色彩心理学というのがあるそうです。赤色やオレンジ色は元気がでる色とか、やる気が出る色なのだそうです。自分もテレビの占いで今日のラッキーカラーとかを聞くとネクタイやハンカチの色を気にしたりしてしまいます。
若いころ、ネクタイの色で商談に向く色とか聞いたことがあります。それは相手と向き合って話すので、どうしてもネクタイが目に入ります。そこで赤色だと相手が元気で攻撃的になるので、グリーン系の色の方が気持ちが和むというのです。どこで聞いたか覚えていないのですが、それから商談の時は相手が見て気持ちが落ち着くといわれる色を心がける様になりました。単純な頭です。
色彩心理学は解りませんが、確かに色には何か研究すべき価値がある気がしています。名刺にも色があります。一般的には白ですが、薄いクリームがかった紙や色上質で多色のもの、和紙、竹などの木質系柄のもの、黒色、透明のものなど多様です。これは作られる方の好みとしか言えません。
昔と違い、作制原稿はパソコンでイラストレーターなどのソフトを使い、白色の紙にカラー印刷をしますので色んな色で注文が入ります。ただ厄介な事にデータ上の色と打ち出される色がプリンターにより微妙に違いがあります。本当に微妙な色を気にするものは、面倒でも色校正を出してから制作する必要があります。実際に自分の名刺の裏面は黄色の下地にしましたが、作るたびに微妙な差があります。自分の場合はその下地に文字を後から刷りこむので、あまり気になりません。
どうしても同じ色にこだわられるなら印刷の時期を一緒にするのをお薦めします。名刺にとり色はとても大切な要素のひとつです。会社のロゴやイメージカラー、コーポレイトカラーなど大切に伝えたいですからね。いくら技術は進歩していても、ちょっとの違いを感じるのは人の目です。それは気のせいかもしれないが、出来るだけ忠実にお客様の要望にかなうものを作りたいですからね。やはり打合せは大事です。