名刺交換の効果?

 名刺の効果を最大限に発揮するには名刺交換をたくさんするしかないのでしょうか?出来ればそれにこしたことはないと思います。そしてただ単に配るのではなくて有効訪問を増やすことが営業的に会社で求められる事です。しかも効率よくです。

 そんな事が誰にも出来るのでしょうか?自分にはとても無理です。自分もトップセールを会社で続けていましたが、効率で考えると無駄な事が多かったし、喫茶店で一服しながら飛び込み訪問をしたりするのが精神衛生上良かった気がします。バブル前の話ですから昔話です。

 名刺も効率で測れないところがあります。でも確かなのは名刺交換をしなければ人と人の縁はイエスかノーの選択しかないのです。テレアポなどが良い例です。買うか買わないか、必要か不要かです。名刺というビジネスツールが人と人の間に介在すると妙なことが起こります。

 商品はいらないのに、その人と話していたいとか、そこでは売れないのに何となくその人とウマがあうといったことがあるのです。名刺交換をする際にちょっとだけ頭にいれておくと商談が成立しなくともいらだちません。これは自分だけのことではないと思います。人がAIでなく人たるゆえんだと思います。

 世の中には積極的に前へ出られるタイプの人と内向的で一歩踏み出すのに躊躇してしまう人がいます。自分などは後者なので名刺交換をするのにもかなり勇気が必要です。次から次へと名刺交換ができる人がどれだけ羨ましいかわかりません。よくそれではビジネスはダメだから直せ、変われと言う方もおられますが、それが出来るようなら苦労はいりません。

 生まれ持った性分というのは中々変えることなどできないのです。もし変えられたとしても無理をしているので心の負担は相当なものなのです。自分は変えられないのでその為に「闘う名刺!」を考え使うようにしています。闘う名刺!には出来ること、自分の想いを言葉化して表明してありますのでとにかく配ることに専念すればいいのです。

 話せるチャンスがあればもちろん話しますが、そうでなければきちっと挨拶してくるだけです。それでも不思議と繋がる人とは繋がるものです。AIであれば分析して効率をもとめて成約率をあげる努力がされるのでしょうが、残念ながら自分は昔タイプの営業しかできません。それでも何とか幸せに生きてきましたのでこれからも闘う名刺!というツールを活かす方法を考えながらやって行きます。