なぜ「闘う名刺!」にこだわっているのかを考えてみました。「闘う名刺!」というのは具体的にいえば「ことばの名刺」です。闘うというのは自分も含めて何かをしようと思う時に行動に移ることが苦手な人に心の覚悟をしておこうということが始まりなのです。
自分は性格的に内向的なのですが自分で「ひとりビジネス」を初めて26年になります。何とかやってこれたのは周りのおかげと悪運の強さと感謝しています。ちょっと振り返ってみると、たくさん失敗していることがあります。その一つが名刺のことでした。
名刺屋なのに自分の名刺で後悔しているのは恥ずかしいのですが、同じような性格の内向的な人に自分の失敗を話しておくのも年寄りの役目だと思い「闘う名刺!」という名称をつけてお奨めしています。決して特別なものではなく名刺の使い方の工夫の話なのです。
「闘う名刺!」は自分の想いを、言葉化して表明した名刺のことなのですが、単なるキャッチフレーズではなく「想い」なのです。内向的な性格でも自分で何かをして行かねばならない時代に突入してしまいました。働き方改革というのは自分で生きていけという改革なのです。今までのように会社に所属していれば何とかやっていけた時代は終わりました。
それを内向的な性格の方はうすうす感じているはずです。積極的に前に出ることができる人達は不安を感じにくいかもしれません。積極的な人は名刺もドンドン配りますから。内向的な人は躊躇してしまいますので機会ロスが増えてしまいます。そのなかで出会った人とキチット付き合うしかありません。性格はそう簡単に変えることはできません。でも配る名刺を工夫してみると違った展開が生まれてくるのです。
自分で生き抜く時代は今までのように有名な会社の名前、ロゴで通用しなくなります。自分に何が出来るのか、したいのかを相手に伝える努力が必要になります。そして名刺交換というアナログなツールがSNS全盛のこの時にこそジワリときいてくるのです。