「立ち○○○を考える」

以前ブログで「立ち読み」の効能を書いたのですが、改めて考え直してみました。

それは「立ち○○○」についてです。「立ち読み」は自分の場合はことばの収集という意味もあります。目的なしにぶらっと寄って気になるタイトルをチェックしていくと自分が今興味のあることを気がつかせてくれるのです。

不思議な事に図書館や古本屋ではなく書店、それも中規模書店がいいのです。なぜなのかは解りません。もちろん気にいった本は購入します。立ち読みの目的はあります。自分の創る闘う名刺!はことばの名刺ですから、そのことばの勉強、参考に趣味の街散歩のときには必ず寄るようになりました。

本のタイトルやサブタイトルもさることながら腰にまいてある帯も興味深いものがたくさんあります。とても参考になります。人が目にすることは本のタイトルも闘う名刺!のことばを練って想いを伝えるコピーも同じ気がしています。いつも読まないジャンルの本も見ることになるので、なかなか楽しいものです。

そして気がついたのですが「立ち○○○」というのは色々と利用しているものです。たとえば「立ち飲み(角うち)」で酒を一杯やりますし、「立ち食いそば」理屈をいう高いそばより、よほど好きです。最近では「俺の○○○」も市民権を得たと思います。フレンチ、ステーキ~と色んなパターンができました。

立ち○○○は日本人に適っているのではないでしょうか。もともと江戸の屋台とかもそんなイメージですし、海外のように食事に時間をとる習慣が主だとしたら、おむすびだって無いですよね。いいのか悪いのかは別として庶民はさっさと腹ごしらえをして仕事をしてきたのです。

今はなくなりましたが、駅の改札できっぷを切る時もたっていましたし、受付でも普段は座っていても、相対する時は立って応対します。立ち仕事は色々あります。

そういえば展示会などに行くと、海外のブースはイスに座って待っていますが、日本のブースではほとんどと言っていいほど立ってお客の来場を待っているようです。

日本人の立つという概念についても考えてみるのも面白いかもしれません。