転んでも、ただでは起きないよ

 ちょいと体調を崩して、今年から始めたブログを一日おきにしています。中々と思ったようにいかないのが浮世の常とはいえ、弱ったものです。やはり寝不足が良くない気がします。少しずつですが回復していますので頑張ろうと思っています。

 ブログを始めたのは名刺の概念が変わるとおもしろいと考えたからですが、150記事位書いても書きたいことはあるものです。55×91ミリという小さな世界ですが中々に奥深いものです。体調を崩したのを期に改めて考え直しています。

 今まで書いてきたのは名刺の考え方を単なる挨拶カードから自分の想いを伝えるビジネスツールにしようと書いてきました。そのスタンスさえ同じならどこの会社で作成しても良いと思います。ただ、デザイン重視は怖い一面があります。

 自分も起業したての25年前はかっこいい名刺が創りたくて何度も作り変えたものでした。でも効果はあまりなかったのです。なにげなく自分の想いを書いた名刺を作り配ると新規開拓ができたことがありました。

 小商いで生きていくのは以外に大変です。決して気楽ではありません。格好より実利です。名刺は初対面の人と出会うときに使う小道具です。そして誰でも受取ってはくれます。それを最大限に活かさなくては商人としてありえません。

 自分の出来ることを言葉にして配ります。口で言って聞いてくれればいいのですが、世間の風は冷たいものです。ですから目に見えるようなものにしなくてはなりません。デザインは言いたいことが伝わるように考えて下さい。格好がよくて、伝わる名刺が一番です。

 今まであえてデザインについては書いてきませんでしたが、これからは書いていくつもりでいます。いろんな名刺を作り、見てきましたのでそれから感じたことを言葉にしていくつもりです。まずは体調を戻すことですね。

 

 

 

鬼のかく乱

今年になり始めて体調を崩してしまいました。昔から9月は調子を崩すことが多いのです。気をつけていたのですが還暦をすぎると今まで大丈夫だと思っていたことがキツクなるものですね。記事でWワークとか副業とか書いているので8月から試しているのですが2カ月で疲れがピークになったようです。

 頭はもともとダメとあきらめているのですが体力だけには自信がありました。残念なことに慢心でした。これからはもっと休憩をとらなければいけないと思いました。還暦をすぎても当たり前のことがわかっていないのですからバカですよね。

 9月はいつもだと夏の疲れがたまって、なんとなく調子を崩すパターンでしたが、今回はもろもろのストレス、気圧、気候変化、それとなんといっても寝不足が原因のようです。夏にやった健康診断は悪くなかったので安心していたのかもしれません。なにはともあれ健康管理には気をつけましょう。

 毎回体調を崩すと感じるのは身体のほんの一部が弱るとどうしてこんなにも精神的にもまいるのかということです。人間なんて弱いものです。そんなこんなで2日ほどパソコンの前には座れませんでした。今回復してきたので書き始めました。

 それはそうと健康食品って効いているのでしょうか?うちは夫婦そろって色々と試していますが、飲み始めるとなかなかやめないものですね。青汁、水、ごまきなこ、にんにく、ヨーグルトなんやかやと食べています。普段はすこぶる元気なのですが、たまに体調を崩すといつも気を使っているのにと八つ当たりです。

 体重が太っているので、いつも医者からはやせろ、やせろと言われています。5キロ減ればずいぶんと血圧にも、血糖、中性脂肪にも良いそうです。今回仕事が変化したこともあり3キロぐらいやせました。そうしたら体調を崩しました。どいうことだと思います。やはり太ったままでもなどと考えながら、いやいやせっかく3キロ落ちたのだから、あと2キロは頑張ってみようと思います。お医者さんの言うことを信じてみます。

 

 

 

名刺の有効活用① 

「闘う名刺!」を有効に活用するにはどうすればいいかを考えました。何度も言っていますが、この名刺は自分の想いを、出来ることを言葉化した名刺です。配るという行為自体に注目しています。何かを自分で名刺交換の時に印象づけることはたやすいことではありません。特に内向的な性格でしたり、自分で始めたばかりの人や会社にすぐに手を差し伸べてはくれません。

 配るという行為に専念しましょう。だって自分の想い、出来ることは言葉化して名刺に書いてあります。名刺は誰でも受取ってくれる精読率の高い媒体です。後はあまり深いことを考えずに配りましょう。すぐに何かを求めても自分に都合よく展開はしていくほど世の中は甘くありません。

 ただ配るのではありません。名刺交換のときは、あまり多くを話さなくても第一印象だけは、ご自分で工夫してください。無理をするのではなくキチッと挨拶だけはしてください。後は場数です。

