「こあきない」

 「小商い」という言葉は謙遜でも卑下して使っているのではありません。あえていえば「堂々と小さな商いをできる時代が来ている」と言いたいのです。またビジネスマンというより「あきんど」でありたいと考えています。「あきんど」の自分のイメージは人を相手に工夫している姿なのです。ビジネスライクなスタイルではありません。

 大きなビジネスをするのは大企業、有名企業に任せればいいと考えています。大きな資本で、世界的な販売競争に勝ち抜いていくのは凄いことですが、自分の器量では楽しくできません。小商いで良いものを、サービスを同じ感性をもつ人達へ広めていきたいと考えています。

 今は昔と違い小商い、無店舗商売が当たり前に出来る時代なのです。我々高齢者には中々手ごわいがインターネットやSNSを若い人だけの特権と思わず慣れて行けば年寄りの世界も、想いも広がっていきます。今年は改めて教えてもらおうと考えています。

 大きなビジネスには意味もありますが、小さなビジネスには意義があります。どちらも役割があるのが面白い所で天秤にかけてもつりあうのが好景気なのだと思います。どちらかに振れ過ぎるのは経済政策をちょっと考える必要があると政治家の人達には考えていただきたいものです。

 今年は元号が変わり消費税が上がり、来年は東京オリンピックがあります。大きなビジネスは色々な話が新聞などで報道されますが、小さな商いについては中々宣伝してくれません。でも確実に変わってきているのです。それが表だってくる年になればいいなと期待しています。

 自分も小さな小さなことですが名刺の概念のなかに「闘う名刺!」を広められれば幸せです。頑張ろう。