闘う小商いになろう!

今日新聞の一面で低い労働生産性という記事の中で日本の卸・小売業の事業所は小規模な10人以下が8割で、ここの改革が進まないと新しい時代の成長はないということです。まさに小商いの変化が必要な時代です。

小商いをナリワイにしている我々が工夫することが日本の良くなっていく一つのポイントなのです。では何をすればいいのでしょうか?自分が考える第一番は自分の取扱商品を磨きあげるしかありません。販売方法やAIの導入、労働者の待遇改善などは待ったなしの当たり前のことです。

基本は商品を磨きあげること、それを適正な価格で売る事しかありません。政府や評論家のいうことを信じるのはリスクでしかありません。その根本となる統計データーがいいかげんなものなのですから。世の中をみてください。彼らがいうように好景気がつづいていると誰が信じているのでしょうか?我々は肌身で感じています。仲間が廃業しています。

当たり前のことですが自分の取扱商品を磨き、それを持って販売方法を変えていくしかありません。AI、外国語、支払い方法などの対応はいやでもやって行くしかありません。自分の商品を知らしていないということに気がつきましょう。知っているはずではダメなのです。なぜこの価格なのかも知ってもらう必要があるのです。

それには名刺も重要なツールのひとつになります。今までの名刺で良いのでしょうか?そんな訳がありません。やはり小商いで必要なのは「闘う名刺!」なのです。

何かが変わります。すでに興味をもつことが闘うことなのです。余程のことがない限りじっとしていれば廃業するしかありません。闘う覚悟をしましょう。

 

 

明日の小商い

 もうすぐ新しい元号が発表され平成が終わります。小商いをしている者にとって平成は乗越えるのに大変な御代でした。バブル崩壊から始った20年は失われた20年と呼ばれリーマンショックが世界を襲い、その間に奥尻、阪神淡路、新潟、東日本大震災とその他にも台風や土砂崩れなどと災害が続きました。

 幸いにも戦争に巻き込まれないですみましたが、近隣の情勢を考えると穏やかではありません。消費税も始まり3%、5%、8%、10%と上がってきました。また中国や東南アジアの発展もめざましくジャパンアズナンバーワンなどと言われたバブルの時期とはかけはなれて商いが難しくなりました。

 そして何よりも技術革新の波は凄まじく、あっという間に1人1人がスマホを持ち歩く時代になりました。それは何だと思っているうちにAI化が進み出してしまいました。そしてそれは浮世の価値観や概念を変えざるを得ない時代へ突入してしまいます。

 もう解っていると考えるのは間違いだと思います。これからの浮世は今までになく変化していくことになります。これだけは普遍だと思っていたことが変わり始める気がします。自分は預言者でも評論家でもなく一小商人ですから「勘」でしかありませんが、そう考えて小商いが生きていく道を歩くことにしました。

 激動の平成を何とか生き延びた仲間の小商いたちも皆同じ想いだと感じます。新しい御代は日本にとって今までにない変化を内外ともに受入れないと生き残れない時代になると考えておきましょう。それは心の有り方や宗教感、正義、秩序、男女など、今まではご法度といわれた価値観まで変化していくと思います。

 すでに今まで信じていた国の統計やモラルまで崩れ始めました。第三者委員会という訳のわからない逃げ道もマスコミさえ批判できません。少しこれらの事や商いの道徳のことも根底から考え直してみないと次の世ではやっていけなくなるかもしれません。でも何とか生き抜く手立てを探して行きます。商いのネタを考え、実行していきます。

 

春がきたかな?

今年は何日か前に桜の開花宣言がでました。今日桜並木をのぞいてみましたが、まだちょっとという感じで二分咲き未満というところでした。今週温かさが続くと週末からが見ごろになりそうです。

 街を歩いていると卒業式にむかう人達が目に付きます。やはり圧倒的に女性は気合が入っていますね。桜に着物は日本の景色によく似合います。来月からはそれぞれが新しい環境でがんばっていくことになります。

 毎年書いていますが、あまりきばらず頑張ってほしいものです。今の若い人はそんなことはないと思いながらも毎年新しい環境になじめずウツになる人がいると聞きます。もし、自分に適さない環境なら変えることは後ろ向きではありません。一つだけが選択肢と考えないでほしいものです。

 名刺屋をやっていますのでこの季節からゴールデンウィーク明けまでが人の動きが多いのはわかっています。新入社員で入った人の名前のリピートが注文で入ると頑張れと応援したくなります。何割かはその名前をリピートすることがありません。これが現実なのです。