 そして、どこで誰に配り、何を一番に伝えたいかを決めて下さい。あれもこれもはかえって逆効果になります。何かの専門として伝わる事がベストなのです。「闘う名刺!」は一種類だけではありません。ご自分で考えて創る名刺なのですから、訪れる場面を想定して何種類か制作しておくと便利です。

 この人にはこれが伝えたいという想いで名刺交換ができれば効果はおのずとあがります。そして渡したままではいけません。その日、又は翌日には必ずお礼のメールを入れて下さい。これにもコツがありますが後から書いていくことにします。すぐに電話でアポをとるのは体験上、成功率が下がる気がします。

 名刺は第一印象が大切です。誰でも言いますが、セカンドコンタクトはもっと大切だと考えています。セカンドコンタクトをする為に初回の名刺交換があるのです。セカンドコンタクトは話が具体的になりす。ちなみに自分の場合はセカンドコンタクト用の「闘う名刺!」を用意してのぞみます。名刺交換は自分が相手に何を求めているかをハッキリさせておかないといけません。

 

 

 

名刺を強力な武器にするために

「闘う名刺!」をより強力な武器にするには何が必要かを考えてみました。「闘う名刺!」は自分の想いを、出来ることを言葉化して表明した名刺です。ですから「ことば」が重要な位置を占めることになります。まず「ことば」を選定していくということから始めます。「相手に響くことばを考えましょう」

 この「ことばの名刺」とも言える「闘う名刺!」で色々な状況と闘うのは会社ではなく「自分自身」なのです。あなたが主役の名刺なのです。最初はことばを選んだり、自分を見つめ直したりする必要があるので、ちょっと面倒くさいと思うかもしれません。でも会社から支給される名刺ではなく、あなたが自分でこれからの人生を切り開いていく為のものなのです。

 大袈裟に言いましたが手順通りに進めて行けばいいのです。その為に「闘う名刺!の創り方」(仮称)を現在編集中です。9割方まとめましたが残りの分で推敲しています。もう少々お時間を頂戴いたします。

 何を悩んでいるかといいますと働き方改革などの政策で個人の副業、Wワーク、起業、フリーランスと色々な分野で多岐にわたり活躍する方々を再度想定しています。同じ個人が主役の人生でも活躍する舞台で持つべき名刺も違ってくるはずです。その多岐な場でも「ことばの名刺」である「闘う名刺!」をより有効なビジネスツールとして使っていただきたいのです。

 私どもで製作しなくてもいいのです。「闘う名刺!の創り方」(仮称)を参考にしていただければ、ご自分で制作するもよし、印刷通販に依頼するもよし、文具通販でもよし、もちろん今おつきあいのある印刷業者でもかまいません。あなたのコンセプトを伝える術があれば安く、高品質の名刺が作れる時代なのですから。

 次の回に「闘う名刺!」を有効に使う方法を考えてみたいと思っています。

 

ローマ字表記を名刺に入れる時は?

前回は紙の流行りすたりについてブームに迷わされないようにという話でした。今回は流行りではなく、名前の表記をローマ字で書く場合の決まりごとの話です。国語審議会(文相の諮問機関)によると日本人の姓名のローマ字表記について「Taro Yamada」など「名→性」の順で書くことが多いが 「Yamada Taro」のように「姓→名」の順にすることが望ましい。又これまでの慣用に基づく誤解を防ぐため「YAMADA Taro」など姓だけ大文字にするなどを提案している。

実際にうちで扱う名刺の場合でみてみると半々ぐらいと感じている。名前の下へるびとして使ったりするには「姓→名」のほうがよい気がしている。アジアでは中国、韓国、ベトナムなど、ヨーロッパではハンガリーが「姓→名」の順なのだそうだ。

最近では名刺の裏面に英語表記をしている会社も多い。海外に行くというより、あちらから来ている人達が多くなったのだろう。話は変わるが、来日されている国とレストランの関係もあると気がついた。昔から中華料理や焼き肉などはあったが、最近はインド料理、パキスタン料理、ベトナム料理、ハラルを掲げる店などが多くなった。やはり、これらのアジアの国々の発展はめざましく、都内だけでなく色々な場所で見かけるようになった。日本で多くの国の人が活躍しているということだ。

やはりローマ字表記はしたほうが良いかなと考えている。ただ中国の人の名刺の漢字よりローマ字表記を言葉にして読むのは、とても難しい。LとかXが入る人をなんて呼べばいいのか、いつも悩む。今までの不勉強のツケなのだが、これからは名刺屋という商売柄、前記の国々等の言葉も老骨にムチ打って勉強してみるかと、調子の良いときは思う。商売はいくつになっても大変だ。

名刺を配らないという選択?

