平成も明日でおしまい

明日で平成の31年間が終わります。平成は戦争に巻き込まれなかった貴重な時代でしたが東日本大震災を始め奥尻、阪神淡路、中越などの地震や各地で天災が相次いで起き、たくさんの人命が失われてしまいました。そしてバブル崩壊から長い不況のトンネルに入り抜け出せず経済大国といっていた時代と異なりリストラがあたりまえになってしまった時代でした。

会社は社員のためにではなく株主(資本家)に対して向いてしまい、日本的慣行は時代遅れとなりました。技術革新がものすごいスピード進みました。今では誰でもがスマホにむかって何かを聞いているようになってしまいました。便利と引き換えに何かを見失ってしまった時代なのかもしれません。

それが原因かは解りませんが自殺者が一年に2万人でるのを何年も見過ごされている現状です。これは幸せな国とは言えないのではないでしょうか。災害や自殺者で数万の人が亡くなります。その平成が終わり令和に移ります。報道はどうしても平成をおしみ、令和を歓迎するムードで湧いていますが、やはり忘れてはならない失敗の連続があったのです。

世の中の動きは自分ではどうにもならないことがほとんどでしょうが、それが歴史になって行くわけですから、その中で確実に生き抜いてきた事実を検証して、次の令和の時代に身を委ねていきたいと考えています。自分は平成に起業し小商いをしてきました。名刺屋という形をなんとか継続しながら令和に進みます。

平成の時代をジタバタしながら生き抜いたように、令和の時代にもジタバタとしながら、しぶとくしがみついて、格好わるくても生きてやると思っています。

 

 

 

格付け、評価について

今の時代はネットの中で個人、会社、商品、人気など様々なものが評価、格付けされてしまいます。それを基礎にAIが活動し、それを当たり前のように利用する時代です。それを牛耳るのがアメリカのご存知のIT企業(4社)であり、それにチャレンジしていく中国企業という構図のなかに巻き込まれなければ生きていけないご時世です。

それを考えたのはまさしく革命といえますが、皆がそれをちゃんと利用して幸せになるかは不明です。もちろんこれを最初に考え広めた人達、それを使える資金をもった人達はどんどん富を蓄えるしくみですから格差はどんどん広がります。こういう時に歴史は動乱にむかうのではないでしょうか?心配です。

我々に時勢を読むのは難しいことです。わかるのは評価、格付けを与えられるのを当たり前と考えないことではないでしょうか。評価経済学という記事を読んだ際に自分たちのつくる評価や格付けが大切な事なのだと思ったのを思い出しました。与えられる格付け、評価は確かに強い影響力をもっています。

お金を借りる、会社を選択する、将来を考える、結婚など人の節目の大きな出来ごとには必ず前に書いた企業や資本家が何かの思惑をもってかかわり合っていること思い出しましょう。せめてもの自己防衛はしましょう。個人情報はすでに彼らの手の中にあると知って行動しましょう。

我々のしなければいけないことを考えました。正しいかどうかはわかりません。自分がしているのは自分にとっての評価、格付け、優先順位をもつことです。その基準となるのは好き嫌いです。して楽しいかどうか、嫌な気持ちにならないかが行動の基準の大きな部分を占めています。わがままというのではありません。断る自由を持っていたいということです。

だれがどう言おうと自分にとっての価値は大切なことです。世の中が評価しているからするのではなく自分が評価しているからやる。しないから断るということが今までより大切な時代になった気がしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

価格について

JTBが相談料をとるそうです。色んな意見が出そうな出来事ですが大手ならではの決断なのでしょう。市場での絶対の自信がなければ中々踏み込めない領域です。我々のような小商いでは考えられないことです。ただ思うに後先が逆なのではないでしょうか?

まず先に考えられるのはお客様のことのはずです。本当に相談ということを金銭に置き換えられるのでしょうか?新人とベテラン、ぶらさがりの社員とトップセールスの値段は同じ時間で換算されるのでしょうか?もしそうだとしたら指名制にでもするのでしょうか?