 桜はきれいに咲いて散って行きますが、翌年また咲きます。一度目の環境で咲くことができなくとも悲観することはありません。自分にあわない環境がひとつ解ったぐらいの感覚で生きて下さい。そうでないと心も体も持ちませんから。

 特にまじめな人、内向的な人は気をつけて下さい。真剣に考えるのはいいですが深刻に考えるのはやめましょう。どうにかなるぐらいの気持ちでいきましょう。時間が解決することも多々あります。春はウツになることも多いといいますからお互いに気をつけましょう。

 

 

 

小商いが浮世を変える

3月になるとスーツの広告が増える。今季は売り手市場で学生は引く手あまたで良かったなと思う半分、選択肢はそれだけじゃないので、数か月後に心を折るなと切に祈る。雇用は完全雇用状態に近いと世間はいうが、政府のいうことはうわべのことが多い。それぞれがフィットしているとは思えない。まあ、新入社員も気張らずに数年の間、世間をみるつもりでシッカリと働けばいい。自分に適していれば、そこで頑張ればいいし、違うと思えば別の道はいくらでもあるのだから。

 別な道の一つに「小商い」も入れてほしい。今は昔と違いネット、SNSでお客様とつながれる時代なのだから、企業がする大きな商いでなくとも生計の道はある。我々が考える小商いと、若い人の考える小商いとはズイブンと違うはずだ。彼らのアイデアに驚かせられたい。自分が思っている 「小商い」 はキチッとしたものを、キチッとした人に、ちゃんと売る。というイメージでやってきました。何を取り扱ってもこれだけは守っています。

 小商いを目指して色んな人がチャレンジしてくれると、勝手ながらうちのような名刺屋も色々なアイデアのカードを創れて楽しいだろうなと思っています。現代は少子高齢化であるとか、グローバル化だとか、AI、IoTの時代だとかいわれます。確かに、その通りで高度成長、バブルの時代とは世間の空気が違います。でも、人が楽しくなければ世間がおかしいと思った方が健全な気がします。自分と皆が考えも、行動も違っているのが当たり前なのですから。会社がつまらなければ自分で小商いを始めて下さい。

 小商いを考えた時、名刺で自分をアピールすることを試してください。今までの与えられた名刺ではなく、あなたが主役で、あなたの名前で生きて行く為の名刺を考えてみてください。屋号は何にしますか、個人でやりますか、会社にしますか、何を、だれに、どこで、いくらで商い、どの位儲けますか、名刺のロゴやデザインはどうしますかと次から次へとでてきます。それをひとつずつ自分で決断していくのが小商いの始まりです。いつか、あなたの名刺を創りたいものです。

 

 

「江戸の小商い」

 前回「江戸時代」の小商いについて調べてみたいと書きました。基本的な考え方が人はそんなに進歩していないという思いからなのです。もちろん技術的のものは変わっていますけれど、心の想いや悩みはそんなに違っていないのではと感じています。

 小商いからその辺のことが見えてくるような気がしています。前に書いた質屋の変形パターンもそうですが庶民の求めているものは今の時代と相通ずるものが多いのです。現代は発達した技術はありますが心の方はそんなに変わってはいません

 例えばレンタルやリースなどもあれば産直小売りもあるし寺子屋のような教育機関もあります。レンタルやリースは損料屋なるものができていて時節に合わせて購入していたそうです。ふとんなどもそうだったようです。寒い時に借り熱い時は返せば良いという考え方です。まさに合理的でクールです。

 宝くじも富くじと言っていました。庶民のみる夢は同じものです。税の取り立てもあれば、金貸しもいるし、人気の○○小町の浮世絵もありました。歌舞伎や曲芸などのエンターテーメントだってスポーツは相撲もあるわけです。郵便は飛脚があったわけだから届く時間は違っても手立ては存在していることになります。

 火事は火消しが消防だったし、建築は大工がいるし、飲み屋もあれば繁華街もあることになる。今と同じようなものです。病気は困るが医者はいたわけですから何かしかのことはできる。平均寿命は短いけれど長生きの人もいました。葛飾北斎などは90歳を超えていたと言いますからね。生き死には悩んだところでどうにもならぬということです。

 人々、我らが祖先の庶民の貧しい人々もその中で懸命に生きてくれて繋がった今を我々は次に伝えなければなりません。歳をとるとこんなことを考えるようになりました。

 

 

 

 

「シャッター通り」

 朝、散歩をしていると、まだ街は始業前なのでお店のシャッターはおりているのですが、そのシャッターも楽しませてくれるイラスト入りのものもあったりします。これはやはり新たに金がかかる訳ですから、まだまだ少数です。それもお客様サービスのひとつと考えてくれると世の中も少しは「ほっこり」するのではないでしょうか。

