知らないうちに変わっていること

台風24号が来ています。また日本列島を横断するようです。大きな台風ということなので被害ができるだけ少なくなるのを祈るしかありません。自然現象とはいえ無力なものです。現在でさえこうなのですからご先祖様たちは本当に大変ななかで生き抜いてくれたものです。

 朝テレビをみていたら段ボールの箱の事をやっていました。強度が強くなったんですね。そういえば昔とはずいぶん強くなったものはありますよね。昔はコマーシャルで強くなったものはパンストと女性というのがありましたが、今だと女性が強いのは当たり前の常識です。

 色々な身近なことが変わって行きます。我々の商いのもとは紙ですが、これも相当変化しています。たとえば掃除をするときほこりがたたぬよう新聞紙を水にぬらし、ほうきで埃と一緒に掃き出していました。今、新聞紙は水を昔よりはじいて吸いにくいです。あれインクのこともあるのでしょうか?

 新聞を読むと手がインクで黒くなりましたが、今はなりません。紙も白くなりました。印刷もカラーが当たり前です。ときたま白黒の印刷や単色だけのものを見ると新しく感じてしまうことがあるのは、自分だけでしょうか?

 技術の進歩は変わったとビックリするのでなく、なんとなく、ちょっとずつですが変化しているものなのです。だれかが、どこかで、きっと今も変化させているんです。そして少しずつ使いやすくなっていきます。それが日本の仕事というものの一つの特徴な気がします。

 この少しずつが小商いには大切だと思っています。大きなモデルチェンジとは違い日々の使用からでてくる改善点をひとつづつ見逃さずに工夫していくこと。自分もそうありたいと思います。

 自然災害もこうしている間にもだれかが、どこかできっと被害が少なくなるように努力をしていてくれます。感謝です。自然災害は止めることがむずかしいが人の命だけは避難とかを早くすれば防げるのです。今回の台風で被害が少ないことを祈ります。