商工まつり(府中市)

暑い暑いと言いながら午前の納品をしていると花火が鳴ったので、何だろうと思ったら商工まつり(府中市)でした。8/3~5と三日間、大国魂神社の境内でもようされる恒例のおまつりです。この酷暑の中じゃ大変です。

昔、20年位も前のことですが自分も出店したことがあります。創業当初なので色々試してみたことの一つでした。うちは名刺、印刷関係なので境内のブースに展示するようなものは無かったのですが、地元とのつながりは重要だということから参加しました。さて商品ですが、妻がアクセサリーを作っていたので、その関係からシルバーアクセサリーにしました。価格帯は1000円から3000円ぐらいでした。あわせて妻が作った作品を展示しました。これは1万から5万ぐらいでしたか。

最初の年は通りがかった人達がシルバーアクセサリーを買っていってくれました。うる覚えなのですが3日で売上20万ぐらいだったと思います。展示料の参加費が5万ぐらいでしたので儲けは仕入れや経費でほとんどありませんでした。でも、家族で食事する分は確保できました。

2年目は1年目に来てくれてアンケートに答えてくれた方にハガキを事前に出しておきました。来場の数が全然違いました。3倍ぐらいになりました。まわりの出店者のかた達は驚いていまいた。友達を連れてきてくれました。それとハガキ持参の人に粗品を渡しました。本当に安いものでしたが喜んでいただきました。その時に「しかけ」の重要さを学びました。

それとこういうお祭りは時間帯で客層が変わる事。どういうお客様が買ってくれるのか、説明の大切さなど、知っていたはずなのに思い違いをしていることがたくさんあることも学びました。何でもやってみるものですね。5年位やったのですが、おかげさまで本業が忙しくなり参加できなくなりました。

この時期がくると、今でも妻となつかしいねと話題になります。残念ながら年齢も重ね体力的に、この暑さに出展は無理ですが、今だったら何を売ればいいだろうかと考えてしまうのは、小商人のサガというものでしょうか。時代が変わり客層もずいぶんと変わったと聞きます。又、別な方法で何か試してみようかなと考えてみたりしています。この暑いのに。

 

働き方改革?名刺はどうする?

今日も新聞を読むと働き方改革でどうなると言う話や、東京都では小池知事が2020年オリンピック後に起業のしやすい都市にしたいという事が出ていました。小商いをするものには、とても興味深い話であります。

また月が変わったので書店をのぞいてみると副業関連の記事を載せた雑誌が並んでいました。世間は働き方改革を積極的に受けとめて行くのでしょうか?新聞の一面には厚生労働省が厚生省と労働省に二つにする方向で進んでいるとありました。確か橋本行革で省庁再編をしてこうなったと記憶していますが、まず謝らなくて良いのでしょうか?

消えた年金や労働の諸問題は、忙しさが原因といわんばかりにはあきれます。それに沿った形で生きてきた我々は騙されるばかりです。グチを書いてしまいました。本題に戻します。働き方改革を本気でやるなら民間大企業、有力企業を説き伏せて副業、Wワーク、起業を世の中の常識にする覚悟がなければ、腰砕けの政策になります。ただただ本気であることを願います。良い政策なのですから。

小商いで名刺屋をするものとしては、働き方改革が本気で動き出した時の名刺を考えています。それが「闘う名刺!」です。副業にしても起業、Wワークにしても会社の名前ではなく、個人の名前でチャレンジすることになるはずです。もちろん会社の一部として活動することはあるでしょうが、基本は個人の決断ですから。

今までの所属している会社から離れて働くことは、とてもやりがいを感じるライフスタイルだと思います。それはあなたが主体で仕事をすることになるからです。それなのに今までと同じスタイル、考え方で作る名刺で良いわけがありません。個性が必要になります。○○会社の○○部の○○さんではだめなのです。何ができるのかを明確に伝えることが大切になります。あの○○の専門家の○○さんでないと競争には勝ち抜けません。

名刺を作る前に、もう一度自分を根本的に見つめ直すことが大事です。そして腹をすえて、出来ることを言葉にして名刺で表明しましょう。名刺はあなたのビジネスの小道具として、武器として役に立つ相棒になってくれるはずです。

八朔(8/1)の日

今年の夏はホントに暑い。久々に九段下の方へ仕事で行ってきました。歩きで回りましたが、汗がとまらず弱りました。帰って鏡をみると顔が日焼けして赤くなっていました。九段下の方を歩くと皇居の石垣などが目にとまります。東京の中の江戸っていう感じがありますね。

今日は八月一日、旧歴だと八朔(はっさく)と言いますね。この時期は稲穂が実り始める時期で、また台風の季節でもあり豊作祈祷の意味をこめて、お供えをしたりするのだそうです。田の実りをお供えするという意味を込めて「田の実の節句」と言うのだそうです。それから頼みに転じて、お互いが助け合うための結束を強める行事になったそうです。

自分が住んでいる府中市は歴史のある古い町で、むかしは武蔵の国の国府があった町です。昔の国府の隣が大国魂神社があり1900年前からあると書いてあります。そんな古い町ですから色々と昔からのお祭りや行事があります。そのなかで八月一日は八朔相撲大会というのがあります。今日も、もちろんやっていたはずです。残念ながら仕事でのぞきにいけませんでした。

この八朔相撲大会は徳川家康が江戸入城した1590年8/1(たぶん旧歴)を記念し五穀豊穣、天下泰平を祈願し始まった時聞きます。幕府も奨励していたと言います。このなかでも子ども相撲が行われていて中々おもしろい行事です。この行事で世の中の災害が少しでもおさまってくれるといいのですが、今年も西日本の災害がありました。

日本は昔から災害を避けて通ることができなかった国なんですね。だからこそ神に、自然に祈り、皆で助け合わないと生き抜けなかったのですね。そのなかでご先祖さん達は必死で工夫して生きてきたわけです。そして、いろんなところにここまで水が来たとか、津波が来たとか、噴火があったとかの記しを残してくれています。

我々も未曾有の災害とか言う前に、もう少し先人の記したものをまじめに考えたほうが良いと思います。人の力ではどうにもならないことが、世の中にはいっぱいありますから。