今日は天赦日だそうです

暦を見ると今日は天赦日とのことです 天赦日とは天が万物を赦す日で大吉日だそうです 早速サマージャンボを買いに行くとどこの売り場も年配の人が並んでいました そうだよな天赦日なんて気にするのは年寄りばかりだなと思いましたが自分も十分な年寄りです でも天が万物を赦す日というのはすごいな それも契約をした信者とかでなく万物なのだから太っ腹もいいところです 感謝 それに今日は大吉で一粒万倍日でもあります 並ぶのも無理はない

天赦日という言葉はどこで聞いたのだろうと考えると最近読んだ小説あきない世傳金と銀(高田郁)の江戸時代の商人の話の中で何度も出てきたので何となく気にはなっていました どの時代も人は天に赦しを請いながら生きていくのですね人である以上罪を日々重ねながら生きていますから ちょっとでも気持ちが楽に過ごせるように昔々のどこぞの知恵者が考えて作ってくれたに違いありません ありがたく受け入れさせていただきます そう思うだけでもちょっとは古代の人に近づいている気がしてのどかになりますね

 

食べ物の記憶

今日から7月、この時期になると「うなぎ」を食べたくなる。実際には冬場に食べるほうがうまいと聞いたことがあるけれどその時期に食べたことがない。この時期のうなぎを食べる習慣は江戸時代平賀源内という知恵者のプロデュースだそうだが最近は広まりすぎてなかなか手が出る食べ物ではないようだ。なのに初ガツオと同じで見栄をはって財布を開いてしまう。まんまとはまっている。

「うなぎ」の記憶はもう60年ぐらいたつが子供のの頃におふくろに立川のデパートの食堂で食べさせてもらったのが自分の記憶の始まりだと思います。そのぐらい前のむかしの事なのによくもまあ覚えているものだ。家は今も昔も裕福でないので、きっと無理して食べさせてくれたのだろう。ほかにも食べ物のの記憶は忘れられないもののようだ。まさに貧乏人のなせる業といったところだ。

今は何でもある時代だけれど昔60年前はまだまだ日本は貧しく高度成長に入るかぐらいで子供にとり食べ物の記憶は腹が覚えているようだ。さて今年はどこで食べようかと軽い財布と相談してみよう。でもあの時のうなぎを超えるのは難しいだろうな。