季節も時代も変わります。

桜の季節も東京では終わろうとしています。葉桜も中々なものだと思いながら街を歩いていると街路樹は、みずきやつつじに変わって行きます。世の中も街も時代と共に変化していくのは仕方がありません。昭和から平成、あと二週間後には令和となってしまいます。そのなかで生きていくしかありません。

私どものやってきた小商いも随分と変わりました。自分が小商いを志した40年前は昭和のオイルショックの後でした。小商いというと無店舗商法とか一坪商法、ヤドカリ商法、飛び込みセールスの時代でした。それぞれの説明はしませんが皆が工夫して必死で起業した時代でした。

今はインターネットの普及で様変わりしました。誰でも簡単に取引ができる環境がだれの所にもあります。スマホでショップを作り売る事も出来るし、アイデア次第で面白い小商いが可能になりました。すばらしいことです。

世の中の働き方が変化しています。会社中心ではなく個人主体が中心になろうとしています。会社に勤めて時間通りに働き、そこで一定の保証と給料をもらい、もう一人の自分は別の働き方、小商いを始めるという選択が増えると心まちにしています。

そうなると根本が変化していきます。新しい多数派が出来てくると色々な制度は変化せざるをえないのです。その変化が日本の有り方を変えていきます。革命は力だけでなく目に見えづらいものでも始まっています。色んなところでそれが感じられます。そのことを考えていきたいと小商いの小商人の見えるところから浮世を眺めてみたいと思っています。