長年、名刺の小商いをしていますと色々なパターンに出くわすものです。例えば何十年の取引をしている会社もあれば、値段だけで変わって行くお客様もおられます。会社の事情もありますが個人の力量で人間関係が変わってしまいます。経費削減は消耗品からが多いからです。確かに無駄はよくありません。
名刺を無駄と考えている会社でうまくいっている処はあまり知りません。だって初対面の取引の可能性のあるところに無駄だから名刺交換をするなという会社の上層部はどれほど力量があるのでしょうか?
最近多いのは首からぶらさげるIDを名刺代わりにしているところです。しかも接客でです。自分はこういうものですと見せるわけです。覚えるわけがありません。こういう処とは取引をしないほうが良いですよ。たとえば役所の場合がこれが多いのです。ですから責任をとりませんを前提に接客しているわけです。思い当たることがありませんか。
のびている会社は名刺をよく使います。結果使用量が多いのです。考えてみればわかります。もし営業に名刺を渡してからリピートが来ないときは退職したか、よほどうまくさぼっているか、天才的営業かです。
二月と言う時期は色々な展示会などが多いのです。そのなかで見ているとやはり名刺をうまく使う処が商機を見出します。最近の名刺はカラフルなものが多いのですが文字が小さくて読めません。若者だけを相手にする御商売ならともかく、高齢者にも購入してもらいたいのならデザインはもとよりですが文字を大きくしたほうが効果かがあがります。
なんで最近の名刺は文字が小さくなりロゴばかりがやたら大きいのでしょうか?個人でなく会社の信用だけでは物を売るのが難しくなっているのが見えないのでしょうか。これからは名刺で個人が主張していくことが大切なのです。