「名刺を作るにもルールがあります」

 名刺を作るにもルールがあります。名刺屋だから言うのですが、これを間違えるとあまり役に立たない名刺が出来てしまいます。逆に考えるとルールを知っていれば誰でも役に立つ名刺が作れます。

 昔ですと名刺は印刷屋さんに相談して作りましたが、今はネットでいくらでも高品質で安く、早く作ることが出来るようになりました。ただこれらの名刺は一般的な大多数がこれでいいやという名刺です。前回も書きましたが積極的にたくさん配れる人達ならこれで充分なのです。

 これらの名刺はどちらかと言えばデザイン重視の名刺です。誰かが考えたテンプレートにあてはめたら出来てしまいます。今までの世の中ならこれで充分足りたのですが、これからの時代はどうでしょうか?働き方改革は個人が自力で生きる道を探して行かねばならないということなのです。決して待っているだけで労働条件が良くなるということではないのはご承知の通りです。

 時代はSNS全盛ですが人々はそれに満足はしません。真逆ともいえる人と人のふれあいを求めるようになるのではないかと考えています。それが色々な場面で出ています。昨日も報道でありましたがスーパーボランティアと呼ばれる方が徒歩で自宅九州へ戻るのをその人と触れ合いたい人達で危なくなるということで断念されたそうです。

 これも何か今の時代に違和感を持つ人の心理なのではないでしょうか。今の世の中が昔とかけ離れて便利で豊かになっているのも事実なのですが、何か得体のしれないものが存在し始めているのを感じるのが人間の持つ本能というか感性というような説明しがたいものなのではないでしょうか。

 そんな時代、ちょっとした表現しにくい違和感が多くなってきた時代にこそ、あなたが作るアナログな「闘う名刺!」が役に立ってきます。名刺交換は初対面の人と人が紙切れですが相手の持ち物を交換しあうというルールなのです。これを内向的な人が使わない手はありません。闘う名刺!はルールを知れば誰でもすぐに創れる「あなたの相棒」になるビジネスツールなのです。