最近ネットなどで見ていますと名刺の二つ折りタイプをすすめているところが増えてきたように感じています。確かに名刺は精読率が高く、だれもが受けとってくれるビジネスツールです。それを利用しようということなのでしょう。そしてその内容は会社案内だったり個人案内というものが多いようです。
名刺は精読率が高いのですが内容によります。これでもかとスーパーマーケットの安売りちらしのようにビッチリ書き込まれています。何から何まで書くのは、相手はあまり見ない気がします。安売りチラシと同じように安くすればという話につながりそうです。あなたの本当の想いが、かえって伝わりにくくなると考えています。
では、どうすればいいのでしょうか? ヒントはコピーライターにあります。言葉を練りましょう。あなたの想いを伝える為に「ことばの名刺」を創りましょう。「ことばの名刺」は、あなたの想いや出来ることを、どうすれば一番簡潔に単純なことばで相手に伝えるかを考えて下さい。
「ことば」に関しては書店にいくと参考になるものが、いっぱいあります。立ち読みをしてください。タイトルやサブタイトルをみて自分がどういう言葉に興味を示すのかを見るのに立ち読みは最適の方法だと思います。ブログやネットでも良いのですが、立ち読みはそこまで身体を使っていくのですから、ちょっと感覚が違います。一度試してみるといいと思います。
立ち読みは良い勉強になります。本屋さんには申し訳ないのですが売り場の膨大なタイトルの本から自分の感覚で「ことばのヒント」を探すのには最適です。図書館や古本屋さんではなく書店、大規模書店がいいと思います。いずれ気にいった本なら購入しますからギブ&テイクです。
そしてことばを紡いでいきましょう。あなたの想い、出来ることを名刺に表明して配る事に集中しましょう。成約や成果はあとから付いてくると割り切りどんどん配りましょう。あなたの紡いだ言葉を載せた名刺はきっとあなたに新しいストーリーをもたらせてくれるはずです。