名刺管理システム、最近CM見ないね

二月ごろブログに書いた記事で、名刺管理システムのCMを見ない日がない。なぜそんなに儲かっているのだろう?と書きました。このところ一向にテレビでは見なくなりました。先日、ビッグサイトで開催したビジネスショーには出店していました。テレビCMは金がかかるので、それなりの認知度はあがり効果があったということでしょうか。

でも、やはりあれだけ派手に出ていたのがおとなしくなると気になるものですね。あの時点で6000社が法人向けのサービスを導入しているとありましたから。名刺に携わるものとして、かなりショックでした。目の付けどころに感心しましたし、それに集まる投資の資金にも、成長のスピードにも驚きました。

名刺管理システムは名刺交換した全てを登録してしまい、会社で共通に利用できるが売りです。CMでも「もっと早く言ってくれれば~」という文句がありました。大きな会社はそういうものかと感心します。我々のような小商いだと名刺ホルダーや名刺箱にいれておくのが一般的だと思います。

自分もそうでしたが、ある時期から考え方を変えました。ビジネスで知り合った人、名刺交換をした人はとりあえずキープしていたのですが、無駄だと思うようになりました。その都度処理していかないと溜まり過ぎてわからなくなります。だから名刺システムと言う人が多いのでしょうが、自分は違う考えです。

何で名刺交換をしたのでしょうか? 仕入先として何か仕入れたいと考えたからですか? 販売先として何かを売りたいと思ったからですか? その他、何か興味のあることがあったのですか? これを問いかけてみることにしました。そうすると整理できます。ただただ義務的に名刺交換していたことがわかります。

一度その場で何かを感じたとしても、今やらなければほとんどのことはやりません。連絡もしないのではないでしょうか。今の時代はネットで何でも調べられます。当日、翌日、名刺入れを整理する時に必要と思った事は調べる様にしています。それでも興味のある時は相手に連絡します。調べてみるとほとんどが自分にとっては不要な名刺になってしまいます。名刺屋ですから興味をひくものは参考にとっておくのですがそんなにたくさんありません。本当に名刺管理システムは使われるのでしょうか?