「なれ」を恐れろ

長年小商いをしていますと「ナレ」というおごりが出てくる時があり、その都度反省しています。ありがたいことに創業(27年前)に飛び込み営業をして出会ったお客様といまだにお付合いさせて頂いております。まさに感謝です。長年お付き合いをさせていただいているからこそ「ナレ」はいけません。令和という時代になって初心を忘れないようにやっていきます。

昔は飛び込みの営業でどれだけ名刺を配ったでしょうか。それなのに今はどうでしょう、継続のお客様との取引をしていると名刺を配りまわっていた時代に考えた「闘う名刺!」も工夫に欠けてしまったかもしれません。もう一度見直してみようと思い、今新バージョンを創ろうと頭をひねっています。

「なれ」とは怖いものです。特に小商いを生業として1人または家族でやっている場合は忙しさにかまけて改善、工夫を後回しにしてしまうことが多い気がしていています。家族の助言もないがしろにしがちです。健康についても過信、慢心していることもあります。まさに俗人の極致の自分を感じています。

「闘う名刺!」は自分がライフワークとして広めようとしている名刺の概念なのです。名刺は名前や連絡先を刷り込んだ単なる小さな紙という認識や、名刺は会社が作ってくれるものという認識を変えたいのです。名刺は個人が工夫して創るもので、その紙面には個人の想い、出来ることを言葉化して表明しているという概念に変えたいのです。

そうすることで個人が輝ける時代になるひとつの「しかけ」になるのだと信じています。それなのに「なれ」に平気になっていてはいけません。歳は年々、嫌というほど感じますが年寄りの図々しさを武器に新しいことに挑戦したいと思っています。もう今更かっこよくは生きれませんからね。