年末ということもあり本屋をのぞいてみた。目に付いたのは「副業」という文字でした。雑誌、経営本、ライフワークなどいつからブームというくらい出ていた。1冊購入してしまいました。
働き方改革はズサンなデーターの問題で止まっていますが、世間は副業に興味をもったようです。老若男女、どの年代も今の生き方、これからの生き方に確信が持てないでいるのだと思います。今、安定している職場もどうなるかは解らないし、国の100年安心なんとかも話が違うし、平均寿命は伸びているし副業を考えざるをえないのです。
以前、ドラッカーが 「明日を支配するもの」 でパラレルキャリア(第二のキャリアの必要性)を書いていたと思いますが、まさにそうなってきました。会社の寿命より人の方が長く生きる時代なのですから第二のキャリアが注目を浴びるのは当然のことなのです。
しかし日本のしくみは中々スムーズには進んでくれません。正社員の8割以上が興味をもっていても手をだす人は一部です。でも確実に広がると思います。そうせざるを得なくなります。新しい年号になる時代を昭和、平成の仕組みのままでは、生きのびれなくなると思いませんか。
自分は名刺屋ですから、どういう時代になっても名刺の表現から考えるクセがあります。もし、会社が副業を認める世の中がくれば名刺の記載はどうするか。また世間では容認されても会社が認めないときはどういう記載で作ればいいか。定年後に副業というより生き甲斐のために作る人の名刺はどうしようか。とか、色々と考えてしまいます。
いづれにしても副業、パラレルキャリアが認知されとなれば、会社 対 会社ではなく個人が表に出てくると思います。ただ単にネットの中やSNSの中にとどまらず人と人が会うことが増えるのではないかと想像します。何かの集まりでも、何かの取引でも告知はネットやSNSで実際は人と会ってから進むような仕事。アマゾンなどで形のあるものは流通し、形のないものは別な取引形態になる気がしています。
その時どうすれば名刺交換する際に相手に自分の出来ること、したいことを伝えることが出来るかが、うちの仕事ですからがんばります。