認証マークって?何

名刺屋として認証マークに疑問をもっています。企業の名刺にはおおかたどこかの認証マークがついています。昔はこんなにも一律に同じ様なマークをつけていませんでした。むしろ企業のロゴやキャッチフレーズを誇らしげに記載していました。

 いつごろからか認証マークがどの名刺にもつくようになりました。ISOマーク、個人情報のプライバシーマークとか今では当たり前のように記載されています。バブル後の不景気のなか国際規格を取得しないと官公庁や大企業が取引に参加させてくれないという暗黙の了解みたいなものがあったのを思い出します。

 そして認定機関に高額の認定料を支払って認定マークをもらいます。印刷についてもうるさい規定がいっぱいあります。やはり天下りが機関を握っているのだと思います。役人は本当にずるい、あざといやり方を考えるものです。入札や取引がらみのことに目をむけさせて天下り先を確保するのです。だから一挙にマークが増えました。名刺屋としてそう考えています。

 最近書きましたが企業や役所でコンプライアンスが棄損しています。内容はあまり繰り返したくないのですが、偽装です。これらの企業や役人の名刺は認証マークがついていると思います。認証責任があるのではないでしょうか?多くの人に迷惑をかけたところを認証した機関があるはずです。そのマークを記載した名刺は詐欺師の名刺になります。

 なのに報道ではほとんど認証マークについての疑問は取り上げられません。報道機関も認証マーク入りのものを持っているはずです。いくらスポンサーをしている企業を報道のは勇気がいることですが、このままでいいとは思えません。認証した会社が大きなミスを犯したならば黙っていては報道ではありません。

 もし自分に名刺の注文があったならば聞き返します。そいう行為があって当然だと思います。