 名刺を配らないという選択について考えてみました。最近、役所などの応対をみていて思うのですが、こちらが挨拶で名刺をだしても社員証を胸に見せての対応をします。非常に無礼な感じがするのですがこれがこれからの常識なのでしょうか?まさに責任を負わないという宣言のように感じます。これは地方の役所だけなのでしょうか?

 一般の会社でもIDカードを首からぶらさげている人が普通にみられます。会社の出入りの管理でしているのはわかりますが、館内だけならいいのですが食事や他の外出の際にもぶらさげているのはどうなのでしょうか?あれも立派な個人情報だと思うのですが。

 名刺は個人情報だから一般のお客様や来場者には配らないという態度は責任を取りませんといっているように感じませんか?先ほど書いたように、せめてこちらが名刺交換を希望している時には応じるのが常識にしてほしいと当事者や幹部にも考え直してほしいものです。

 名刺は個人情報の塊ですから、相手に対しての責任感をもてるのだと思います。学生時代に名刺交換のセミナーなどをやります。それを聞いているのと実社会があまりに違うのはおかしいです。せめて、先輩たちがそれは違うよと注意をできる社会にしなければなりません。

 名刺は効果のあるコミニケーションツールなのです。使い方しだいで大きな効果を期待できます。そして誰もが簡単に自分のこと売り込まなくてはならない時代です。働き方改革は待ったなしです。超高齢者社会は目の前にきています。今安く簡単に作ることのできる名刺を使わない手はありません。首にぶら下げているのではなく配りましょう。

 

ちょっと振り返ってしまいました②

 また一歩踏み出す為に起業して25年を振り返っています。色んな事が大きく変化してしまいました。中国の発展の速さ、ネット取引の浸透、SNSの普及、新興企業の台頭などです。販促品の取扱いは中国で生産し、ネットで価格がオープンになった時から撤退し始めました。自分で製作出来るもの以外やりません。

 印刷関連もネット通販が盛んになって来ていますので名刺に絞りました。名刺の専門店、名刺屋になりました。そして「ことばの名刺」である「闘う名刺!」広めていく道を選択しました。「闘う名刺!」は出来ることを、想いを言葉化して表明する名刺です。今はこれに集中しています。

 とにかく小商いをしていると変化に対応していくか、がんこに動かぬかを判断していかねばなりません。誰もどちらが正しいかは教えてくれません。そこがつらいけれど、小商いの醍醐味なのかもしれません。自分は変化を選択しました。取扱を絞り、そのなかで新しい試みをすることにしました。それが「闘う名刺!」です。

 25年の間に解ったことは誰かが製作した商品を売る時代ではなくなってしまったということです。他国で安く作った商品では利益がでなくなったということです。かと言って設備に金を投資しても元を取ることができません。自作したものを共感してくれる人達へ売る時代だと思います。

 競争は大企業のやることです。真似ることはありません。自分は共感してくれる人に利益がでるようなノウハウや商品を売るようにします。儲けが大きいに越したことはないのですが家業としてやっている小商いですから仕事が楽しくなくては意味がありません。共感してくれる人達を探し出すのが営業です。

 

 

ちょっと振り返ってしまいました①

小商いを始めてから今月でまる25年になります。思ったようには中々いきませんでしたが、ともかく25年生き延びてきました。最初から家業を作るつもりで始めましたので人数的には夫婦2人で満足なのですが、もっと儲かっているはずでした。残念。でもそんなこと言っても何も変わらないので歳は取りましたが前を向いていきます。

 また一歩をふみだす前に、昔のことを頭に整理してから行くことにします。小商いを始めた平成5年はバブル崩壊から2年ぐらいでした。あと3年ぐらいで景気も少し上向き始めるだろうと思っていましたが、大甘でした。失われた20年と言われた時代となりました。

 そのなかで細川連立政権から始まり何人もの総理大臣が変わり自民から民主へ政権交代があり、流れが変わるかと思いきや知っての通りです。政治はあたふたとするだけで何もしなかったと同じでした。この時代の中で奥尻、阪神淡路、東日本他の災害が続き、オーム事件があったり、消費税が5%、8%とあがり、非正規社員切りがあったり、就職氷河期があり、リーマンショック(平成20)があり、まわりの会社は倒産したり、縮小したり大変でした。

