勤労感謝の日?

11/23は勤労感謝の日で祝日ですが、勤労感謝って誰のと思い調べてみました。本来の意味とはずいぶん違うようです。自分は働く人、働くことへの感謝のように考えていたのですが1948年制定の趣旨を「勤労を尊び、生産を祝い国民が互いに感謝する日」だそうで、自分とは言葉は同じではありませんが似ているかなという感じでした。

ところが調べていくとこの制定の1948年は戦後3年しかたっていません。GHQの戦後政策のひとつなのだそうです。もともとは昔からある「新嘗祭」という宮中行事の日だそうです。それは古来より五穀豊穣を神に感謝する日本の収穫祭なのです。

それを戦後統治のGHQが日本の伝統から日本人を切り離して行く政策のひとつだということです。もうそれは70年たつと新嘗祭とかいう言葉さへ我々世代(60代)でも聞いたことはある程度ではないかと思います。日本人の大切な行事も時間をかけて変えられてしまうものなのです。

でも古来の意味は次の世代にちゃんと伝えたほうが良いに決まっています。我々のご先祖様たちが考え、行ってきた行事を外人に変えられたことも、なぜ統治されたそういう時代があったかも含めて次世代には考えてもらいたいものです。その知らせる努力は現世代のおとながすべき責任です。

このままだと別な意味が加味されてしまうかもしれません。仕事があることを感謝する日、働く人が偉く感謝する日、働き方改革の日、とかまさかとは思いますが世の中何が起こるかわかりません。失業が差別されたり、何かの理由で働けない人が差別されることにならないようにしていかなくてはなりません。

知らないうちに色んなことが起きていて、日々の忙しさから見過ごすことの多いのが浮世の常で、それを利用していくことを知っているものが権力を握るのも浮世です。ロボットが人に取って代わるかもしれない時代です。利用されることはあっても悪用や洗脳だけはされぬようにしなければと思います。