「弱者の戦略について」

コロナウィルスの話題は三月になってもおさまらず、益々エスカレートしているようです。学校の休校とか外出の自粛が話題になりますが零細企業やダブルワーカーのことなどは後回しにここがつぶれたと結果が出てからしか報道されないのが世の常です。

 いずれ少しずつ政府が助成金や資金繰りの融資拡大などを声高に言い始めるでしょうが、その時はすでに遅いし、動いたとしてもお金が手元に来るのは数か月かかるのではないでしょうか。でもそれを承知で生きている我々弱者なのだと割り切る必要があるのです。

 これからは弱者の戦略ともいえることについて書いていこうと思います。元々このブログは小商いと名刺からみる浮世を書こうと決めて始めたのですが書いているうちにぼやけたかもしれないので軌道修正です。

 弱者の戦略ではランチェスター戦略が有名ですがこれはほかの資料がたくさん出ているのでそちらをご覧ください。こっちのほうは下世話な話が中心です。そもそも自分が提唱している名刺「闘う名刺!」は弱者のための名刺という発想から生まれました。

 大会社で使う名刺は会社の名前がメインで個人は従となりますが、小商いや我々の名刺は自分が何をできるかを知ってもらうためのものでなければ無駄な存在なのです。それを作るためのノウハウの拡販が目的でした。まさに弱者のツールを考え直そうというのが主眼です。

 弱者こそ戦略をもたなければ生きていけないのです。今存在する企業と同じことや、やり方をしても生き残ることはとても難しいことなのです。自分は30年弱の実体験から心底そう感じています。この数年に自分と同じような小商いの仲間が店じまいをしているのが耳に入ってきます。世の流れとはいえ寂しいかぎりです。

 次回から弱者の戦略について考えていきたいと思います。