営業を長年やっている身としてはこの部分こそが他の営業や会社との差がでる勝負の勘所なのです。AIとの差がつけられるところなのです。これは人減らしの始まりの気がしてなりません。マニュアル化できない部分が仕事の面白みだと思うのは時代遅れなのでしょう。でもここまで来て自分の好きなやり方は変えられません。

小商いはそのやり方、考え方、想いに共鳴してくれるお客様を探して行くしかないようです。それも又一興と思います。JTBは相談料ですが、設計はコンペで競いますし企画会社もコンペです。各業界の優秀な営業マンは顧客に対して有意義な情報をタイミング良くもちこむ為に日々活動をしているわけです。

JTBが相談料をとる仕事とはどれほどお客様に役立つのでしょうか?JTBだけの情報や価格の設定、特典なのでしょう。でなければ有料にする訳がわかりませんから。

小商いをしているものとしては各業界、各社が値上げをするときにとても参考になります。例えばヤマトの配達料なども身近なものなので勉強になります。本当に消費者は仕方ないと考えているのか不満なのかとかがわかります。時代はどんどん変化してしまいます。平成もあと5日で終わり、令和が始まります。この時代をどのような価値観が占めていくのでしょうか?まだまだ現役で小商いをしていくつもりですから考えていきます。

 

 

 

「ことば」の魅力

自分の「闘う名刺!」を見直しています。歳を重ねるばかりで進歩がないのがよくわかります。今年後半には小商いも27年目に入ります。第二の創業のつもりで行こうと思い見直しを始めました。

闘う名刺!は言葉の名刺です。想いを、出来ることを言葉化して伝える名刺です。言葉に自分の想いを込めるのは簡単ではありません。ましてそれが相手にちゃんと伝わらなくてはなりませんからね。3年前ぐらいに読んだ本「言葉にできる」は武器になる。(梅田悟司氏署、日経出版)のなかで「言葉が意見を伝える道具であるならば、まず、意見を育てる必要がある」と言っていました。まさに同感です。

それと、考えているのではない。頭の中で「内なる言葉」を発している。ということが書かれていましたが、その通りでその内なる言葉を名刺に言葉化していかなければならないのです。

自分はこれから高齢者となりますから、小商いのやりかたもそれに合わせて変化が必要になります。それを大変と捉えると前にすすめません。変化を面白がる気持ちでいくことにします。老いても出来ることはたくさんあります。周りにご迷惑をかける様になった時が閉めるときです。まだかなりあるとは思いますが、これは自分で決められないかもしれませんね。その覚悟だけはしておくことにします。

さて、これからやりたいことは「闘う名刺!」の概念、考えかたが社会でなじんで常識になるように広めることです。今までのように自社で請負う必要はないと思います。この趣旨の名刺が名刺の当たり前になることが望みです。むずかしい挑戦なのですがやっていこうと決めました。

それにはもう一度、言葉のなかの想いをくみ取る感覚を勉強しなければならないと感じています。そして相手に本当にピタッとくるものを提案できるようになれねばと思います。言葉の仕事は面白く、一生できるが、老いても自分の内なる言葉が発せるように意見が育つ工夫をしなければなりませんね。

 

 

 

 

今日はメモについて…

何かを考えている、思いつくという小さな時間を大切に感じます。それは長い時間でなく瞬間だったりしますが、何かを考え、思いついたという事実があるのは確かなことなのですが、少し過ぎると忘れてしまうものも多いのです。でも、何だか気になっているのに思い出せないもどかしい状態がありませんか。

歳をとると特に多い気がしていますが、若いころも良くあった気もします。そこでメモをマメにとる習慣があるのですが、今までそれをどうしたかを考えてみました。もちろん備忘録としてメモしたものは役が済めば廃棄しますが、思いつき・ひらめき・感情などは整理しないでそのうち解らなくなってしまうことが多いようです。

その中に色々と大切なキーワードもあるはずです。人間の頭の中は不思議なもので、その場・その時でなく少し熟成させておいたほうが良いということもあります。メモも即必要な事、熟成期間が必要な事もあるようです。この文章もその熟成期間をおいたなかで考えたことのひとつです。

自分のメモの中には「メモる・ひととき・これから大事に」と数年前に書いたものがありました。どうやら還暦になって名前が出ずらいと感じた時にメモったようです。自分は小商いで名刺屋をしていますので「ことば」をメモることが多いのですがひと月に一度ぐらい(不定期)整理をします。

普段はメモをとったら箱に投げいれておきます。有る程度の量になると整理をしますが、かなりのスピードでします。そしてその時に引っかからなかったメモは捨ててしまいます。ピンとこないが気になるものは残して次回の整理に回します。そこで商いのネタや、言葉を発見することもあるのです。

メモについても色々な本がでたりしますが、成功した人達のものは参考になりますが中々できません。だから成功できないのですが、大多数の方達が自分と同じ経験をしているのだと思います。ずぼらな自分でもメモは役にたちますから自分の方法を整理するつもりで紹介していこうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

