物の見方は人、国で随分と違います。当たり前のことですが忘れがちな事だと思います。今読んでいる本(日本語教のすすめ・鈴木孝夫著)の中に出ていたのですが虹の色といえば七色が日本では当たり前なのですが、西欧の多くは五色と認識している人が多いのだそうです。
所変われば品変わると言いますが、実際に見えるものさえ差があります。不思議ですよね。りんごといえば赤を想像しますが、フランスでは緑なんだそうです。自分たちの意識と全く違うことが多々あります。だから自分の出来ることや想いなどはもっと相手は勘違いしても仕方がないのです。
何度も確認しながら相手に伝えることが大切なのです。それは名刺というビジネスツールの役割だとも考えています。相手が自分のことをきちっと理解してくれる努力はすべきです。時代がどう変わろうが必要なことなのです。これからは日本人だけで暮らす社会ではありませんから尚更、相手に何が出来るのか、したいのかを伝えることは意味を増してくるのです。
そんな社会の今こそ名刺というアナログなツールを工夫して利用していかねばなりません。何と言っても名刺交換の良い所は余程の変わり者でなければ受取ってくれます。そして精読率高いツールなのです。今までのような住所録ではダメです。また管理を目的とした名刺も効果は定かではありません。
個人が輝く時代が令和の御代にしなければなりません。だれも100年生きても助けてくれそうにありません。自分がなにかを表明して相手に伝えることから始めましょう。そういう個人が既に増えています。見えない流れの中で社会は変化していきます。気づいた時はもう変わってしまっているものです。