「自分の名前で勝負したい人へ」

 先日は名刺が人と人を媒介するツールであり、それが名刺本来の役割ですと書きました。名刺の一般概念は、ちょっと違い会社名と名前・連絡先が書いてある小さな紙だというのが一般的ですとも書きました。あなたの名刺はどちらでしょうか?

 普通の場合は一般的概念の名刺をお持ちだと思います。たぶんほとんどの方がそうなのだと思います。なぜなら極一部の人しか名刺を有効に活用することを本気で考えていなかったからです。自分も25年以上前にサラリーマンだったころも名刺は活用するより配る事だと感じていましたから。

 本当にもったいないことをしたと思っています。営業でしたから、かなり多くの人と名刺交換したわけですから。ちなみにそれでも現在もお付合い頂いているお客様もいますので尚更残念に思うのです。その時工夫すればもっと多くの人とご縁が増えたのにと悔やみます。

 今は働き方改革やAIの進歩などで会社の考え方、労働者の考え方、起業に関する考え方、副業やWワークについての考え方などが昔と随分と変化している過渡期です。つまり組織から個人、自分の名前で勝負する時代に突入したのです。ですから今まで通りの生き方では窮屈なことになります。

 自分の名前で勝負すると言うことは自分が責任を負うということです。それが嫌でも目の前に来ている現実なのではないでしょうか。会社などの組織に所属していても自分の意志で動くことを求められインセンティブ、報酬もそれによるという時代になっています。

 この時代の中で今までの概念の名刺を使い続けることは変化に無対応なのと同じことです。ご自分の名前で勝負せざるおえない時代に何もせずに、だまって会社から支給される名刺だけで自分の身を守ることができるでしょうか?あなたの「闘う名刺!」を持ちましょう。次回はそれについて書きます。