床屋さんに行ってきました。床屋さんといっても1000円でカットしてくれるところです。数年前に子どものころから何十年も通っていた床屋さんが引退し廃業してから、いまどきの流行りのこのタイプのお店に行っています。
昔の床屋さんというと値段は高いがていねいでした。話をしながら1時間ぐらいかかりましたよね。そのかわり頭を洗い、顔をあたってくれますし、行きつけなのでいつものと同じでやって下さいとイスに座ればOKでした。混んでいるときは漫画が置いてあり読んで待っていましたね。世間話で花が咲くという感じの浮世床の世界でした。
今は安い。1000~2000円ぐらいですからね。カットだけなら1000円だし洗髪・ひげそりをしてくれるところは2000円です。チケットを券売機で購入し、カットだけなら15分ぐらいで終わります。最初にこうしてくれと頼めば話すこともありません。中の注意書きにはやらないことが色々と書いてあります。これで商いが成立する時代なのです。
空いていれば1人ぐらい待っても30分あれば終わりますので、何かの途中でやってもらえます。ちなみに今日は月末支払いで銀行に行ったついででした。割り切れば便利です。平日は空いているかと思いきや、いつも満員です。それを見ていると高齢者が多いようです。ということは社会になじんだということです。これが今時の常識になったわけですね。
味気ない気もしますが、コストパフォーマンスには勝てません。きっと対局の床屋さん、美容室もあるんでしょうね。残念ながら行ったことがないのでコメントのしようはありません。でもこういう業態がもっと色々と出来てくるのでしょう。だいたいの場合、高齢者のほうが多い世の中なのですからその世代で混んでいると、常識になってきたということなのでしょう。コンビニも、コーヒーショップもスマホもみんな使うのが当たり前になりました。小商いも高齢者の常識にならなくてはいけませんね。