発信の仕方?

「きもの」という言葉がアメリカで補正下着の名前として商標登録されたというニュースが報道されていました。こころ穏やかでないのは着物に携わる人達、会社でしょう。中国だけでなくアメリカでもこんなことが起きるんですね。詳しい内容は読んでいないので成り行きを見守りたいと思います。

 このニュースで思ったことは日本の伝統文化や日本のイメージを海外ではどういう風にとらえているのか?ということです。昔は日本といえば「フジヤマ、ハラキリ、ゲイシャ」というイメージだと良く言われていました。日本政府も随分と宣伝はしているのでしょうが思いどおりの成果は見られない気がします。もしそんなことないというならば商標や知財などのことで国が必死になっているはずですから。

 事が起きてから問題にするのは後手後手の証ですから。なぜでしょうか?自分が考えるに日本人の自信のなさなのかもしれません。自分をもっと積極的に相手に知ってもらう努力をしないといけないのに、日本的奥ゆかしさを美徳と考えているのではないでしょうか。

 日本には思ったより凄いポテンシャルがあるのです。言葉にしたって英語や中国語をならわせようと国は考えているように見受けられますが、母国語の日本語をきちっと大切にすることをしたうえで政策をすすめるべきなのです。一億以上の人々が共通語として話す言語は世界でも有数です。ちなみに世界での言語は6000種類以上と聞いたことがあります。まずそこからの気がします。

 今回は着物でしたが他にも色々なものがあるはずです。それをどう守るかでなくどう発信していくかが日本人としての一番の問題なではないかと思います。その発信する一つとして「闘う名刺!」も使っていただきたいと考えています。