「あえて無題の日」

3/10は東京大空襲(1945年、昭和20年)から75年でその年の終戦8/15より5か月前ということになる。10万人もの民間人が亡くなったという。なぜ本土空襲が行われた時にやめられなかったのか、原爆の投下まで判断できなかったのかと今の時に考えれば不思議になる。独特の「空気感」が時を支配していたのだろう。恐ろしいことであり、今でもこの状況は考えつづけないといけない。

 3/11といえば東日本大震災(2011年、平成23年)あれから9年だ。2万人以上の人が亡くなられた日だ。あの時府中市ではあるが、この時間に営業で自動車を運転していて経験した異常な感覚を忘れることはないだろう。あの後の日本の状況は異常だった。信号は止まり、電気も停電、原発事故、経済の停滞と大変なことになってしまった。あの時も独特な「空気感」がながれていた。

 今年は2020年東京オリンピックが7月にというこの年にコロナウィルスの流行という弱った事態が中国武漢より世界中に広がってしまい、日本も大変なことになっている。オリンピックはどうなるかまだ決まらないが、この状況にもあの独特な「空気感」が気になる。この空気感は論理や感情や道徳、俗にいう正義など構わず全体を支配していく。そして日本人はこれに巻き込まれやすい人種なのだ。

 何をすればいいのかはわからないが、ひと呼吸おくことを個人がすることしかない。自分がするべきことは自分しかできないのだから。そんなことを漠然と考えています。だから今日は無題の日としました。