価格について

JTBが相談料をとるそうです。色んな意見が出そうな出来事ですが大手ならではの決断なのでしょう。市場での絶対の自信がなければ中々踏み込めない領域です。我々のような小商いでは考えられないことです。ただ思うに後先が逆なのではないでしょうか?

まず先に考えられるのはお客様のことのはずです。本当に相談ということを金銭に置き換えられるのでしょうか?新人とベテラン、ぶらさがりの社員とトップセールスの値段は同じ時間で換算されるのでしょうか?もしそうだとしたら指名制にでもするのでしょうか?

営業を長年やっている身としてはこの部分こそが他の営業や会社との差がでる勝負の勘所なのです。AIとの差がつけられるところなのです。これは人減らしの始まりの気がしてなりません。マニュアル化できない部分が仕事の面白みだと思うのは時代遅れなのでしょう。でもここまで来て自分の好きなやり方は変えられません。

小商いはそのやり方、考え方、想いに共鳴してくれるお客様を探して行くしかないようです。それも又一興と思います。JTBは相談料ですが、設計はコンペで競いますし企画会社もコンペです。各業界の優秀な営業マンは顧客に対して有意義な情報をタイミング良くもちこむ為に日々活動をしているわけです。

JTBが相談料をとる仕事とはどれほどお客様に役立つのでしょうか?JTBだけの情報や価格の設定、特典なのでしょう。でなければ有料にする訳がわかりませんから。

小商いをしているものとしては各業界、各社が値上げをするときにとても参考になります。例えばヤマトの配達料なども身近なものなので勉強になります。本当に消費者は仕方ないと考えているのか不満なのかとかがわかります。時代はどんどん変化してしまいます。平成もあと5日で終わり、令和が始まります。この時代をどのような価値観が占めていくのでしょうか?まだまだ現役で小商いをしていくつもりですから考えていきます。