最近は働き方改革ということが言われ色んなことが見直されてきているようです。働き方改革とは3つの角度から考えてみないと間違った側面だけが動き出してしまう気がしています。3つの角度とは政府の政策としての一面、企業側からの一面、そして働く人からの一面の3方向の角度から見ると言うことです。
政府としては政策として打ち出したのは労働者が主体的に働くことや起業などを国家として奨励するという側面と人生100年の時代を年金・社会保障で乗り切るのが難しいことが現実になってくるからだと思います。老人が増えて、それを支える若者が圧倒的に少ない時代に突入する現実から目をそらせる為の妖術の一つかもしれません。気をつけましょう。
企業から見ると変化した現実をごまかす、これも妖術の一つです。残業や休日をへらすことで社員の為のことのように宣伝しますが実際の給料は上がりません。必要な分は自分で考えて何とかしなさいといことになります。その為にWワークも副業も起業も認めますという態度になります。本当は現在までの業態ややり方でこれからの令和は乗り切れないから変化せざるをえないのです。それを国の政策だからやるという姿勢に装っているのです。企業理念とは名ばかりの会社がほとんどではないでしょうか。
働く側の感覚は国から、企業から言われると、どうにもならないので仕方がないので適当にうまくやろうという考え方が主流なのではないでしょうか。昔のように会社命みたいにするのはあり得ません。会社は一生を面倒見てくれる存在ではなくなりました。その存在は雇用関係だけです。できれば自分が嫌でない仕事に就くことが目的になります。
一つの仕事、会社の空いた時間はスマホでさがすといくらでもアルバイトが出来るのだそうです。うまくやると月10万ぐらいになると新聞にでていました。自由なようで不自由の始まりになります。これは幸せな労働とは思えません。派遣切りが流行のようだった平成を思い出して下さい。
小商いを皆が当たり前になるようにしましょう。アルバイトでなく自分が主体になって商いをする国民になりましょう。国はその為に援護する政策を考えることが本当の働き方改革だと思います。令和は個人が小商いで輝く世になればと願います。