令和は小商いの時代だ

もうすぐ令和元年が始まります。当たらない希望的予測を書いてみます。令和は小商いの時代になるというのはどうでしょうか。昭和は戦後の高度成長で世界的企業がたくさん出来ました。平成はボーダレス化で淘汰の時代でした。それなりに大手企業は内部留保を蓄えて令和に臨みます。

この時代は価値観が大きく変わった時代でもあります。なにせ今までになかったものが主役になった時代です。パソコン、インターネット、スマホ、AIとあれよあれよと進んでしまいました。この中で日本はジャパンアズナンバーワンと言われた時代から閉そく感を感じる時代になってしまいました。

当然、生き方に関する考え方も変化しています。団塊の世代が貴族のような生活を考えているのに若者は反感しかもちません。ああはなりたいとは考えていないようです。むしろ軽蔑に近い感覚なのではと思います。つまり富裕層でなく浮遊層と見ているのではと思います。

今の若者は凄いと思います。本当に大切なものを探そうとしているのでしょう。自分が無駄と考えるものに金は使いません。車も家も異性も利用価値を基本に価値観を持っているように感じます。だからシェアできれば用が足りてしまうのでしょう。自分で所有しなくてもいいのです。

社会に対しての価値観が変わったように会社に対しても、昔のような会社愛などもちません。それは会社が愛を感じられない仕打ちを平気ですることを生まれた時から見てきているからです。会社は利用するものの一つになりました。つまり就職も世間体でなく自分の価値観を体現するための手段という見方でしかありません。

彼らは就職より起業や副業があたりまえと思うようになると考えます。会社にいては彼らの想いは実現できないからです。だれでも夢を実現できる方法を考えます。

それと我々還暦を過ぎ定年を迎えた世代とその生き方の方法である起業、副業という手法が重なります。残念ながら我々世代の多くは年金が足りず働くのですが、彼らは夢と理想に向かって行けます。

ここで小商いが注目されぬ訳がありません。それが令和の時代のトレンドになって行くのではと思っています。

 

 

季節も時代も変わります。

桜の季節も東京では終わろうとしています。葉桜も中々なものだと思いながら街を歩いていると街路樹は、みずきやつつじに変わって行きます。世の中も街も時代と共に変化していくのは仕方がありません。昭和から平成、あと二週間後には令和となってしまいます。そのなかで生きていくしかありません。

私どものやってきた小商いも随分と変わりました。自分が小商いを志した40年前は昭和のオイルショックの後でした。小商いというと無店舗商法とか一坪商法、ヤドカリ商法、飛び込みセールスの時代でした。それぞれの説明はしませんが皆が工夫して必死で起業した時代でした。

今はインターネットの普及で様変わりしました。誰でも簡単に取引ができる環境がだれの所にもあります。スマホでショップを作り売る事も出来るし、アイデア次第で面白い小商いが可能になりました。すばらしいことです。

世の中の働き方が変化しています。会社中心ではなく個人主体が中心になろうとしています。会社に勤めて時間通りに働き、そこで一定の保証と給料をもらい、もう一人の自分は別の働き方、小商いを始めるという選択が増えると心まちにしています。

そうなると根本が変化していきます。新しい多数派が出来てくると色々な制度は変化せざるをえないのです。その変化が日本の有り方を変えていきます。革命は力だけでなく目に見えづらいものでも始まっています。色んなところでそれが感じられます。そのことを考えていきたいと小商いの小商人の見えるところから浮世を眺めてみたいと思っています。

 

 

 

 

 

 

内向的な人の名刺

闘う名刺!は内向的な自分が小商いを始めるにあたり、どうすれば名刺を配りたくなるかを考えて創った名刺です。積極的な人達から見たら何でそんなことを悩むのかと言われるでしょうね。数を配れば良いんだよって。それが中々出来ないのが内向的な性格のもどかしいところです。

まず考えたのは小商いを始めたこと知ってもらおうということです。挨拶状を出しただけで知らせた気になったらダメだと思います。とにかく一度挨拶に出かけることです。そして名刺交換をしてくることをお薦めします。するとそこに色々な現実が見えてきます。良いことも悪いことも当然あるでしょう。それでも実践が始まったのです。夢想ではありません。何かが動き出したのです。

今の日本は縮小社会です。人口は増えません。むしろ若い働き手は海外に出て行く時代なのです。中国ばかりでなくベトナム、タイなどアジアの国々は昔の日本のように成長が始まりました。国内は高齢者が増え、観光客や海外からの働き手が多くなります。人は何か物を買ったり、サービスを受けるとき、なるべく信用できる知り合いを探すのではないでしょうか。だから相手の知っている人になりましょう。みんな失敗したくないのです。

