2週間くらい前にも書いたのですが、人の第一印象は3~5秒で決まるそうです。その大半は視覚情報からなのだそうです。アメリカの心理学者アルバート・メラビアンが言っています。色とか見た目、文字といった視覚情報が55%、声のトーンや話し方などの聴覚情報が38%、話の内容の言語情報が7%なのだそうです。
きのうテレビで色の話をしていました。これからは野菜をビルの中で作ることも多くなるそうでおいしい野菜ができるそうです。太陽の光の代わりにLEDをあてて育てるそうです。赤、青、緑、黄色などの色で野菜の味や栄養素の量が変化するといっていました。色は研究の余地大ですね。
色ですぐ思い浮かぶのは、暖色と寒色です。名刺の色はどちらが多いのでしょうか? 赤やオレンジ、黄色などの紙も見ますし、黒・紺・グレー・青などもありますがどちらが多いとまでは言えません。自分の感覚ですが昔より原色系が多くなった気もしています。赤や黒をベースに白抜きで文字をはっきりと浮き上がらせるイメージです。
どうしても白の用紙のイメージの強い名刺ですが、色については様々な取組みを行う会社が増えているのかもしれません。色で注意しなければならないのは、自分がイメージした色とあわせるのが大変だということです。印刷ではDicの何番とか指定しますが、印刷する紙の質でイメージと違ってきたり、再注文の時に色番が同じでも違うイメージだったりします。YMCKで指定しても自分の手元のプリンターと相手のプリンターでは若干違います。
色は効果の大きい手段なのですが、前出のような行き違いもよくありますので、色見本をだして色校正をしてから製作にかかるとかした方が、時間も価格も上がりますが良いと思います。ちょっと面倒に感じる方は別な方法でアピールする方法を考えても良いかもしれませんね。視覚情報から得るのが90%以上なら、尚更名刺を研究しましょう。