新しい名刺を考える⑤

なぜ?「闘う名刺!」と名付けた名刺を作ろうと呼びかけているのかを書いてみます。世の中はどうやら変革期になどというと既に変わったんだという人が多いのかもしれません。でもどうでしょうか?本当の今まで日本の戦後を支えてきた制度や習慣は変わり始めたが正解なのではないかと考えています。

確かに情報革命や会社の有り方などは変わっているように見えますが、コアな部分は少しずつしか変わらないのが日本という国なのだと思います。余程の事がない限りちょっとずつ変化していくのが日本の良いとこであり、悪い所でもあります。例えば我々の若いころに転職があたりまえになりました。リクルートなどという会社や言葉が注目を浴びましたが終身雇用が変わって行ったのはバブル後から本格的でリストラが進みました。その間数十年かかって一般化したのです。

自分が商いとしている名刺はどうかというと未だ旧態然としたパターンの中から抜け出していないのです。なぜでしょうか?会社が主体で作成されるからです。そして制作する部署は経費削減の事しか頭にありません。名刺のパワーを感じていません。安ければいいのです。

時代はどんどん変化しています。名刺交換という風習も営業の仕方も変わり始めています。会社も少しずつですが変化してきています。昔より個人を尊重する姿勢が見られるようになりました。男女の雇用やWワーク、起業を応援するところもあるようです。要は人生100年を会社が背負えないということだと思います。だから個人で個々の名前で勝負していくしかないのがこれからの世の中なのです。

そう考えると個性のない名刺を持っているのが不安になるはずです。自分が何者で何がしたいのか、何ができるのかを直接出会った時に名刺交換の場で伝えるのが重要なテーマになります。後はほぼネットでのやり取りが常識になるのでしょうから。だからこそ一瞬の出会いが大切になるはずです。そでなければ仕事はつまらないものになります。AI任せですべてがすめば人間は不要ですからね。