 最近では24時間営業のコンビニが街で幅をきかせていますのでオープンしていることが当たり前で良いことのような風潮です。本当にそれで良いのでしょうか?利便性ばかりを追っかけると見失うものもあります。街にはコンビニのチェーンがいくつかあるのですから持ち回りで一店舗あいていれば十分だと思うのですが。

 今日も新聞でコンビニの加盟店が24時間営業や人手不足、本部との契約条件で申し入れをしているが却下されているという記事がでていました。大手の企業は傘下のコンビニ経営者より消費者の為みたいにいいますが、自分は傘下の経営者のほうが正常な考えだと思います。コンビニを利用する消費者も健康な余裕をもった店主の店が増えることを望むと思うのですがどうでしょう。

 前のシャッターの話にもどりますがこれは若い人達が工夫してくれることを願います。商店街や役所が中心になるとつまらないというと失礼なのですが、最大公約数のものが出来あがります。いわゆる特徴や個性がありません。健全な小学生の絵のコンクールみたいなもになることが多いのです。それは別なところに任せましょう。

 今日みたシャッターのなかで大黒屋のものですが「○に質」という文字が大きく書いてありました。そうだ昔の質屋さんの進化系だったんだと思いました。何でも買い入れ安く売る商売の原型は質屋さんですからね。質屋さんは質ぐさを取り現金を貸してくれましたが、それが変わったところですね。今度から江戸時代の小商いを調べてみようと思っています。

 

 

 

 

 

「近い将来の~浮世は?」

 3/11が今年もまた来ました。平成は来月の4月で終わり、5/1からは新元号になります。でも平成の記憶から東日本大震災を忘れてはなりません。2万人が亡くなり、今もまだ復興の道のりは半ばです。

 そんな中、景気回復が戦後最長とか政府は言っていますが本当なのでしょうか?これは2012.12月からだそうですが、2011.3/11に震災がありその翌年からの統計だとのことです。統計は今問題になっているようにウソが多いので信用できるのだろうかと誰もが思っているはずです。

 しかも昨年からの森友問題や役所の不祥事を考えると何やら別の意図が感じられてなりません。小商いをするものとしては偏った景気回復が続いているとしか思えません。大企業のようにグローバルな展開をしている処とそれに所属する人、グループ、団体に偏った政策が続きすぎな気がします。

 一般の労働者の給料をみるとバブルの前ぐらいと変わっていません。これでは国内の消費が伸びないのは仕方ありません。働き方改革は今の仕事の効率をあげて空いた時間を有意義に過ごせるのが狙いのように言いますが、実際はWワークをしないと一つの職場の給料で生計を得るのは難しいということなのです。

 だから他で働いても構わないのを一般常識に使用ということだと思います。そこには昔のような愛社精神などはでてくるはずがありません。人はたぶん職能で扱われるようになります。一つの会社に一生所属して生計を得て家族をもつのは極少数の人達の特権になるかもしれませんね。

 多くの人は個人で考え、生計をたてるしかないのです。会社は所属するのではなく、取引相手と考えることを常識にしたほうがいいと思います。1人1人が個人事業主になる世の中が近づいているのです。そこで必要なスキルと人間関係、地域社会はどこなのか、そして腹をくくって生きるしかない世の中になっていくと考えてはどうでしょうか。

 

 

「この時期こそ闘う名刺!を」

今年も花粉の季節がやってきました。眼はかゆいし、くしゃみは出るし、鼻ばかりかんでいます。どうにかならないものでしょうかね?薬をのむと眠くなるし厄介なことです。それでも桜の時期は何かと良い風情のところもありますから我慢の春です。

 三月というと明日は3/11東日本大震災のおこった月でもあります。もう二度とこんな災害は起こらなければいいのですが日本列島に住む限りそれは無理なようです。日々を大切に暮らすしかできないのが我々のできることなのでしょう。

 天災はいつやってくるかを予想するのは難しいことです。いくら科学技術が進んでも100%はありません。そういう日本列島に住んでいるという覚悟と少々の備えをしておくしかありません。

 日々を大切に過ごすというのは人それぞれの価値観の違いがありますから千差万別ですが、出会いを大切にすることは皆一緒です。ビジネスでいえば色んな人と会うということがチャンスを広げることになるのは誰でも解っていることです。

 幸運の女神は前髪しか掴めないと昔から言います。その出会いを自分のプラスに変えていくツールの一つが名刺なのです。もっと言えば「闘う名刺!」なのです。名刺は初対面の人と紙切れではありますが持ち物を交換しあうという不思議な習慣なのです。

