「ちょうどいい感覚」が名刺です

 名刺交換をする場を考えてみました。名刺交換ですから、相手がいてお互いに交換しあうということです。ただやみくもに配るのではありません。そいう時には別の名刺を用意しておく方が得策です。

 名刺交換をする場というのは、やはりビジネス又はそれに準じた場ではないでしょうか。特に今の時代は連絡先を交換するならスマホで十分ですから。それなのに名刺を交換するのはなぜでしょうか?もちろんビジネス上の慣習だからというのが一般的な答えだと思います。

 前にも書いたのですがビジネスなどで名刺交換というのは「ちょうどいい感覚」なのではないでしょうか。初対面で挨拶して紙切れですがお互いの持ち物を交換しあうというアナログな行為が人同士の取引にちょうどいい感覚があるのだと考えています。

 「ちょうどいい感覚」というファジーな感覚は人独特のものの気がします。まして見ず知らずの人と名前の入った持ち物を交換するのです。しかも年齢、性別、役職らの違う人達と名刺というツールを使えばそれなりの格好がついてしまうのです。ちょっと不思議なビジネスツールなのです。

 例えば親子ほど違う相手や社長と新入社員などでも名刺交換は行われます。こんな面白いビジネスツールはめずらしいと思いませんか。名刺というツールは当たり前のビジネスツールとして世の中に浸透しているので定型のパターンのものがほとんどという状況なのです。だからチャンスなのです。

 今は今までの既得権益をもった会社の土俵で取引がされています。名刺交換はこいうものだと新人研修でもやっています。今までの創られたイメージを変えましょう。自分の出来ることを、やりたいことを表明しましょう。その名刺がやり取りされるようになると働き方も当然変化します。

 今、自分たちが住んでいる世界は昔と様変わりしているのは時代に疎い自分でもわかります。では、我々はどうやってその世界に向き合えばいいのでしょうか?それは身の回りの習慣を見直していくことです。名刺に限らず昔作られたルールややり方を見直していくことが本当に新しい世界を享受することだと思います。