キャッシュレス化?

この時期は会社勤めのサラ―リーマンはボーナスがでて懐具合も暖かいことでしょう。小商いをしていると、やはりうらやましいものです。でもその財布のひもを開いてもらうようにするのが小商いなのですが、このところずーと財布のひもは固いようです。

 先日ニュースでしたか新聞だったか忘れましたが、給料の振込がスマホになるとか出ていました。政府は日本のキャッシュレス化が遅れていることから本気でやる気の様です。色々な問題があるようですが普及してしまうのだと思って生きるしかありません。

 昔、昭和の30年代の高度成長期は現金で給料も支給されていましたから給料日のお父さんは歓迎され、子どもたちも誰が自分たちの生活を支えてくれているのかが一目瞭然でわかりました。それが40年代は銀行振り込みが主流になり、お父さんより銀行から引き出しておこずかいをくれるお母さんのほうが重要に見えだしました。

 お父さんのつらい時期が始まりました。ちなみに1968年(昭和4312月に東京府中市で起きた「三億円強奪事件」が銀行振り込み普及の転機になったと聞いたことがあります。自分は府中市の中学生で親父は東芝工場でしたから良く覚えています。ちょうどボーナスの時期でした。

 それから現金支給から銀行振り込みに日本中がなっていったのですから銀行は三億円事件に感謝しているのではないでしょうか。悪い冗談はさておき、今度のキャッシュレス化ではお父さんの地位はどう変わって行くのでしょうか?スマホで決済するのが当たり前になるということはお父さん個人の決定権がもどると言うことになるのでしょうか?個人番号などがからんでくるでしょうから、電子マネーのなかの主体は個人になるわけです。

 お父さんが家族に分配できることになるのでしょうか?それとも、もっとずる賢く何かを企てているお父さんを狙う誰かがいるのでしょうか?でも確かなことは何かが変わるとどこかが大きく変わらざるおえないということです。小商いをする身として考えていかねばなりません。