名刺のことが良く出る季節です

 101日内定式を迎えた2019年春卒業の人向けに、名刺の活用方法が新聞、雑誌でとりあげられます。もう少したつと手帳の活用法、書類やデーターの管理術と決まったスケジュールで色んな場面で話題になります。

 自分でも関連があることですので、よく観察しています。名刺が本業のものとしては、名刺に過大な期待をかけていただくのは誠にありがたく、うれしい話です。その一方で何でも名刺さえ変えればうまくいくみたいな記事も時々でるようです。

 名刺だけで全てはかわりません。名刺を有効に活用するには、それなりの覚悟と工夫と作戦が必要です。ちょっと名刺を変えるだけで夢のような未来は開けてきません。若い方は特にご注意ください。

 名刺は入社すると総務や人事から配属先、名前が記載された、その会社のデザインパターンのものが渡されます。最近の傾向は各種の認定マーク、会社のロゴなどがやたらと目立つものが多いようです。

 このパターンを新人で私はこういう名刺は使いたくない、別のデザインが良いなどと言える大物は私の知る限り見たことがありません。使ってみてから解ります。なぜ名刺交換しても効果が表れないのか?アポイントをとるのがむずかしいのかなどと現実に直面してこそ、自分が望む名刺がどういうものなのか考えるはずです。

 名刺は関係ないと言う人は、営業に天性のものを持つ人か、最初から工夫をしない人だと思います。営業をしてわかりますが、世の中なかなか思うようにいくことはありません。むしろ泣きたい事の方がどれほどおおいことでしょうか。それでも前に進むしかありません。

 今使っている営業ツールを見直してみることも必要です。名刺に限りません。身だしなみ、訪問時間、営業方法など自分の性格に適したやり方をみつけるチャンスと考えてください。そのなかに「闘う名刺!」もぜひ加えて下さい。