社員証で代替えはヒドイ

最近は役所でも民間企業でも首から名刺大の社員証やら入館証をぶらさげている。それはIDカードになっていることが多いのでそれ自体は「どうぞ、お構いなくおやりください。」なのだが、名刺交換がわりに提示するだけの習慣はいつからなのか?こちらが名刺をだしてもださない。会社の指示だそうだ。社員や役人に名刺を渡すなと指示するところは何さまだという感じです。不愉快です。

いつだったか三重県で元知事の北川氏が県庁の職員に名刺を使えと言っていたのを思い出す。ちゃんとした方はわかっているのです。いくら個人情報がうるさい時代だとしても、相手に取引や行政サービスをするのに名刺ひとつ渡さない国がおもてなしの国などと言えないと考えています。

社員証を提示して、こういうものですというのは「あなたとは一度限りです」と言っているに等しいと思います。そんな方に大事な事を話せますか? 自分なら信頼しません。もう少し責任を持ちましょう。大きな組織なら高いお金をはらい顧問弁護士だっているはずだ。何かあればその方々に仕事をしてもらえばいいのです。

とにかく石橋をたたいて渡るのではなく、しらんぷりをしているにすぎないのです。何かあれば堂々と議論するべきなのです。単に名刺交換をしないのを奨励するトップがいるのなら、そのトップの方はどんな人にも名刺交換をしないのでしょうか?

小さな事かも知れませんが、この積み重ねが世の中をおかしくしていく気がしてなりません。IDカードはIDとして使えばいいのです。人と人が向かい合い話をする時、もちろん初対面の人に名刺交換もできないという習慣が一般化しないことを切に願っております。

ちょっとおかしいなと思うことは言わないといけません。8/15は終戦記念日ですが開戦の前だれかが非国民という言葉で世間を誘導したのです。それを鵜呑みにするマスコミや支配層のキャンペーンがあったのです。一言が世の中の雰囲気をかえてしまうことも多々あります。悪い習慣は悪いと言いましょう。