その為には「闘う名刺!」が有効なのです。自分は何ができるかを、言葉化して伝える名刺なのですから。そして名刺交換をすると、あなたは相手の知っている人になっています。例えば誰かにパソコンの修理を頼みたいと思った時、できれば名刺交換をしたことのある人に話を聞きます。もちろんネットで検索して色々調べれば無数にあります。でも一度、名刺交換をしているという事実は強いものです。

これからの日本で生きて行くには闘う名刺!を創り携帯しておくことが強みになると思います。スマホで連絡先などの交換は出来てもあなたの持っているイメージ、オーラみたいなものは伝わりません。名刺交換はアナログな行為ですが何かが伝わります。人間の未知の領域を信じましょう。

 

 

 

 

 

こんな人に使って欲しい名刺

闘う名刺!を使って欲しい人を考えてみました。大谷翔平さんや明石家さんまさんには名刺はいらないですよね。みんなが名前も顔も仕事も知っていますからね。すごいことですね。政治家は手段として名刺を使います。何人か頂きました。

一流会社、有名会社といわれる所に所属されている人も今の名刺で十分だと思われているでしょう。これから働き方改革などの社会常識の変化が広がると副業、Wワーク、フリーランス、起業などをする人には新しい名刺が必要になります。闘う名刺!は一般の名刺とは異なり、出来ることを言葉化した名刺ですから、新しく作られる方々には役にたてるはずです。

名刺を2つ持つことになる人も増えることになります。会社で使う名刺は会社で貰いますからタダです。2つ目の名刺は自腹で作るはずです。会社の名刺は会社の信用、会社の名前が使えます。2つ目の名刺は自分の信用、名前で勝負する名刺ですので真剣に自分で考えて作る必要があります。

積極的に名刺を配れる人、名刺交換がどんどんできる人は今まで同様の名刺で自分が気にいったデザインのもので十分かもしれません。でも、自分のような内向的な性格で一歩踏み出すことを躊躇してしまうような人達はどうでしょうか。今までのような名刺では前記の人達と勝負になりません。

そこで考えたのが「闘う名刺!」です。これはデザインもありますが、一番の核は自分が何を出来るのかを言葉化したものです。その作成の過程で自分の本当に出来ることを見つめなおし、納得してから言葉化する訳です。ですからとにかく配ることを第一に、配りたくなるものを作りましょう。

自分も25年前に小商いを始めてから名刺は何度作っては、作り直しを繰り返したことでしょうか。そのなかで思ったこと、経験したこと、役に立ったことを営業という立場から考えて自分が配りやすい名刺を創りこみました。名刺と一口でいいますが基本があり、やってはいけないこともあります。そんなことをこれから紹介できるようにしていきます。

 

 

 

配りたくなる名刺を作ろう

「闘う名刺!」は配りたくなることが大切なのです。名刺は名刺交換してこそ意味があります。飾りではないのです。では、どうすれば配りたくなるのでしょうか。

自分の場合は配ると相手に何らかの反応があることがうれしいのです。それと、デザインや言葉化した内容が気に入っていて誰かに早く伝えたい場合です。配る場は個々人マチマチですから、自分で工夫するしかありません。誰でもカッコイイ名刺を作りたいですよね。美的センスもマチマチですから気にいったデザインテンプレートを持つ業者から探せばいいのです。

自分はどこで作られてもいいという立場です。ただ基本を知っているのといないとでは自分の意図とは別の何かができてくると思います。闘う名刺!を創るにあたってこれだけは注意して欲しいということをまとめてみます。

①文字の大きさを細かくしすぎない。いくら気にいったデザインでも相手のことを考えていないものはダメです。

②ごちゃごちゃしすぎない。あれもこれもやっています的な作りのものは折込み広告のようで、うるさく感じるようです。

③むずかしい言葉、業界でしか解らない言葉はさける。解らないところは見てもらえないと同じ事です。

最低この3つは気をつけた方がいいです。闘う名刺!は相手に自分の出来ることを言葉化して伝える名刺です。どうしても自分の想いをたくさん載せ過ぎることが多くなる傾向があります。

仕方ないですよね。名刺は一般的には住所録みたいなイメージですからね。想いを名刺で言葉化して伝えるなんて少数派の名刺ですから。でも、きっちり創りこむと良いものが出来ます。早く配りたくなります。それには回り道かもしれませんが名刺の最低限知るべきことを頭にいれてください。そうすればネットでも印刷通販、文具通販のどれでも安くて自分の想いの入った名刺が安く手に入れることができます。