今日から7月、この時期になると「うなぎ」を食べたくなる。実際には冬場に食べるほうがうまいと聞いたことがあるけれどその時期に食べたことがない。この時期のうなぎを食べる習慣は江戸時代平賀源内という知恵者のプロデュースだそうだが最近は広まりすぎてなかなか手が出る食べ物ではないようだ。なのに初ガツオと同じで見栄をはって財布を開いてしまう。まんまとはまっている。
「うなぎ」の記憶はもう60年ぐらいたつが子供のの頃におふくろに立川のデパートの食堂で食べさせてもらったのが自分の記憶の始まりだと思います。そのぐらい前のむかしの事なのによくもまあ覚えているものだ。家は今も昔も裕福でないので、きっと無理して食べさせてくれたのだろう。ほかにも食べ物のの記憶は忘れられないもののようだ。まさに貧乏人のなせる業といったところだ。
今は何でもある時代だけれど昔60年前はまだまだ日本は貧しく高度成長に入るかぐらいで子供にとり食べ物の記憶は腹が覚えているようだ。さて今年はどこで食べようかと軽い財布と相談してみよう。でもあの時のうなぎを超えるのは難しいだろうな。