り、何ができるかを解りやすく書いた名刺を作りました。その工夫などについて恥ずかしいのですが、今後書いていこうと思います。もし同じような性格の人の目にとまり参考になれば幸せです。

 

 

 

名刺整理しました

ゴールデンウィーク中は取引先が休むので法人中心のうちなどは暇で困ります。毎年のことなのですが整理をします。今年は名刺の整理をしました。商売柄どうしても名刺は溜まってしまうのですが、今回は頑張ってみました。

整理していくと一枚の名刺から色んなことを思い出します。その方のことはもちろんですが、取引の内容や、苦労したこと、その時々の事を思い出します。今回の整理はショックな事がありました。逝去された方々が多くいらしたことです。そのほとんどの方が何年か前で、お別れを出来なかったことを悔やみました。又、還暦を過ぎると友人のなかで定年した人も多くいます。彼らが今なにをしているのかがわからないことに気づきました。

みんなこの名刺に書かれている場で頑張ってきたんだなと感傷的になりました。でも、まだまだ先はかなり長そうです。政府は人生100年と軽く言いますが、生きる我々は大変です。前の名刺の場所にいるのはわずかな人だけですから。新しい名刺で新しい場所で頑張って行くのですから。

しかし悠々自適という人は、中々いないものです。まだ老けこまないぞという人が多いのはうれしいことです。今度会う時には小商いでも勧めてみるかと思いました。そんな高齢者でもチャレンジすることが許される、拍手される世の中でないと100年の人生は苦痛になりますよね。

政府もスローガンだけでなく新しい技術の苦手な高齢者にタダで専門家を派遣するシステムとかに金を使えば良いのです。本当の福祉はこういうものに予算をつけて欲しいものです。若い人だけが起業、副業、Wワーク、フリーランスで働くわけではないのです。チャレンジの垣根を低くすることや世間の常識や見方を上手に変えて行くことこそが働き方改革だと思います。国会を休んでいる場合ではないのです。早くすすめてくれないと100年はそう生きられません。

せっかく名刺整理したので旧友やお世話になった方々と連絡をして近況でも話せればと考えています。

 

見事な撤収です

府中の大国魂神社の例大祭も5/6でおわり、何となく気の抜けた感じの街を歩くといつも感心することがあります。境内で露店を出されていた方々の撤収の速さと、その場所がきれいに清掃されていることです。

この例大祭は大きなお祭りですので境内には色々な露天商の方々がズラリと参道に並び、その内側にも露天商や小屋掛けなどの出し物も、ところ狭しと並ぶ、今ではめずらしい日本の祭りの風景なのです。メインとなる5/3・4・5は人ごみであふれます。なのに5/6の午後には見事に撤収しています。

もちろん露店の方の屋台はパイプの組み立て式でそれに店の商品が描かれた鮮やかな布とシートで出来あがっています。見ているとそこに軽ワゴンから商品を手際よくおろし並べて仕込みが始まるという風です。このようなタイプのお店は世界各地であるのでしょうが、始まりから引き上げまでのシステムというのは見事なものだといつも感心しています。それにゴミも残さずキレイなのは素晴らしい。

昔ながらのしくみも良いものですね。今の時代はネットで何でも買うことができます。アマゾン、楽天、ヤフーオークション、メルカリ等々で個人対個人の取引もできる時代です。それでも露店、屋台、フリーマーケット、市場などに魅かれるのは自分が昭和すぎるのでしょうか。

人が思わず誘われるのは雰囲気なのでしょうか、それともニオイ、香り、音、味、さわり心地、雑踏等、何なのでしょうか。便利さだけで割り切れないものが人にはあるのではないでしょうか。単なるノスタルジィーではなく、そこに小商いが入り込み生き伸びて行く為の何かがある気がします。

最近ではB級グルメとかご当地物産展とかが相当の人を集客することに成功しています。これからは副業、Wワーク、フリーランスなどの働き方が全国で増えることになりますから、町ごとに特色のある生き方の小商いがたくさん出来てくればいいと思います。そして安全な国、地方なら観光客も喜んでくれると思います。地方が活性化すれば高齢者の役割も女性の役割も、より大切になります。特色ある小商いを奨励する政策を積極的に考えるべきだと思っています。

 

 

 

 

闘う名刺!の話①

「闘う名刺!」は自分の出来ること、やりたいことを言葉化して表明した名刺の事を、そう名付けました。これを創るには自分の経験上、まず自分自身のことを省みることから始めるのが効果的です。なぜなら自分を再考したうえで、自信を持って名刺交換をしてほしいからです。(その為のシートを作りました)

そうすることで自分が考えていることや忘れていた想いを整理することができます。そのなかには出来ること、やりたいこと、やりたいけど出来ないこと、出来るけれどやれば心に負担がかかりすぎることなどが見えてきます。時間の問題も考えることができます。今なのか、半年後なのか、1年後なのか、10年後なのか、定年後なのかというふうに具体的に考えることができます。

そういう自分の心と向き合いながら自問自答しながら出来ることを言葉化してみてください。やってみると中々難しいもんですよ。そして言葉化したものを名刺で表明するのです。ですから極端にいえば名刺交換で配るだけで、あなたはあなたの出来ること、やりたいことをひとつ実践したことになります。

あなたが自問自答して決めたことが名刺交換をしたことで、初対面のキーマンになるかもしれぬ人に渡り、その方の名刺も頂いたということは、あなたの表明した「何かが」動き出したということになります。空想ではなく何かが実践されたのです。これってスゴイことだと思います。

あなたは内面的にも、外面的にも目標に向かって一歩を踏み出したことになります。あなたの持っている可能性と共に闘うことができます。可能性はいくら待っていても踏み出さぬ限りは空想にすぎません。もし失敗しても実践したという事実は心に残りますから、あのときやっていればという後悔は圧倒的に減ることになります。繰り返しでてくる後悔は少ない方がいいに決まっています。