ゴールデンウィーク中は取引先が休むので法人中心のうちなどは暇で困ります。毎年のことなのですが整理をします。今年は名刺の整理をしました。商売柄どうしても名刺は溜まってしまうのですが、今回は頑張ってみました。
整理していくと一枚の名刺から色んなことを思い出します。その方のことはもちろんですが、取引の内容や、苦労したこと、その時々の事を思い出します。今回の整理はショックな事がありました。逝去された方々が多くいらしたことです。そのほとんどの方が何年か前で、お別れを出来なかったことを悔やみました。又、還暦を過ぎると友人のなかで定年した人も多くいます。彼らが今なにをしているのかがわからないことに気づきました。
みんなこの名刺に書かれている場で頑張ってきたんだなと感傷的になりました。でも、まだまだ先はかなり長そうです。政府は人生100年と軽く言いますが、生きる我々は大変です。前の名刺の場所にいるのはわずかな人だけですから。新しい名刺で新しい場所で頑張って行くのですから。
しかし悠々自適という人は、中々いないものです。まだ老けこまないぞという人が多いのはうれしいことです。今度会う時には小商いでも勧めてみるかと思いました。そんな高齢者でもチャレンジすることが許される、拍手される世の中でないと100年の人生は苦痛になりますよね。
政府もスローガンだけでなく新しい技術の苦手な高齢者にタダで専門家を派遣するシステムとかに金を使えば良いのです。本当の福祉はこういうものに予算をつけて欲しいものです。若い人だけが起業、副業、Wワーク、フリーランスで働くわけではないのです。チャレンジの垣根を低くすることや世間の常識や見方を上手に変えて行くことこそが働き方改革だと思います。国会を休んでいる場合ではないのです。早くすすめてくれないと100年はそう生きられません。
せっかく名刺整理したので旧友やお世話になった方々と連絡をして近況でも話せればと考えています。