山口県での子どもが行方不明になっていた事件は見つかって「ほっと」した。それを見つけたボランティアの爺さんが「かっこいい」男だと思う。テレビで聞いた話で恐縮だが、65歳で魚屋さんを引退してからボランティア活動を続けているそうだ。頭にタオルを巻いた昭和のにおいがいい。自分の軽バンに荷物を積み込み現地で世話にならない工夫をしているところも立派です。
自分では中々行動することはできないが、ああいう男が世間で「かっこいい」といわれるように応援しなければと思いました。勲章や感謝状を欲しがるのでもなく、名刺の肩書を気にするのでもなく、自分が思う行動をとれることが素敵です。ただ高齢なので体には気をつけてください。あの生き方もひとつの道しるべだと感じました。
それとは対照に、地位にしがみつく政治家や協会の人達、官僚らの多いことが際立って目立ちます。人の器は大小ではありません。自分の器をどれだけめいっぱい生きられるかなのだと改めて感じます。自分のような古い人間が思うのではなく、若い人達がきっと何かを感じてくれているはずです。そう信じています。
いろいろな嫌なニュースが多い中で、「よかった」と思うニュースでした。毎日色々なことが次々と起こるのが世間ですが、今回のボランティアの方に限らず全国で、たくさんの方々が人知れず色々な活動をされているはずです。それを積極的に取材し報道してもらいたいものです。話してもわからない権力と金の亡者の繰り返しのワイドショウはうんざりです。
ボランティアもそうですが街おこしや小商い、伝統の継承などテーマはいくらでもありそうです。自分は小商人なので、小商いをする仲間たちのことが知りたいです。どこで、どんなことを、どんな想いで続けているかに興味があります。自分でも探しているし、アンテナはたてているのですが、もっともっと知りたい。大きなビジネスで成功されている人の話はいっぱいあるのでつまらない。手じかで頑張っている人の話が聞きたいと思います。