 ちょっと振り返るだけでこれだけのことが浮世ではありました。自分たちの周りにも色んな事がありました。この浮世の出来ごとのなかで今でもコノヤロウと思うのは消費税5%の時です。バブル崩壊後4年どうにか光明が見えだした頃、平成9でしたが、景気はどんと下がりました。これからというお客様が合併、縮小で地道に続けてきた数年とそれからの計画がダメになりました。

 小商いを始めた頃は企業に販促品を販売していて、内装工事も一部請け負っていたのですが、この販売先が外資との合併や国内販売の不振のため縮小してしまいました。それとインターネットの普及で中間業者がいらなくなってしまいました。お客とメーカーが直に取引することが増えたからです。

 中国での製造にメーカーが移っていったことも大きかったです。メードインジャパンの力が失せてしまいました。それを仕方なしと受入れたのが多くのメーカーです。そして今国内では偽装などで信頼をなくしているのは物作りに対する姿勢の問題です。消費者は安ければいいという考え方が消えないからだと思います。長くなってしまいました。次回にまわします。

 

いつか来た道にならないように

メーカーについて思うことがあります。以前に販促品として名入れをしたボールペンがあるのですが、日本の有力メーカーのものですが、今回使おうとしたらボールペンのインクの出が悪くかすれてしまいました。これは2年位まえに製作したものです。それと同じ場所にストックしていた名入れボールペンで、これは国内工場で生産したものです。これは10年前ぐらいに製作したものですがキッチリ書けました。どいうことでしょうか?有力メーカーは生産を海外でしています。もちろん品質管理は万全なのでしょう。でも実際何年か経つとこんなことが起きます。

自分が実際経験したことですが、それをどうのこうの調べると言う訳ではありません。ただ、一流メーカーだと言って全面的に信用出来ない時代なのかもしれません。メーカーの製品に対する想いがどのくらいなのかは、なかなか解りません。ただブランドを信じられるかは買う側にゆだねられてしまったのかもしれません。最近、大手メーカーの不祥事は作る側の事情を斟酌して、消費者をばかにしたものです。どこも大手中の大手の製品の偽装、検査のうそ、それも長きにわたり経営陣も現場も公然の秘密にしていたわけです。本当に商人の風上にもおけぬというのはこのことです。

我々のような小商いをしているものは、それを詐欺と理解しています。我々がやったら商いの存続はありえません。時間が解決するものではありません。車のメーカーでもその話が世間にでてもテレビCMは流し続けています。お金を使うのはそこではありません。不思議で仕方がありません。傲慢限りなく感じるのは自分だけでしょうか?

まじめにいいものを作っている日本のメーカーはたくさんあります。新聞やマスコミ、出版社などはそれを報道していくことが仕事なのではないでしょうか?それとも宣伝広告料というのがじゃまになり忖度するのでしょうか?もしそうならば、昭和のいつか来た道と同じようなことが始まっているのではないでしょうか?とても心配です。大袈裟でしょうか?

 

 

闘う名刺!のフォローアップ

「闘う名刺!の創り方」(仮称)を今制作中なのですが、最後の段階にはいりました。今週まとめていたのは闘う名刺!を名刺交換した後のフォローアップについてを考えていました。名刺の作成とは違うのですが、この部分が闘う名刺!を創りパワーを発揮するための肝ともいえます。

闘う名刺!はことばの名刺でもあります。自分の出来ること、想いを言葉化して名刺で表明するのです。名刺の特徴に精読率の高さ、だれでも受取ってくれるツールであるという最大の武器があります。

一読はしてくれても、それが営業活動に結びつかなくては意味がなくなってしまいます。どうすれば特徴を活かせるかです。まず、お礼のメールを入れましょう。それは一般的なお礼の文章より一歩踏み込んだものにしましょう。そんなことを一週間かかってまとめていました。

メールで返事がいただけた場合のこと。いただけなかった時の場合、拒否された場合など色々考えてみました。そしてその時の心のもちかたも考えてみました。そんなことをしていたら一週間がすぎてしまいました。

メールで了解がいただけたらTELです。アポイントをとりましょう。そのことを考えると又色々と問題がでてきます。もちろんケースバイケースなのですが、自分だったら何と言うかを吟味してみました。

なるだけ多くの例文を入れたいのですが、紙面の都合もあります。その時の心の動きも大切なチェック項目なのです。なぜなら闘う名刺!は配る事に主眼をおいています。ご自分の出来ること、想いを言葉化して表明しているからです。

だから受取って読んでもらえる確率もあがります。ですが100%ではありません。ですから名刺に書いた事項を読んでくれたのかをテストトークで確かめる必要もとか考えていくと際限がなく編集という作業はいかに根気と体力が必要とわかります。