もうすぐ新しい元号が発表され平成が終わります。小商いをしている者にとって平成は乗越えるのに大変な御代でした。バブル崩壊から始った20年は失われた20年と呼ばれリーマンショックが世界を襲い、その間に奥尻、阪神淡路、新潟、東日本大震災とその他にも台風や土砂崩れなどと災害が続きました。
幸いにも戦争に巻き込まれないですみましたが、近隣の情勢を考えると穏やかではありません。消費税も始まり3%、5%、8%、10%と上がってきました。また中国や東南アジアの発展もめざましくジャパンアズナンバーワンなどと言われたバブルの時期とはかけはなれて商いが難しくなりました。
そして何よりも技術革新の波は凄まじく、あっという間に1人1人がスマホを持ち歩く時代になりました。それは何だと思っているうちにAI化が進み出してしまいました。そしてそれは浮世の価値観や概念を変えざるを得ない時代へ突入してしまいます。
もう解っていると考えるのは間違いだと思います。これからの浮世は今までになく変化していくことになります。これだけは普遍だと思っていたことが変わり始める気がします。自分は預言者でも評論家でもなく一小商人ですから「勘」でしかありませんが、そう考えて小商いが生きていく道を歩くことにしました。
激動の平成を何とか生き延びた仲間の小商いたちも皆同じ想いだと感じます。新しい御代は日本にとって今までにない変化を内外ともに受入れないと生き残れない時代になると考えておきましょう。それは心の有り方や宗教感、正義、秩序、男女など、今まではご法度といわれた価値観まで変化していくと思います。
すでに今まで信じていた国の統計やモラルまで崩れ始めました。第三者委員会という訳のわからない逃げ道もマスコミさえ批判できません。少しこれらの事や商いの道徳のことも根底から考え直してみないと次の世ではやっていけなくなるかもしれません。でも何とか生き抜く手立てを探して行きます。商いのネタを考え、実行していきます。