昨日の日経新聞の「ヒットのクスリ」というコーナーにこだわり力ということで昨年日経MJヒット番付にランクインした1000円食パン(乃が美:大阪市)の話が出ていました。それを考えるのに「赤福」など老舗が生き残った理由を考えたそうです。結論は一つの商品に特化し代名詞になるような商品を作ることでした。
次に食感はTVのレポーターを参考にしたそうで、レポーターが決まっていう言葉の「甘い」「柔らかい」を実現できる分野をさがしてみつけたのが食パンだったとのことです。スゴイと思ったのは彼が米屋さんということなのでライバルともいえるパンに手をつけたマインドフルネスな考え方です。
世の中で何かをヒットさせるのはこだわりの商品なのかも知れませんが、その裏には頭の中のがんこなこだわりを捨て新たな観点で考えてみることが大切なのだと思います。これだという商品を発見できればその商品にこだわりをもって磨きこむ覚悟をするということだと勉強になりました。
商品の特徴や何かについてはあえて書きません。興味のある方は調べてみて下さい。自分が言いたいことは考え方ひとつでどんな商品でも新たな力を身につけられるかもしれないということなのです。ここでも書かれていましたが消費者のこだわりは大手だけでは対応しきれないということなのです。
高くて売れる世の中には稀なものですが、そんなものそうそうありません。日常的に「あるもの」のなかにあると書いていましたが同感です。小商いをしている人達はこだわりをもっているはずですが、そのこだわりを一度外してみて、新しいこだわりを持ってみたらどうでしょうか。
自分ももう一度こだわりを外して自分の商売、商品などをみつめてみようと思います。もし、我々が再度考え方を変えたら新しい流れが出来るかもしれません。そう信じて挑戦してみます。