新聞にドンキ・ホーテがユニーを子会社化するとでていました。どこでこの差がついたのでしょうか? ドンキは草創期から安売りを売りにして勢力を広げてきました。むかしは泥棒市場という名でやっていた記憶がありますが特別調べません。
ドンキはごちゃごちゃ感がひとつの売り方といっていますが、自分はみにくく好きではありません。でも整然と陳列いているスーパーが負けたわけです。なぜでしょうか? 買い物以外のところの気がします。近くにユニーはないので他のお店との比較になりますが、お客のこころの何かに訴求するものがあるということです。
先日、ウィスキーを買おうと酒の専門店にいくと安売り○○と看板にでていてもドンキのほうが安かったのです。それは100円程度の差でしたが安かったのです。以前専門店は持ち帰りの際のことは気にしてくれませんでした。ウィスキーと焼酎を2本買えばビンどうしがぶつかります。専門店は段ボールの端きれを間にはさみ渡してきました。一方、ドンキは紙袋と緩衝材を使っていました。それをアルバイトのレジ係がうまいタイミングで聞いてくれました。どちらが酒の専門店なのでしょうか。
どちらで買うかは明らかです。これと似たことが色々ある気がします。つまり専門店は先に考えるべきは商品に対する愛情で勝負すべきなのを、経費削減と間違った効率化をどこからかの優良店から真似たのでしょう。こういうケースは我々小商いをするものにとり命取りになります。苦しくても踏ん張るのが小商い、小商人のこころいきです。
ドンキはそれを知っていたのでしょうか? 真実はわかりませんがたたき上げの経営者のセンスを感じました。取扱商品は同じでもそれに対する考え方がお客の心に響いてくるのだと思います。インバウンド消費でも海外のお客をうまくとらえているのは安さとその辺の人間の心理をとらえているのだと思います。小商人としてはおもしろい事がいっぱいありそうなので研究してみます。