新しい名刺を考える④

自分の名前で勝負していこうと思う人には「闘う名刺!」を作って欲しい。自分の名前で勝負するということは、何で勝負するのかはっきりと見当がついているということです。そんな人が一般的な名刺ではモッタイナイと思います。「闘う名刺!」を制作してドシドシ配って下さい。

起業にしても、副業、フリーランス、Wワークなどにしても多岐な働き方が推奨される時代になるようです。それはまさに自分の名前で仕事をして行く時代になるということなのです。○○会社の誰かでなく、○○○ができる、○○○が専門のAさんということが問われる時代になります。

それは資格でもいいし、経験でもいい、こんなことしているという表明でもいいのです。あなたが何を考え、何がしたいのか、出来るのかを問われるのです。それが今までの時代と違うのは、会社側からこういうことが出来る人いませんかという呼び掛けで集まる、応募、就職するのではありません。

自分の側からこれがしたいと言う表明をして、共感する人と仕事をしていく時代といえます。そのときに今までの名刺でいいわけがありません。自分の想い、出来ることを表明した名刺「闘う名刺!」が必要なのです。闘う名刺!は自分で作ることができます。ただ名刺は対外的に配るものであり、初対面で名刺交換をする性質上、名刺制作の一般的な約束ごとは知って創ったほうが、より有効だと考えています。

そのために「闘う名刺!の作り方」(仮称)をがんばって制作しています。創って行くと、あれもこれも記載しようと思ってしまいます。でもこれは単なる名刺の制作をする為のガイドではないのです。自分が闘う為の小道具であり、武器であり、相棒になるものです。その効果をどうすればあがるかを書いていこうと思います。

単なる名前、会社、連絡先の表記だけではだめなのです。何が出来るのか、やりたいのか、あなたの言葉で表明しなければなりません。「闘う名刺!」は「ことばの名刺」なのです。どうすれば相手に伝わるかを考えて創る名刺なのです。

 

 

 

新しい名刺を考える③

新しいとは形やデザイン、素材などではありません。内容というか名刺における概念のことです。名刺といえば誰でも小さな紙に名前、会社名、連絡先が記載された紙切れを想像すると思います。またビジネスで初対面に使う道具と思うのではないでしょうか。

今までの名刺はまさにそれです。そして個人でなく会社が作ってくれるものと、あたりまえのように思っているはずです。つまり与えてもらった内容の自分を懸命に生きるという社会のシステムの一つになっているのです。終身雇用で会社こそが人生といえる時代ならそれで良かったかもしれません。

では今の時代、これからの時代はどうでしょうか?社会のシステムは大きく変わってしまいました。終身雇用などありませんし、それでも国は人生100年を考えろといいます。会社は株主しか見ていません。業績、実績が全てです。そんな時代にどやって生きて行けば良いのでしょうか?

国は働き方改革といって定年延長や起業、Wワークを推奨し始め、手を打ち始め出しました。新聞、雑誌、書籍などをみればその成功例やすばらしい生活を書いたものが増えています。先日も本屋にいくと個人起業の薦めの本を主婦やサラリーマン、学生が立ち読みしていました。

時代は変わり始めているのです。名刺も今までのものでは存在価値がなくなります。会社から作ってもらう自分でなく自分が考え主体にならなければならないからです。それはどういうことでしょうか?

自分が何をしたいのか、何が出来るのかを相手に知らせることから始めなければなりません。会社の名前を知らせるのではありません。自分が何を出来るのかを表明しなければ生きていけません。あなたの名前で勝負する時代になりました。それをやろうと考えている人の名刺を広めたいと思います。それを「闘う名刺!」と名付けました。

 

 

 

 

 

新しい名刺を考える②

今朝のテレビの情報番組でデジタル世代(現世代)とアナログ世代(旧世代)とのことを取り上げていました。今更という感じもしますが、改めて世の中変わってしまったことを思い知らされます。自分などはパソコンに入力することができる程度で応用など全く出来ませんからアナログ世代以前です。

その中で地図のことを話していましたが今はスマホで案内がされ、カーナビを見れば地図を買うこともありません。もちろんその地図はゼンリンや昭文社といった地図の会社が作っているのですが、そうせざるをえないのが時代という物なのでしょうね。

ちょっと前まで名刺やカードの裏に地図や略図を入れてとの注文がかなりありましたが、そう言えばめっきり無くなりました。時代はどんどん便利なものを取り入れるので今まで当たり前のように考えていた物やサービス、職業まで変えていってしまいます。

そのことに異を唱えている時を与えてくれません。自分達が変わって行くか、置いていかれるか、別な価値を発信するしかありません。番組のなかで伝達の手段にも触れていましたが、現代は1人一台の携帯・スマホを持っていますから、公衆電話の使い方もわからないのが常識なのです。

社会にでても我々の若い頃のような営業はしません。精神主義は受入れられませんから成果だけが勝負になります。逆にキビシイ社会なのです。結果がすべてになるとアソビの部分がないので急ハンドルになりますから早い一方事故も増える気がします。

その最先端についていくのは他の名刺屋だと思います。ウチなどはアソビが多いハンドルやクラッシックカーなどを愛してくれる人達と仕事を出来ればいいなと思います。ただ、今までどおりの名刺の表現ではダメだと感じています。どうやって自分を伝えるかを考えて作ることの重要性が増しているのです。

 

 

 

 

 

 

新しい名刺を考える①

名刺も新しく定義を変えなければ滅びると書きました。今までの時代は名刺を制作するのは個人ではなく、圧倒的に会社の意向にそったものでした。今もおおよそがそうだと思います。個人の存在が会社あってのものという価値観からそうならざるをえない事でした。ビジネス上の必要なツールの大部分を会社組織でないと持てなかったからです。

今はご存知のようにSNSが当たり前となり個人がひとり一台のスマホ利用する時代です。アイデアと行動力そして精神的タフさがあれば世界を相手に仕事がやれます。若い人達は生まれた時からそのアイテムのなかで育ってきています。これはとても大きなことなのです。習わなくても自然と扱えるのですから、我々旧世代とは出発点が違うのです。

それらのことから考えてみても与えられた名刺で良いわけがありません。彼らの発想から新しいものが生まれます。ただ人に物事を伝える為にはルールもあります。独裁的傾向のものは個性的でも独りよがりになります。伝えられる側がある程度は発想についていけることが重要です。

その名刺の制作するために必要な知識があれば高品質で安く、早く、デザイン性の高い名刺を誰でも制作できるのです。その今の技術をおおいに利用すべき時代が今の時代なのです。世の中は働き方改革と政府が旗をふり、今度は本気の様ですから考えるべきだと思います。

特に日本人に適しているのはWワークなのではないでしょうか。一つの会社に所属はしますが、もうひとつ自分の出来ることを世に出して行くということです。それにはいくつかの利点と国民性にあうだろうということが言えるからです。詳しくは後日書きますがまさにもう一つの自分を知ってもらう努力を個人がみんなしていくべき時なのです。

それが「闘う名刺!」をつくる前提条件なのです。