ひとこと、ふたことが大切②

名刺交換の際、ありきたりの挨拶をした後がなかなか難しいところです。ここでの「ひとこと、ふたこと」は以外と影響が大きいようです。話題をすぐに本題の商談にすると、ほぼ100%引かれてしまう気がします。気の強い、前にでれる性格の人ならば、どんどん次々に配れるので良いのですが残念なことに真逆の性格です。

 自分の場合は「闘う名刺!」を渡しますから、仕事のことは初回には、ほとんど話しません。内向的な自分の為に考えた「闘う名刺!」です。仕事の事や自分の想い、出来ることは名刺に記載しています。では何を話しましょうか?

 自分の場合は、ここまで来た際に見つけたものを話題にすることが多いようです。花、木、建物、石碑、看板などのことを話題に世間話をします。そして相手が話し始めたら聞く方にまわります。教えてもらいますという立場になります。若い人の場合も教えてもらいます。最近の色々なことは若い人に聞いて教えてもらいます。

 人は教える方が話してくれます。それをちゃんと聞いておきます。その人が得意な事がわかってきます。その情報は我々営業マンには大切な情報です。この情報は次のセカンドコンタクトを取る際に、とても役にたってくれます。

 以前にも書きましたがセカンドコンタクトは商売上とても大切な面会になります。それはアポイントを取る時に役に立ちます。「先日お話されていた・・・」と続けることが出来るからです。そしてそれを教えてくれたのは他ならぬ名刺交換をした相手だからです。

 「先日のこと調べてみました」というと大体のかたは話を聞いてくれます。だって先日教えてあげた興味をもってくれ、その相手に影響されて調べたのですから。人の自尊心や心のひだに小さな明りが灯ります。それから本題にはいっていくことが仕事をスムーズに進める上も大切な気がしています。