書きたくないと思いながらやはり書いてしまいます。数日前だったか新聞を読んでいると横浜事件の国賠訴訟(事件内容は書きません)が弁護団のミスで上告却下と言う記事が出ていました。単純ミスで書類の出し忘れだそうだ。
厚生労働省では統計についての不正が発覚した。財務省の書類の改ざんも昨年あれほど問題になり、文部省でも他の省庁でも日常的に受け継がれているようだ。それに加えて役人や警察官、自衛官、教師といった信頼されるべき人々のセクハラ、パワハラ、モラハラという記事が後を絶たない。
昨年、安倍首相の森友問題ではしらを切った官僚が税務署長になり、奥さんの秘書は大使館への栄転というから驚きである。どうなちゃったんだ日本人と感じているのは自分だけではないと思います。政治だ、教育だと言う前に人としての根本的なものが崩れているのでしょうか。
近隣で起きる国際紛争もダメなことはダメなのであると思います。相手の立場を考えてとかでハッキリいわないのは弱腰とかでなく日本的な丸めこもうとする態度が通じる時代だとまだ思っているのでしょうか。差別とかでなく国民の深層心理は相当切れていると思うのは間違いではないと思います。
経済界では偽装や不正経理を何年もに渡ってやってきた大企業がTVでCMを自粛することはありません。マスコミも広告収入がキビシイ中、スポンサーにはモノが言えないと大衆は感じ取っています。だからTV離れが進むのも当たり前なのです。
こう書いていると次から次と愚痴を書いてしまいますのでこの辺にしておきますが、要はたいがいのことは許されてしまうのです。我々のような小商いでささやかに生きている者はちょっとしたことで心に重荷を感じますが、感じることはないのです。前に書いたような国家的な失態さえ忘れてしまう時代なのですから。許されてしまうのです。