 そこに工夫せずに生きていくのは怠慢なのではないでしょうか。「闘う名刺!」は「ことばの名刺」です。あなたが出来ること、想いを表明する名刺です。いつ出会うか解らないメンターとなる人へ備えておくのがいいに決まっています。

 それを考えるのが三月なのです。来月になると名刺交換の季節です。新入社員はもちろん所属がかわり挨拶に来たり行ったりするのも多くなります。名刺交換という風習を利用しない手はありません。

 名刺は誰でも当たり前のように受取ってくれますし、精読してくれるという特徴があります。今はまだ住所録のような社名を中心とした名刺が主力です。「闘う名刺!」を渡して自分をアピール、差別化するのに絶好のチャンスなのです。一度「闘う名刺!」を考えてみてください。

 

 

「ことばの名刺」を相棒にする

先日、名刺をあなたの相棒にしましょう。という記事を書きましたがその内容は「ことばの名刺」です。それを「闘う名刺!」という名前で広めようと努力しています。「ことば」とは本当に大切で不思議なものです。

 選ぶ「ことば」で違った印象になりますし、それを発する人によっても全く違う受取り方をされます。「ことば」はただ単に自分が好きであるから選んでも効果が無かったりしますし、嫌いなことばでも自分の意図せぬ方向にとられてしまったりします。これを利用するのは、なかなか難しいことなのです。

 でも「ことば」にはパワーがあります。日本でも昔から言霊とか言われています。三月も始めなので本屋に行くと、ことばを題材にした書籍が並んでいます。その中でもベストセラーになった「言葉にできるは」武器になる(梅田悟司著・日本経済出版社)がまだ売れているようです。眼につくところに平積みで並んでいました。自分も数年前に購入しましたので、まだ需要があるというのはやはり多くの人が言葉を気にしてヒントを得ようとしているのだと感じました。

 その中で著者は「言葉が伝える道具であるならば、まず意見を育てる必要がある」と言っていましたがまさに同感です。自分で腑に落ちたことばでなければダメだと思います。誰かのことばでなく自分が感じて考えて腑に落ちた言葉は伝わると思います。また腑に落ちた人の口から発されれば尚更のことです。

 これをあなたの名刺、ことばの名刺に反映することを考えてみて下さい。今までの名刺は名前と所属、連絡先が書かれたものでした。あなたが創る「ことばの名刺」は、あなたの想い、出来ることを表明した名刺です。それもあなた自身が腑に落ちた言葉であなた自身が名刺交換をする際に渡すのですから、今までの名刺と比べるまでもありません。そしてそれが「あなたの相棒」として一緒に人生の荒波を渡って行く「闘う名刺!」になると確信しています。

 

 

 

パワーナップって知ってる?

 春はどうしても眠い。パワーナップ(power nap)という言葉を聞いたことがありますか。15分から30分ぐらいの短い昼寝タイム、仮眠のことをそう呼ぶらしい。アメリカNASAの研究でも効果が実証されているとのことです。厚労省も推奨しているというからあやしいかもね。

 自分の場合は自分で商いをしていることもあり、昼飯のあと20分ぐらい仮眠することが多い。よく考えるとサラリーマンの頃もしていました。営業でしたので昼飯のあと午後の訪問の前、なるだけ時間を作って喫茶店で仮眠していました。もちろんイスでウトウトですがね。これは本人の感覚ではサボりとは思っていませんでした。結果は出していましたから。(自慢)

 30年前ぐらいは携帯電話もまだなく、ポケベルでした。今は会社で携帯を与えられることも多いので、位置情報とかでやりにくいでしょうね。人間の昼の眠気は生理現象なのだそうです。飯の後の20分を惜しんでミスをするより余程いいですよ。昼飯のあとの会議なんてどう考えても、眠くなります。やるなら仮眠後にした方が良いアイデアが出ますよ。こんなこと言うとだからおまえは小商人なんだ。と叱られそうですね。

 大きな会社の人達はスケジュールにおわれ大変です。昼にファミレスやコーヒーショップなどにいくとパワーナップでなくノートパソコンをたたく人を、よく見かけますから、大したものです。体が資本ですから十分注意しましょう。そう言えば昔のワイガヤの仕事、各部署の人間が意見を出し合い、ケンケンガクガクで仕事を仕上げて行くスタイルがアメリカの開発者たちは見直していると聞いたことがあります。日本はMBAだとか何とかを取り入れてやってきたのに。昔の日本のスタイルが評価されているとはどいうことなのでしょうか。 

 よくグローバルスタンダードとか言われますが特殊な国のやり方や生き方があっても良いと思うのですが。常に大国の二番手、三番手で行くより独自のものを世界に解ってもらう努力のほうがいいのではと考えるのはパワーナップの夢ですかね。